JR―CTSを貫く闘いをさらに強化する!
組織拡大が一番必要だ
車両技術分科会第26回定期委員会が2月11日、DC会館で開催された。
委員会は、議長に川村委員(幕張)を選出した後、冒頭あいさつに起った半田会長は、「この1年間の、外注化粉砕第2ラウンドの闘い、大変ご苦労様でした。全面外注化攻撃は、一部の工場で、J―TRECへの強制出向=丸ごとの別会社化の話しがある。CTSでは、この2年間で26名がプロパーとして採用され、仕業構内に配属された労働者が、たった1年半の促成で限定免許取得―構内運転士として業務に就かされている。ひとたび事故が起きたら、会社は何ら責任を取らない。この過程でCTSの清掃労働者が3名加入してくれた。仕事と仲間をJRに取り戻す。組織拡大が一番必要だ」と熱く訴えを行った。
動労水戸 青年労働者獲得
続いて、来賓として、動労水戸・杉井さんが登壇し、「3月14日のダイ改、常磐線の東京・品川乗り入れに伴い、臨検で基盤取替えが発生している。特急が全席指定となり車掌3名体制が2名体制へと改札省略が行われようとしている。房総特急の廃止など大合理化のダイ改、現在、反対闘争の体制作りをしている。被爆労働拒否?常磐線延伸反対で、いわきデモを行い、3・11へ向かっていく。昨年12月、30代後半の若手が加入した。青年労働者を獲得していく。これが結論だ」と闘いの進展を明らかにした。
次に、本部・田中委員長よりあいさつを受け、①外注化との闘いは、1999年から足掛け16年間、労働者の未来をかけた闘いとして、3年前の強行から、前へ進めるかの正念場だ。②JRは分割・民営化以来の再編と、首都圏の大再編=地域切捨てに動きだした。③外注化とは、高齢者の雇用の場の確保ではなく、それを破壊した。④解雇撤回闘争と外注化粉砕闘争が最大の課題、国鉄分割・民営化に決着をつける。民営化以降の外注化攻撃に決着をつける。等、闘いの骨格を展開した。
一般経過報告~方針(案)の提起を受け、一括質疑に入った。
質疑での主な 質問・要望
※。高齢者対策についてどう考えているのか?
※数年後に定年退職となるが、年金の話しはどうなっているのか?
※エルダーで検修部門に従事する組合員の分科会所属について、また車両技術分科会も退職記念品について出してもいいのではないか?
※千葉派出の予備のあり方について、以前と扱いが変わっている。おかしいのではないか。
※千葉駅での臨時作業について、指令からの指示が以前と違うことがある。番線により出来る、出来ないとはどういうことか?
※I―PADの取扱いについて、どうなっているのか?
※255系のATS―P機器更新があるが、何の説明もない。
※添削について、本当にCTSでやろうとしているのか? マニュアルなどJR本体が作らないと出来ないのではないか?
等々の議論を経て、方針を採択、闘いの継続のため役員を継続選出、外注化を粉砕して、職場と仕事を取り戻すことを、全体で高らかに宣言した。