国鉄35万人体制とは何か③

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労農連帯を一層強め、三里塚·ジェット闘争を貫徹しょう!
赤字」論に屈服し
再建に卒先協力する安定輸送 路
.
宣伝してきた。
きりちちめ、逆に設備投資として高利短期の資金
独立採算制をおしつけ、国家財政からの助成金を
:以上みてきたように国鉄赤字の本質は、国鉄に
は、もはや明らかである。
三五万人体制」へと宣伝する国鉄当局のぎまん性
こうして「国鉄赤字解消→人件費の縮少→国鉄
「赤字の原因は人件費」宣伝の大ウソ
は一層露骨化するものである。
行われてあり、いわゆる不況時であればこそそれ
担すべきものである。
ているという事実。
浮揚政策の一環として大資本の「食いもの」的に
大企業の安定した市場として常に日本経済の景気
第四に、新幹線および武操型貨物体系建設が、
字」を大きくみせかけている。
よって、減価償却費を大巾に増額させ、国鉄「赤
り、固定資産の耐用年数を大巾に短縮することに
第三に、減価償却費の会計上のカラクリーつま
兇であり、これは、当然にも国家財政において負
この巨額の利子負担とそ、国鉄赤字の最大の元
五億円、年間四千億円にも達している。
なわれ、その利子支払いだけでも現在、一日約一
独立採算制」の名のもとで莫大な借金をもって行
送体系づくりをはじめとする膨大な設備投資が「
ところが、第二に、新幹線建設や武操型貨物輸
差し引いてさえ旅客部門は、はっきり黒字を続け
低価料金での貨物輸送 (原価の1-3!)の赤字を
ではないという事である。大企業優遇のための超
いわゆる国鉄の営業収入は決して単純な「赤字」
まん的·政治的なものである。すなわち、第一に、
字を積み重ねている。
「赤字」に転落し、今日では毎日約二三億円の赤
しかし、この「赤字」なるものは、きわめてぎ
たしかに国鉄は、一九六三年度を境に黒字から
原因がどこにあるのか詳しく見てみよう。
では、一体、国鉄「赤字」とは何か、その根本
府·国鉄当局は、赤字解消=国鉄再建論を前提に
対反対の旗を堅持して闘いぬこう!
である。
もろとも「安定宣言路線」を粉砕して、合理化絶
今こそ、国鉄再建の「親衛隊=革マル反動分子
に屈服し、国鉄当局に売り渡そうとしている。
の戦闘性を抜きさり、「国鉄三五万人体制」攻撃
む」などと一八〇度の転換をもって、国鉄労働者
上からも完全に放棄し、「政策要求を柱にとりく
絶対反対」路線を「過去のもの」としてことばの
そして、動労の反合理化闘争の基本であった「
させている点にある。
で次々とわれわれ労働者階級の根本的立場を放棄
「削減は合理化ではないから認める」という発想
し、「空車が走っている現実は認めねばならない」
ある」という、これまた当局のウソの宣伝に屈服
やダイヤにムダがあるからだ」·「人件費の高騰に
彼らの犯罪性の第二は、「赤字の原因は、要員
字」宣伝を積極的に擁護している点である。
の分折を行うことによって当局のマヤカシの「赤
化だ、などという全く論理的にも事実的にもウソ
理化は「スクラップ·アンド·スクラップ」合理
軸に生み出されているにもかかわらず)今日の合
性の第一は、(膨大な赤字が、いわばビルド部門を
この「赤字」宣伝との対決における彼らの犯罪
全面的に「当局の論理」に立っているのである。
に「安定輸送宣言」を貨物から旅客にまで拡大して
の帰結として、全国大会方針案でも明らかなよう組
=「強大な敵に勝つ見通しも、闘う気もない論」織
本部」革マル反動集団も、そのよってたつ「謀略論破
鉄再建に協力」「経営参加」を打ち出し、動労「裏
すでに国労は、全国大会において、公然と「:
先頭にたつ「本部」革マル反動集団!
「赤字解消=ダイヤ·要員切りすて」論の
運賃値上げの大衆収奪を強行せんとしていること、
対する首切り、労働強化をおしつけ、一方で大巾!
マキャンペーンを行って、われわれ国鉄労働者に
ムダな列車が走っている」からだ、と意図的なデ
ST
大々的反合理化攻撃を強行する際に、必ず、政
合理化と運賃値上げを狙う当局
つくられた「赤字」宣伝で
国鉄「赤字」の原因は、「人件費の膨大化」や「
ところにある。
にもかかわらず最も許せないことに、あたかも
を投入し、年々巨額の利子支払いを強制している
『バー全組合員·家族の強固な団結で組織破壊攻撃を粉碎せよ!
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とは何か
国鉄て5万人体制
そのろ
であることについて暴露していくことにする。
積極的に動員し、屈服させようとする極めて反動的なもの
て国鉄労働者の戦闘性を抜き去り、国鉄当局の論理の下に
字=再建攻撃に対し、対決回避=安定輸送宣言路線をもっ
今号では、「国鉄三五万人体制」攻撃の根幹をなす「国
同時に、動労「本部」方針がこの国鉄赤
鉄赤字」論に焦点をあて、そのペテン性·反人民性を明ら
.
かにしていく。
印動芳千葉
79.8.9
O
4
No.194
(鉄電)二二五八~九·(公衆)ニ(2)七二〇七
千葉市要町二–八(動力車会館)
国鉄千葉動力車労働組合
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