「警備法廷」弾劾!結審策動を粉砕しよう!
国鉄1047名解雇撤回をめぐる裁判闘争で東京高裁は第1回期日を9月19日としてきた。しかも、法廷は「警備法廷」を指定している。組合から大法廷での開催を要求していたにも関わらずだ。始まる前から弾圧体制を敷くなど、断じて許すことはできない!
これは明らかに「1回結審」を狙ったものだ。闘いは重大な決戦を迎えている。「警備法廷」・結審策動を粉砕する大結集で東京高裁を包囲し、裁判闘争を闘い抜こう!
控訴審第1回期日
日時:9月19日(金)15時30分~
場所:東京高裁429号法廷
◆東京高裁包囲デモ
集合:13時30分 日比谷公園霞門
◆裁判後、報告集会を予定
暴かれたJRの偽証
JRは解雇撤回をめぐる裁判において、「採用候補者の名簿作成には一切関わっていない」「JRは作られた名簿に載った人を一切選別せずに採用しただけ」「名簿に載っていない人については認識することもできない」「仮に選別過程で差別があったとしても、JRは一切関わっていないのだから、責任はない」と繰り返し主張してきた。
しかし、われわれの闘いの中で、解雇直前まで動労千葉組合員も含めて採用名簿に載っていたこと、直前になって不採用基準が作られ組合員が排除・解雇されたこと、この不採用基準の策定を指示・決定したのがJR自身であることを突き止めた。ついに隠された真実を暴き出したのだ。そして、15年6月、この不採用基準の策定そのものが不当労働行為であることが最高裁で確定した。
だが、JRは団交にすら応じず、責任から逃れようとした。これに対して、裁判のやり直しを求めて18年5月に開始したのが現在に至る裁判・労働委員会闘争だ。
「時効で免罪」許すな!
すでにJRの30年以上にわたる主張がすべて偽証、大ウソであることが明らかになっている。JRは自分自身が直接名簿からの選別・排除を指示・決定した「不当労働行為の犯人」だと百も承知でウソをつき続け、真実を隠し続けてきたのだ。それを「時効だ」といって免罪するのは「裁判所による犯罪行為」だ。
東京地裁は、われわれの突き止めた真実を否定することはできず、判決文には「仮に」と前置きした上で、「JRが採用義務を負うことがあるとしても」とまで書かざるをえなかった。しかし、それを「時効」の一点を口実にひっくり返している。真実を見据えることもせず、ただただ「JR・政府を擁護する」という結論ありきの判決だ。
東京高裁が何一つ真実を調べることもせず、再びJRを免罪する判決を出そうなど、許すわけにはいかない!
すべての真実は明らかになっている。闘いは「勝利まであと一歩」だ。今こそ国鉄1047名解雇撤回を! 東京高裁を包囲する大結集を実現し、国鉄闘争勝利へ闘い抜こう!