国鉄闘争全国運動 6・18集会報告②

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開会挨拶 金元重さん
(全国運動呼びかけ人)

 討論集会で3つの報告と議論がされた。各職場で闘う労働運動を取り戻すための実践が、積み重ねられている。私たちが求める階級的労働運動とは、上位下達ではなく組合員一人一人が自覚し団結する運動だとつかんだ。国鉄闘争全国運動の成果は、不採用が不当労行為であることを最高裁判決で明確に認めさせた。今後にどう活かして闘いの展望を切り開くかを追求する集会として勝ち取ろう。

関西地区生コン支部
武谷新吾・書記次長

 「和歌山事件の大阪高裁判決の上告を粉砕し、無罪が確定した。判決は、団結権を脅かす行為に抗議したことは、強要未遂、威力業務妨害にはならない。正当な行為だと無罪をかちとった。この判決を労働現場で活用して闘う労働組合を広げよう。11月集会の大結集を勝ちとろう。

1047名闘争から
中村仁副委員長


4月14日に東京地裁での裁判で、分割・民営化に反対した動労千葉や国労の組合員がいかに排除されたのか、法廷の場で全面的に明らかにした。2015年の最高裁決定と、井手自身がそのことを自白している文書が証拠として存在していることを反論の余地なく示した。私たちの名前を採用候補者名簿から削除した下手人であるJR西日本元会長の井手とJR東日本社長の深澤を法廷に立たせることが絶対に必要であることを法廷で明らかにした。
しかし、裁判所は、理由も述べずに井手や深澤の証人調べを拒否。その場で、裁判官を忌避したので裁判は止まっている。
国策に抗して闘うのは確かに困難だ。しかし、労働者の立場に立ちきって声を上げ続けることこそ、労働者が誇りを持って生きる道だ。私は、戦争絶対反対で闘う。良い戦争、良い核兵器があるというのがG7会議の結論だ。ヒロシマの名で核と戦争を正当化し、ウクライナ戦争を激化させたことは本当に許せない。夏の8・6、8・9を全力で闘い、11・19労働者集会を、日比谷野外をあふれる大結集を、ひとつになって全力で作り出そう。その先頭に動労千葉は立ちつ。

JR再編攻撃との闘い
渡辺剛史書記長

 JRはことあるごとに数値目標を立てている。コロナがやってきて「変革2027」の目標前倒し、それが「融合化」攻撃であり、広範な範囲の駅を一つの職場として運用するという「統括センター」という攻撃だ。この7月1日には乗務員と営業統括センターの兼務が始まる。いかに少ない人数で鉄道を回すのかということがこの攻撃の本質だ。
4月26日の日本経済新聞で、「JR東日本は鉄道を持つIT企業になる」と深澤社長が明言した。私たちはIT企業に就職したわけではない。労働者は自分の仕事にプライドを持って仕事をしている。乗務員が片手間で駅の仕事をやれだとか、グループ会社の仕事をやれだとか、そういうことをやらせようとしているのが今の攻撃だ。若い社員がもう悲鳴を上げている。JR東の離職率が上昇している。1年で500人が辞めている。JR東に限らず、JR貨物、グループ会社も含めて全体的に要員が逼迫している。そのなかで4千人を削減しようとしている。闘う力で鉄道を守り、私たちは鉄路に生きる。前に進んでいきたい。

久留里線と地域を守る会
三浦久吉代表

千葉支社長が言うには、久留里から亀山間の約9・6キロ㍍の線区利益が100万円出るのに経費が2億8100万円かかると。あんな距離でと住民は疑問に思うような数字を上げている。新聞では早くから廃線の論調が出されているが、JRは住民説明会でも「廃線」は一切口に出さない。赤字のことだけを何度も言う。住民に「じゃあ仕方ないか」と思わせるように仕向けているとしか思えない。
3月26日に「守る会」を立ち上げ、5691筆の廃線反対署名をいただいた。何としても久留里線を存続させるため活動していく。
2億8千万円の赤字、JR東は何千億という利益を上げている。住民の中には「そこから2億円くらい回したっていいじゃないか」という素朴な声もある。
ではいったいなんなのか? 久留里線のような地方公共鉄道に回す国家予算はない。一方では三菱重工など兵器を造る会社には国家予算を投入し、国営で軍事産業を育成していくと言っている。5年間で43兆円の軍事費を増税しながら調達していく。だから、こんな小さい線区の廃線を大ごとのように持ち出しているのではないのか。
私は、政府が進める戦争政策に対する抵抗として、全国的な廃線化攻撃の一環としてとらえ、闘っていくつもりだ。

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