多発する事故 崩壊する安全

4060

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易動労千葉
国鉄千葉動力車労働組合
〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館)
電話{(鉄電)
千葉 2935 · 2936番
(公)
043 (222) 7207番
94.9.13 No. 4060
多発する事故!崩壊する安全!
:
らには同様の理由による新規採
対策による職場からの排除、さ
数」削減(人員合理化) 、 組合
る作業省略、それによる「標準
査周期の延伸、新検査方式によ
..
背景にある、度重なる車両検
きる。
その全体像を透視することがで
山の一角であることを通して、
たときにこそ、今回の事故が氷
包している。その複合要因を見
しかし事故は大変な問題を内
複合する根本的事故原因
単純な「整備ミス」ではない!
を実感できる。
東日本への「天の配剤」と警告
削減、安全を放棄し続けるJR
の事故には、合理化優先1人員
「防災の日」に発生した本件
さを覚えるものだ。
こそ、肌寒いまでのそら恐ろし
なかったことによるその背景に
ていないだけでなく、改善され
理体制の崩壊体質は何ら変わっ
ことから言っても、その安全管
横須賀線において発生している
同様の事故が、九〇年二月に
ないと断言できる。
ス」が起因して発生したもので
事は決して、単純な「整備ミ
がたい事故としてあった。
という耳目を疑ったほどの信じ
であり、よって車両が分離する
器事故 (連結部のピンが脱落)
「馬喰町間で起こった車両連結
月一日朝、総武快速線· 錦糸町
如実に示したものが、過日、九
象徴的とも言えるそのことを
な状態に瀕している。
安全が瀕死とも言える壊滅的
壊滅的状況にある安全管理体制
i
:
:
:
== = === =
== === =
ンピューター回路が故障する事
TC (列車自動制御装置) のコ
じ、列車運行のかなめであるA
車両二〇九系の車両故障が多発
又、首都圏においては、新型
な対応の悪化を伴っている。
よって回復は遅れ、今般のよう
など、混乱の極に達している。
発生した時には対応不能となる
旦、事故·災害等、「異常」が
り、すべての職種は削減され一
無人化や夜間無人となる駅ばか
ホーム要員は廃止され、駅員は
るのみならず、各駅においては、
運転時分によって維持されてい
列車仕業自体が、ギリギリの
いうのが実態なのだ。
もに列車は運行されていないと
り、ほとんど連日のようにまと
のでさえ、これだけの件数があ
特徴的なものだけを列記したも
いる事故の数々を見てほしい。
別表のようにこの間発生して
及んでいる。
安全を語る資格なきJR東日本
その中身は仕業検査にまで事は
部分の検査は上部検査に移行し、
検査周期の延伸によって、主要
準を改悪してきた。先に述べた
とに際してさえ、次々とその基
本は鉄道事業の根幹に関わるこ
この間においても、JR東日
ることは論を待たない)
致命的とも言える弊害が出てい
おいても大変な合理化による、
いうことにすぎない。他職種に
千葉支社管内の運休を伴ったこの間の主な故障 ·事故
月 日
線 区
事 故 · 故 障 内 容
運休本数
8. 3
久留里線
938D久留里駅発車の際、上り運転台でブレーキ不緩解となり、点検した
が原因が判明せず、教援列車935Dと併結し較容
4本
8. 3
30
外房線
軌道信号灯トランス2次端子が折損したため、茂原~新茂原間上り歉にお線
表示灯が点灯、信運社員がこれを処置後、運転を再開
3本
8. 4
4
成田線
1443M酒々井駅定発後、速度が25Km/H以上上がらないため、成田
駅で1 448Mを1443Mに充当。車交した1448M成田~酒々井駅間
で同現象が発生、佐倉駅にて車両技術係が調査、運転不能と判断、佐倉~千
薬間運休し、幕張電車区より臨回電運転により佐倉家で併結、回送
1本
8. 18
1
総武緩行線
電力指令より小岩~平井間のき電線2本の内1本が断線、残り1本も断線し
かかっている連絡があり、同区間上下線き電停止により復旧作業を行い、遅
転再開
6 6本
8. 20
総武本線
434M佐倉駅到着の際、106号転てつ器が不転換となり、手信号により
運転指示、信通社員が転てつ器内の制御リレー不良を発見、交換し復旧
23本
8. 30
総武緩行線
1646C飯田橋停車中に三相表示灯が点灯、No 2ユニット表示灯が消灯
両国駅発車後No3ユニット表示灯が消劇したため錦糸町駅で点検、原因不
明のため乗客を降ろし回送
20本
9. 1
総武快速線
784M錦糸町駅発車後、ブレーキ指針が上下に振れ、三相点が、ATC表
示灯が点灯しパイロットランプが消灯したため防護無線を発報非常停止、調
査したところ、3~4号車間の分離を発見、旅客降車手配を行い、前途運休
錦糸町駅電留歉に収容
220本
……
:
首都圏JR線の運休件数
の比較(7月1日~8日25日)
160 –

-T
1.45
10
そ の 他
運休昨夏倍增4本
踏切事故
保安装置
故障
-列車妨害
120 –
線路、踏
切などへ
の立ち入
人身事故
100
1

80件
車両故障
80
60
自 殺
40-
.
20
·自然災害
0
1993
94年度
は運転関係のみでさえこうだと
故が発生するのである 。· (これ
合して、今日の異様なまでの事
入れ替え」ー教育不足等々が複
要員体制、さらにさらに「血の
配属、それによる展望なき保守
用者の検修 (運転関係) への無
!
求められる反合 ·運転保安闘争
た闘いを現出させよう!
策」を許すことなかれ。
なる危険へと突き進む「安全対
なし。「チャレンジセーフティ」
JR東日本に安全を語る資格
故さえ起きている。
ることはない。
ハンマーを叩く」、響きのきい
「ハンドルを握った」「点検
築·創造·結集が求められてい
に、反合·運転保安闘争の再構
今こそ、そしてこれほどまで
反合·運転保安確立!反戦·反核を担う労働運動を!
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