国鉄分割・民営化から35年臨調・行革攻撃40年 2/13労働者集会を開催

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13日札幌、16日関西、20日九州でも開催

国鉄分割・民営化による解雇から35年、臨調行革攻撃40年。2月13日、国鉄闘争全国運動は曳舟文化センターで国鉄集会を開催し、450人が結集した。司会を動労千葉の佐藤副委員長、自治労埼玉の仲間が担った。


開会のあいさつを、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の伊藤晃さんが行い、「3労組を中心とする運動は、新自由主義と対決し着実に反撃し、社会そのものを取り戻す闘いのきっかをつくりだしてきた。この運動に自信を持とう」と呼びかけた。

連帯あいさつを、改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の森川文人弁護士が行い、「戦争切迫下で反戦を貫くことは国家権力との非和解的な対決になる。自らの力で社会を変えるために闘おう」と訴えた。

◆3月ダイ改にスト構える
動労千葉の関委員長が「JR民営化大崩壊と労働運動の再生」と題して集会の基調を報告した。動労千葉は3月12日ダイ改での「業務融合化」の強行に対しストライキを構えて、全力の反撃にたちあがることを宣言した。予定されている3・12決起集会への結集を訴えた。次に今年の闘いの課題として、「復帰」50年の沖縄闘争と改憲絶対阻止の闘い、闘う労働運動の再生、25年を迎える今年の11月労働者集会に全ての闘いを集約し、今から組織戦に入ることなどの方針を打ち出した。

◆JRに責任を取らせる
続いて、解雇撤回闘争の当該からの発言が行われた。動労千葉争議団の中村副委員長は、「今を生きるのに精一杯、ともすれば未来が見えない若者たちの未来を開くためにも、国鉄分割・民営化に決着をつける」と決意を表明した。1047協議会の羽廣さんと小玉さんは、解雇を通告された1987年「2・16」と解雇が強行された「4・1」を絶対に忘れることができない。JRに責任を取らせるまで闘いぬくと表明した。
弁護団の葉山弁護士は、解雇撤回裁判の現局面についての報告を行い、裁判の傍聴と署名の拡大、社会的運動の強化を訴えた。つづいて野村、石田、藤田各弁護士が、「解雇するための不採用基準の策定が不当労働行為だと最高裁も認めた。ならばその不当労働行為は誰がしたのか。JR設立委員長の斎藤英四郎だ。この事実から中労委、裁判所、JR東日本を逃がれさせてはならない」と、力の集中を呼びかけた。

◆関西生コン支部から
関西生コン支部の武谷書記次長が寄せたメッセージを、「関生弾圧を許さない東京の会」の吉本事務局長が読み上げた。武谷さんは「現場でしっかり闘うことで、その闘いを見た労働者が闘う労働組合の存在を知り、希望を見いだして結集する」「25年を迎える11・6労働者集会の成功を目指して共に闘おう」とメッセージをよせてくれた。

◆在日ビルマ市民労組から
動労神奈川の桑原副委員長によるカンパアピールの後、国軍クーデターと闘う在日ビルマ市民労働組合が発言に立った。昨年2月1日のクーデター以降、1500人以上の人々が殺されている過酷な弾圧と命がけで闘うミャンマーの人々。日本政府による国軍への支援がミャンマー国民の命を奪っているという怒りの告発、そして日本国内で連日闘い続ける在日ミャンマーの青年労働者たちの訴えに会場からの大きな拍手が送られた。日本機械労組の山口委員長が、日本の労働者の責務として日本政府による国軍支援を何としても止めようと呼びかけた。

◆3労組共同アピール
「11月労働者集会25年 3労組共同アピール」を渡辺書記長が読み上げ、続いて3月ダイヤ改定阻止にむけた動労千葉と動労水戸の現場から報告と決意が語られた。郵政と医療の労働者の決意表明を受け、最後に全国運動呼びかけ人の金元重さんが集会のまとめを行った。

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午前中に、国鉄闘争全国運動の全国活動者交流会が行われた。裁判・署名運動、JRや地域での闘いの報告など、活発な論議が行われた。

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