職場抵抗闘争を闘いぬき組織拡大へ
第4回佐倉支部定期大会・第3回支部乗務員分科会定期委員会
12月3日、佐倉支部は、佐倉運輸区講習室において、第4回支部定期大会及び第3回支部乗務員分科会定期委員会を開催した。
最初に乗務員分委員会が開催され、勝又乗務員会長からは、「職場では、来年のダイ改で特急の大幅削減という話が出ている。ローカル切り捨てを許さず、運転士の労働条件改善、とりわけ高齢者対策を求めて闘おう」とのあいさつが行われた。
続いて支部定期大会が開催され、議長に力根君を選出して議事が進められた。冒頭、渡辺支部長は、「佐倉運輸区結成時『最強の支部』を創ろうと一丸となって闘ってきた。動労千葉の闘いしか職場を変えることができないと若手の運転士もよく知っている。他の労組が闘わない中で職場抵抗闘争を闘い、組織拡大を実現しよう。休日行路削減問題等、運転保安上も重要な課題だ。そして何よりも、業務外注化は運転士にとっても最大の問題だ。外注化粉砕、駅に配転されている仲間を取り戻すために団結して頑張ろう」と檄を発した。
来賓として、本部の長田書記長からは、業務外注化と大量退職をめぐる動向、「千葉運輸区」設置に伴う今後の問題点等について報告が行われた。
執行部から経過、決算、方針案、予算案が提起され、質疑が行われた。
◎来年3月ダイ改での特急削減はどうなるのか。
◎駅外注化の関係で、急病人等がでた場合の取扱はどうなっているのか。
◎エルダーで働く場が千葉以東に少なく不安だ。
◎30秒乗り継ぎは遅れるため、実態調査が必要。
◎休日の278行路削減で三つの泊行路に分散され労働強化になっている。
本部からの答弁も含めて行われた後、方針案等が一括して採択された。
そして、新たに高橋支部長が選出され、佐倉支部定期大会は成功裡に終了した。
09年不当家宅捜索国賠訴訟
東京高裁による不当判決弾劾!
2月11日、東京高裁は09年不当捜索に対する国賠訴訟で、組合側の控訴を全面的に棄却する許し難い不当判決を下した。しかも、判決はほんの5ページほどだ。被告である警視庁側の主張を無条件に認める地裁判決の内容を、完全に踏襲しているのだ。
裁判官を免罪
裁判官の責任についても、完全に免罪している。「違法又は不法な目的」で行ったと証明できない限り責任はないとしているのだ。しかし、本人尋問も却下しておきながら、どうやって証明しろというのだ。
しかも、令状の正当性を示す証拠として、捜索令状請求時にはなかったものでも認めるとしている。しかし、裁判官による令状発布は、請求時に提出された資料に基づいて行われている。ならば、その正当性は当時の資料によってしか証明できないはずだ。
そもそも違法捜索だ
そもそもこの不当捜索は、動労千葉とまったく無関係の人物の事件に関する捜索だ。その上、押収したものも完全に無関係のものばかりだ。
事件と直接関係ない第三者の捜索・押収は、関連性がはっきりしている時にのみ認められる。完全な違法捜索だ。それを、「直ちに違法といえる証拠がない」から適法だというのだ。絶対に許せない。
労組への弾圧粉砕!
警視庁は今年の11月集会において、3人の学生をデモ中に公務執行妨害ででっち上げ逮捕した。そして11月10日、それを口実に不当にもDC会館への家宅捜索を行った。
これは、高裁で一部勝訴判決をかちとった08年の家宅捜索とまったく同じ構造だ。警視庁はこの敗訴に打撃をうけ、あくまで「自由に捜索させろ」といっているのだ。
我々は、警視庁・裁判所による労働組合弾圧を絶対に許さない。この捜索についても裁判闘争を徹底的に闘う。また、09年事件も最高裁に上告し、最後まで闘いぬく決意だ。最高裁闘争に勝利し、労働組合弾圧を粉砕しよう。