東労組分裂!? 全組合員に訴える!
「労組なき企業」にしてはならない!
東労組解体攻撃の新たな段階
東労組が分裂、さらに瓦解しようとしている。それは、「労組なき企業・社会」をめざすJR東日本の攻撃が新たな段階に入ったことを示すものだ。
会社は東労組が「本部派」と「三地本派(東京・八王子・水戸)」に割れていがみ合っていることを利用して、さらに組合つぶしを進めようとしている。
東労組の中では、また組合財産をどっちが懐に入れるのかをめぐる汚い抗争が起きている。その一方、「本部派」も「三地本派」もジョブローテーションや業務外注化攻撃については、全部容認してしまっている。一体何を考えているのか! 労働組合というなら組合員の方を向け!
この4月には運転士・車掌の職名すらなくなってしまおうとしている。どこに配転しようが出向にしようが自由という「ローテーション」が始まろうとしている。
「一体、俺達はこれからどうなるのか」と不安にかられる。こんな状態の中で仲間たちが最後のライフに出されている。3年経って戻ってきた時、職場には知った仲間たちはほとんどいないかもしれない。駅が全部別会社にされたら、結局俺たちの行き着く先は子会社ではないのか。
こんな現実が目の前で進んでいる。今こそ労働者のために労働組合が必要なときだ。それなのに組合員の思いとはまったく関係ないところで、財産の取り合いをやる!? 「私たちのジョブローテーションをつくる」とか冗談じゃない。闘えよ。
職場の仲間たちに訴えます。今こそ職場に労働組合を! 「私たちの世代は闘わないで諦めることを絶対拒否する」――これは環境活動家グレタ・トゥンベリさんの発言だ。そうだ! 闘わないで諦めることを拒否しよう。
動労千葉の闘いが求められている
求められているのは動労千葉の闘いだ。断固とした反撃に組合の総力をかけてたちあがろう!
われわれは、国鉄分割・民営化の不当解雇から33年、一貫して解雇撤回の闘いを貫いてきた。分割・民営化が戦後最大の労働組合解体攻撃であり、すべての労働者の団結と権利、雇用を破壊する攻撃だったからだ。今現在の「労組なき社会」攻撃と雇用破壊、改憲・戦争を許さない闘いだからだ。
われわれの闘いはついに、不採用基準そのものが不当労働行為であると最高裁に認めさせた。その策定をJR設立委員長が指示し、正式に委員会で決定したことも突き止めた。国家的不当労働行為の真実をすべて暴き、不当解雇の責任がJRにあることを完全に明らかにした。
満を持して千葉県労委に申し立てたが、はじめから審議を拒否した。「国鉄改革の真実」を闇に葬ろうとする攻撃に対して行政訴訟闘争を開始し、その闘いは高裁段階に入っている。また、中労委で解雇撤回・団交開催を求める闘いも始まる。国家的不当労働行為の真実が明らかになった途端、労働委員会も裁判所も審理を拒否している。われわれの闘いは敵を追い詰めているのだ。
国鉄・関生の闘いに勝利しよう
関生支部に歴史的な大弾圧がかけられている。ストライキが〝威力業務妨害〟、団体交渉が〝恐喝・強要〟とでっち上げられ、延べ89人が逮捕されている。労働組合が禁止された戦前のような弾圧だ。労働組合の存在そのもの、憲法28条・労働基本権を否定する攻撃を絶対に許すことはできない。
JRをめぐる「労組なき社会」攻撃と関生弾圧との闘いに労働者の未来がかかっている。この2つの攻撃は、改憲情勢下の労働運動解体攻撃だ。安倍首相自身が「戦後最大の改革」と語った「働き方改革」―総非正規職化の攻撃だ。
労働運動が解体された時、改憲・戦争が現実のものになる。労働組合として、改憲・戦争を許すことはできない。「労組なき社会」攻撃は必ず粉砕する。今こそ国鉄1047名解雇撤回の旗を掲げて闘いにたちあがろう。2・16集会を反撃の出発として大結集で成功をかちとろう。千葉県労委審理拒否弾劾の3・19東京高裁闘争に結集しよう。