動労総連合・出向無効確認訴訟 控訴審第3回裁判
外注化粉砕!2・22東京高裁に大結集を!
日 時: 2019年2月22日(金)11時~ 東京高裁825号法廷
集 合: 10時15分 東京高裁前
指定列車:千葉駅4番線 9時19分始発快速列車 最後部乗車
2月22日、動労総連合・出向命令無効確認訴訟の控訴審第3回裁判が行われる。大結集で闘いぬこう。
早期結審策動を打ち破ろう
昨年5月11日の第2回裁判で裁判長は、「エルダー本体配置」提案に関する証人尋問を拒否し、「次回で結審する」と宣言した。われわれはただちに忌避申し立てを行ったが、不当にも忌避は却下され、裁判が再開される。裁判長の構えは明らかに早期結審だ。
だが、外注化の矛盾はこの間も噴出している。勝田車両センターでは、MTSプロパー社員が見習中に推進運転による連結作業を行い、無線による合図が聞こえなくなったにもかかわらず運転を継続し、後方車両に衝突する事故が発生した。MTSが、安全を守る上で重大かつ基本的なことさえ教育訓練を行うことができない会社だということだ。いまだに教育訓練も行えない会社への外注化が認められていいはずがない。職場の実態を明らかにせずに裁判を打ち切るなど許されない。
この間の裁判闘争を含めた外注化阻止闘争は、会社の外注化攻撃に対する決定的な歯止めとなってきた。駅業務や電気関係での完全別会社化攻撃が進行する中、検修部門の外注化は決定的に遅れている。
だが、検修部門でも完全別会社化の攻撃が準備されていることは間違いない。この攻撃と真正面から立ち向かい、外注化粉砕まで闘おう。職場闘争と一体で傍聴に結集し、裁判闘争勝利をかちとろう。
14年不当家宅捜索国賠請求事件
不当判決徹底弾劾!
1月25日、東京地裁・伊藤繁裁判長は14年不当家宅捜索国賠請求事件の判決を行った。
それは、何の論証や検討もなく、ただ警察権力側の主張を引き写しただけの、判決とも呼べない不当極まるものであった。われわれはこの不当判決を怒りをもって弾劾する!
裁判長交代―結論ありきの判決
不当捜索の口実は、11月集会後のデモ中の不当弾圧だ。08年の同様の事件では、裁判所でさえ「偶発的に起こったことでDC会館への捜索の必要性はない」と判断した。
警察権力側は、「今回は連続して事件が起きているから組織性がある」と主張してきた。 しかし、現場にいた警察官の証人尋問や、証拠とされた弾圧過程の写真からでは、まったく組織性は明らかにならなかった。証人尋問過程で、裁判長や裁判官らからいくつも質問が行われたほどだ。また、捜索令状申請の際、「裁判官に08年事件の判決を見せた」という公安警察の証言について、令状を発布した裁判官の証人尋問が行われようとしていた。
この事態に震撼した国家権力は、当時の裁判長を「栄転」という形式で地方送りにし、検事出身の裁判長を送り込み、結論ありきの判決を書かせるという暴挙に出たのだ。
現場の実態の検証もなく「組織性はある」と判断し、DC会館への捜索の必要性もまともな検討もなく正当化されている。令状発布に際して、「捜索の必要性がわかる証拠」が裁判官に提出されているかどうかを証明する責任が組合側にあるとまでいっている。これは本来、警察権力側の責任だ。
判決は徹頭徹尾、警察権力と裁判官を免罪するためだけに書かれた、何の論理もないものだ。こんな判決は絶対に認められない。
われわれはただちに控訴し、徹底的に闘いぬく方針を固めた。令状発布と不当家宅捜索を許さず、勝利判決獲得へ闘いぬこう。