新自由主義を終わらせる労働運動の再生を!
7・3討論集会開催
7月3日、国鉄闘争全国運動の主催で「新自由主義を終わらせる労働運動の再生を 7・3討論集会」が開催された。翌日の7・4国鉄集会と一体で、労働運動再生に向けた報告・討論が行われた。
動労千葉・川崎書記長と関西地区生コン支部・武谷書記次長の司会で進行され、はじめに国鉄闘争全国運動事務局で動労総連合の片峯書記が、動労千葉の経験からとりわけ「正社員・大企業の労働運動の変革」というテーマで報告を行った。
同じく国鉄闘争全国運動事務局でちば合同労組の白井書記長は、ちば合同労組結成からの闘いの経験をもとに関西地区生コン支部の画期的な闘いから学び、合同労組運動の発展と職場組合員の主体形成に向けた提起が行われた。
その後、船橋二和病院労組、日教組奈良市の仲間から、現場での労働組合の闘いの歴史や現在の攻防、その過程でつかんだ教訓や闘いの展望などが語られた。
討論では、まず国鉄闘争全国運動呼びかけ人の木下武男さん、伊藤晃さん、金元重さんが発言にたった。
「実践の中でどういった困難にぶつかり、いかに乗り越えたかなどの教訓を議論の中からつかみだそう」「動労千葉のような労働運動を作ろう」「関西地区生コン支部のような労働運動を作ろう」という呼びかけ人からの問題提起をうけて、会場からの発言と討論が行われた。
最後に港合同の木下執行委員がまとめを提起し、集会は成功裏にしめくくられた。
国鉄1047名解雇撤回!JR復帰!団交開催!
7/2第4回行政訴訟
7月2日、国鉄1047名解雇撤回・JR復帰、団交開催に向けた第4回行政訴訟が行われた。裁判闘争には、1047名解雇当該の組合員、動労総連合1047協議会の小玉さん、羽廣さん、各支部組合員と支援の仲間が参加した。
JRを参加させ真実を明らかにしろ!
裁判の大きなテーマの一つは、JRの訴訟参加についてだ。中労委側の意見書は、「組合側の主張が認められることはないから、JRを参加させる必要はない」というあまりに無茶苦茶な内容だ。裁判所も「中労委の主張は通常とは異なる」「悩んでいる」などと言わざるを得なかった。その上で、「8月末までには結論を出す」とした。
また、中労委は国鉄分割・民営化による不当解雇の具体的な事実関係について「適法性の判断と関係はないから、認否の必要はない」として、事実として認めるかどうかさえ明らかにしようとしない。
弁護団は、労働委員会が認否は必要ないという以上、組合側の主張を前提にして審理を進めるよう裁判所に迫った。だが、裁判所は、「JRが訴訟に参加するか否かによっても判断が変わる」「次回までに考えたい」として判断を先延ばしにした。
中労委が隠ぺいしようとした真実を明らかにすることこそ、この裁判の最大の核心だ。そのためにはJRを裁判に参加させ、葛西JR東海名誉会長、深澤JR東社長などの証人尋問を行うことは絶対に必要だ。そこから逃げることは断じて許されない!
署名運動の成功かちとろう
裁判に先立ち、解雇撤回・JR復帰、団交開催署名の提出行動を行い、1435筆(累計5198筆)の署名を提出した。
さらなる署名運動の前進の力でJRを法廷に引きずり出し、裁判所に徹底した審理を行わせよう。解雇撤回・JR復帰まで、全力で闘いぬこう。
東京地裁527号法廷
※JR訴訟参加の結論が出ない場合は延期の可能性あり