国鉄監査報告書 「35万人体制」促進を強調

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「35万人体制」促進を強調。判
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労農連帯を一層強め、三里塚·ジェット闘争を貫徹しょう!
53年度国鉄監査報告書
層の向上を図る」ために「国鉄労使は相互信頼の
務運営方式の抜本的見直しを行い、業務能率の一
体制を実現することを強く求め」「勤務体制、業
単年度八八六七億円の赤字を理由に「三五万人
ならない。
鉄労働運動の圧殺を狙っていることを見たければ
第二に、われわれはこの監査報告書が明確に国
をかちとってゆこう。
とを通して、真に戦闘的な全労働者·人民の結集
き、一四〇〇名労働者が先頭に立って闘い抜くて
の真に戦闘的国鉄労働運動構築の突破口を切り拓
貫徹をもって、「三五万人体制」攻撃粉砕のため
われわれは「反合、三里塚·ジェット闘争」の
なことは断じてあり得ない。
明白な国鉄労働運動圧殺のねらい
ば鮮明である。
ことの反労働者的裏切り性はこの間の経過を見れ
に一宣言」までつけて労働組合として路線化する
監査報告書にはじめて現われたものであり、それ
送量のかい離」という言葉とともに5·10前段の
とする闘いを批判し圧殺するために「輸送力と輸
送」なる言葉は国鉄労働者のストライキをはじめ
ないことははっきりしている。そもそも「安定輸
も明記しており、「安定宣言路線」で闘えるはずも
野」なる理由をもって廃線にするなどの合理化を
や「鉄道の特性を発揮できる分野とそうでない分
はローカル線の合理化について「線区別運賃制度」
訳である。そればかりではない。この監査報告
行にも「安定宣言」を発しなければならないとい
学」で行くならば、次は新幹線や在来線特急·急
動労「本部」流の「安定宣言」の路線と「経済
特急·急行をあげている。
の「かい離」の激しい部分として新幹線と在来線
さらなる合理化を迫り、具体的に輸送力と輸送量
整は充分に行われなかった」として、国鉄当局に
もって「輸送量の減少に伴う輸送力の見直し、調
かわらず列車設定キロが五千キロ増加したことを
価しつつ、なお旅客部分で旅客が減少したにもか
ことを「所期の目的はおおむね達成された」と評
いて5·10合理化で列車キロの一二%を削減した
第一に、この五三年度監査報告は貨物部分にお
次は新幹線と在来線特急·急行の削減!
労働者·人民の闘う結集がかちとれるのか。そん
といわねばならない。
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「安定宣言路線」と「排除の論理=暴力」で全
的に立ち向う以外に労働者の側の勝利はあり得な
民が国鉄労働者を先頭に、一体となって真に戦闘
る。従って国鉄労働者のみならず、全労働者·人
がその命運をかけてのり出してきている攻撃であ
避けて通ることのできない課題であり、大平内閣
国鉄合理化は支配体制の危機をのり切るために
闘争が闘えないことは誰でも知っている。
いまや「本部」反動集団の提起する方針で反合
反合·三里塚·ジェット闘争に決起しよう!
ともせず公然と居直るという、まさに末期的症状
でいっているのだ。これは右翼的本質をかくそう
るなどより一層の反動的·右翼的路線におち込ん
トさせて、なんと「政策要求闘争」までも主張す
百るばかりか、更に、それを反動的にエスカレー
ろうに「安定宣言」をなおかつ継続させる、と居
に闘いを放棄し、第三五回全国大会ではこともあ
いう権力·当局の思想に屈服し、「謀略」を口さ、
これに対し「本部」反動集団は「安定輸送」と
げようとする決意の表現である。
あり、なりふり構わず「三五万人体制」をやりと
人体制」はあり得ないという権力·当局の自覚て
しである。「第二のマル生攻撃」なしに「三万で’
け前も大きくする」と称したマル生攻撃の焼きす
している。これは、かって「バイを大きくして行
基盤に立って合理化を促進しなければならないと
全組合員·家族の強固な団結で組織破壊攻撃を粉碎せよ!
の 反合闘争を構築していかなければならない。
鉄再建を達成し得る最後の機会」と賛美する五一年度監査報告書の偽瞞性を徹底的に暴き、真


書が提出された。
化攻撃を補完し、さらに徹底した合理化促進を迫るものとして、五三年度決算および監査報告
の開業を強行しようとするすさまじい合理化攻撃の開始である。また、八月二八日、この合理
の特退補充を行わず、その上さらに合理化によって生み出した要員をもって上越 ·東北新幹線
合理化の初年度に当る五五年度中に 万一千人の要員削減を行う計画を発表した。一万一千人
森山運輸相は八月二四日「国鉄と運輸省の協議の結果」であるとして「国鉄三五万人体制」
一万一千人(55年度)の要員合理化を許すな ?。
「われわれは三五万人体制を骨子とする国鉄再建基本構想案を「新計画は実
和動芳千葉
79.9.5
No. 216
(鉄電)二二五八~九·(公衆)四さ(2)七二〇七
千葉市 要町二–八(動力車会館)
国鉄千葉動力車労働組合
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