国労大会を前に訴えます

4831

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SAMU 00
吊動労千葉
国鉄千葉動力車労働組合 〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 」(鉄電) 千葉 2935·2939番
電話
(公) 043(222)7207番 98.8.12 No. 4831
全国大会を前に訴えます!
国労の仲間たちへ!
ぎ込んできたのか、その歴史を正 どれだけの知恵と労力とカネを注
ために、どれほどのエネルギー 、· 労働運動を骨抜きにし、解体する
だされています。
戦後半世紀間、支配体制の側が、
直したということです。
あくまでも国労だという腹を固め
かです。しかし、結局第一の敵は
等の矛盾が存在していることも確
支配体制の側にも、革マル問題
労に攻撃を仕掛ける構図がつくり
るみで包囲網をつくり、一斉に国 JR、JR総連、JR連合が総ぐ
民営化攻撃のときのように、政府、 のです。またそのために、分割· 降伏を迫るという原点に回帰した
飾を全て削ぎ落として、力で全面
損倍訴訟取り下げ以降の様々な粉 政府·自民党は、二〇二億スト
意味しています。
を解体する方針を確定したことを 国労に全面的な屈服を迫り、国労
から、「和解による解決」を拒否し、
55·28判決は、政府·自民党の側
りと見すえなければなりません。
ー「自民党3条件」の本質をはっき
われわれは今一度、5 ·28判決
本質を見すえよう
今一度5·28判決の
です。ここを見すえる必要があり
するに等しい反動判決を下したの 法と労働委員会制度の根幹を否定
だからこそ、司法権力は、労組 としています。 ことができる支配構造をつくろう きに雇い、好きなときに首を切る
利と団結を奪いとって、好きなと
の根を止め、労働者から」切の権 を貫徹するために、労働運動の息
強食の競争原理を解き放ち、それ
唯一残された突破口として、弱肉
代です。危機にたつ橋本政権は、
立法がつくられようとしている時 にじって、労基法を解体し、有事 失業時代が始まり、憲法すら踏み 治解決の流れは変わっていない」 とを示したもの」「判決以降も政
また情勢を見れば、本格的な大
るがし、追い込んでいるのです。
貫き、確実に政府とJR体制を揺 判決に対する位置づけは、「一
しかも、12年間の驚異的な闘いを
な戦略的位置をもった闘いです。 の労働運動の未来を左右するよう
逆に労働者の側から見れば、日本
ばいけないと判断した対象です。
国家の総力をあげて解体しなけれ ありません。権力側にして見れば、 国鉄闘争は、個別の一争議では 構造」などではない 5·28判決は「解決
正確な判断を!
情勢を見すえ、
しく教訓化しなければなりません。
線」という自説に都合のいいよう 一切の事態を「政治解決ー和解路 論がでてくるのかということです。 問題は、一体なぜこのような議 しか考えられません。 捨てが画策されようとしていると 化と変質、一〇四七名闘争の切り 労の一部役員の手で、国労の連合
ているのです。
の構造ができたかのように主張し 言わば、5·28判決で政治解決へ を込めて弾劾するのではなしに、
いうものです。5·28判決を怒り
準の枠組みを示したもの」 …… と てだされたもの」「判決は解決水 の本件全面解決に向けた総意とし 「判決は、現段階における権力側
「判決を機に解決の流れをつくる」 だす」「国労、鉄産労相互の運動
団いずれかの責任で解決すべきこ 勝一敗」「判決はJRと清算事業
劾していません。
党3条件」を基本的に何ひとつ弾 国労本部は、5·28判決–「自民
カ月あまりが経つにもかかわらず、
しかし残念ながら、判決以降3
てはならないということです。
は明らかです。この点を見間違え また、「自民党3条件」について
た場合、敵の側が何を判断するか
ます。こうした主客の条件を考え
今こそ原点に還り、
闘いの旗を高く掲げよう
,
闘いの原則を投げ捨ててはならない
·
うとしているということです。国 ろか、むしろ具体的にクリアしよ
「自民党3条件」を弾劾するどこ れるに至っているというのです。 の申し入れを行うことまで議論さ
やグリーンユニオンへの話し合い
正常化宣言』を行う」等、鉄産労
で、不当労働行為事件を整理し『 方針に銘記する」「東日本とな間
れて、
「全国大会前に共同声明を
の組織統一を行うことを視野に入 をエリア毎に解体し、JR連合と ところで、全国組織としての国労
は、現場の組合員の全く知らない
それどころか、東日本エリアで
っている状態です。
この流れを肯定的に評価してしま 答した」と述べるだけで、むしろ
でも、ひと言「判断できないと回
第8回大会の方針案(第一次草案) かわらず、全く弾劾していません。
条件をつきつけられているにもか
降伏を迫られたに等しい屈辱的な
も、労働組合にとっては、無条件
闘争団切り捨て?
連合への合流と、
は明らかです。
程度の「解決構造」でしかないこと 涙金くらいはだしてやろうという
四七名の切り捨てと引き換えに、
それは、国労の無条件降伏、一〇
治解決の構造」だというであれば、
ざるを得ません。仮にこれが「政
にこじつけるための議論だと言わ
新たな10万人合理化粉砕 !! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう !!
ってきたのか」という原点そのも らに、「われわれは何のために闘 ではなくて嘆願運動に変質し、さ 〇四七名の解雇撤回闘争は、闘い 延々と繰り返されてきた結果、一
.
着ありき」という問題のたて方が
にして、「はじめに和解ー政治決
しかし、肝心の闘争方針をぬき
:
ようとしている! 原点が忘れ去られ
われなければならないはずです。 できるのか、という課題こそが問
を糾合した闘いを展開することが
ような、全国の労働者の怒りの声
どうすれば政府を窮地に立たせる を逆転していくことができるのか、
力を引きだし、JR内での力関係
いかにすれば三万名の組合員の底 働行為を弾劾する闘いである以上、
JRの責任を糾し、国家的不当労
一〇四七名の解雇撤回闘争が、
るを得ません。
ら生まれた一切の問題が問われざ
自民党に依拠した政治決着路線か
やはり、8·30申し入れ路線、 原点の再確認を! 今こそ労働運動の
うな事態に直面してしまたのか。 体制を追いつめながらなぜこのよ
す。12年間、ここまで政府とJR
をまきおこす必要があると考えま
のために、全組合員をあげた議論
局面にあたって、国鉄闘争の勝利
われわれは、この重大な攻防の
徹底した討論を!
りません。
路線と方針を再確立しなければな す。今こそ、原点に還った闘いの 今重大な岐路にたとうとしていま
国労大会を巡り、国鉄闘争は、
が、われわれの原点であり、依っ うことです。この単純な事実こそ
存在し、怒りを燃やしているとい の三万組合員の闘いが厳然として
ぶ一〇四七名の闘い、JR本体で
最も大切なことは、12年間に及
最も大切な事は何か
一度見すえなければなりません。 掛けられたのか、この原点をもう 化のような呵責ない攻撃がなぜ仕
てはなりません。国鉄分割·民営
的だということを絶対に曖昧にし 労働者と資本の関係は、非和解
発想に陥ったときも同じです。
見いだせるのではないか、という 力以外に、何か他の方法で活路が なくなります。労働者の団結した
の理念や原則まで引き降ろすしか
入れるしかなくなり、ついにはそ
なくされ、どのような攻撃も受け るものです。一歩一歩後退を余儀
者の地位に落としめるしかなくな
の決断を回避すれば、自分を嘆願 労働運動は、闘うべきときにそ
危惧せざるを得ません。
み始めてしまったのではないかと 小淵政権にも全く余裕はありませ
国労執行部は、今こうした道を歩 もいかない危機に揺らいでおり、 しかも、JR体制は二進も三進
下にその投げ捨てが始まる、
数派形成のために」といお題目の 「統一と団結のために」とか「多
がお荷物になり、邪魔になって、 づけた階級的労働運動の基本理念
四七名の闘争団や、国労が掲げつ には、全てが逆さまになり、一〇 れようとしています。そしてつい
のが後景におしゃられ、忘れさら
「3条件」断固拒否! はならないことです。
しまうようなことは、絶対にして 低くし、政治決着路線に埋没して ったということです。闘いの旗を
り普遍的な闘いとなる可能性をも
い如何によって、国鉄闘争は、よ
5·28判決に対するわれわれの闘
敵に回したのです。逆に言えば、
政府·裁判所は、全ての労働者を 危機感をもって受けとめています。
首切りもやりたい放題だ」という
まかり通ったら、不当労働行為も
多くの労働者が、「こんな判決が
の大運動をまき起こすことです。
に、全国各地で、5·28判決弾劾
今必要なことは、何よりも第一
判決弾劾の大運動を
はありません。
起が今ほど待ち望まれているとき をたぐり寄せる最大の核心点です。
組合員が奮いたつような方針の提 ているのは、闘いの指導部です。 けるはずはありません。今問われ 支援の労働者の力があります。負
闘争団と組合員、全国の数十万の
不屈に闘いつづけた一〇四七名の 営化の嵐をくぐりぬけ、その後も
ん。われわれの側には、分割·民
し直さなければなりません。
味、そのすばらしさを今こそ認識
まで闘うと決意していることの意 今も継続し、これからも勝利の日 があります。一〇四七名の闘いが
あたり前の原点·原則に還る必要
勝利への可能性と展望だという、
て立つただひとつの基盤であり、
して、JR体制下での力関係を変 託体制を打倒し、組織拡大を実現 とくに、JR東日本の革マル結 ような闘いの方針が必要です。
こに全組合員の団結力をぶつける
行為·組織破壊攻撃と対決し、こ 噴出、革マルと結託した不当労働 着いた分割·民営化政策の矛盾の 安全や技術継承の崩壊にまで行き
ということです。激しい大合理化、 JRの本体に三万の組合員がいる とです。われわれの最大の強みは、
制との闘いを全面的に強化するこ
何よりも必要なことは、JR体
●JR体制との闘いを
線·方針を確立することです。
確固とした、これからの闘いの路
今問われている第三の課題は、
確固とした方針を
列と団結を飛躍させ、勝利の展望 彼我の関係を逆転させ、闘いの戦
ーこの鮮明な態度表明こそが、
にかけても断固として拒否する」 「われわれは、国鉄労働者の誇り
す手段を何ひとつもっていません。 したときに、小淵政権は闘いを潰
自民党3条件」をきっぱりと拒否 求められています。われわれが「 内外に闘いの宣言を発することが
8·30申し入れの撤回を通告し、 毅然とした抗議の意志を込めて
り返すことはできません。 を組み立てたような過ちを再び繰 にとらわれて、それを前提に運動
労の味方になったかのような幻想 りと拒否することです。政府が国
課題は、「自民党3条件」をきっぱ
われわれに問われている第二の
勝利をつかみとろう!
今こそ原点に還り、国鉄闘争の
利は実現されるはずです。
なかにこそ、一〇四七名闘争の勝 けることです。そのような闘いの のような決意を固めて闘いを呼か
何よりも恐れているのも国労がそ 矢面にたつ決意です。小淵政権が
ています。今必要なのは、自らが とは、ほとんどの労働者が見ぬい が決して労働者の味方ではないこ
りの声が満ち始めています。連合 大失業時代が到来し、街には怒
いだということを自覚しよう。
そのような戦略的な位置をもつ闘
める必要があります。国鉄闘争は、
る、その先頭に立ちきる決意を固
労働運動の新しい潮流を創りあげ 第三に、われわれ自身が、闘う
●闘う労働運動の組織者に
とも不可能ではありません。
闘う全国組織として再構築するこ のために、自らの課題として共に
域を超えて、労働者の権利と未来
闘争支援陣形は、たんなる支援の
え如何によって、これまでの国鉄
は高まっています。われわれの構
5·28判決を機に、闘いの気運
っと強化できるはずです。
の生活と闘争を支える体制は、も 本気になって組織すれば、闘争団
腹をすえた闘いの構えをつくり、
度つくりあげる必要があります。
あげた磐石の闘争体制を、もう一
手にするためにこそ、全組合員を することです。一日も早く勝利を
第二に、長期闘争体制を再構築
●長期闘争体制の再強化を
結集し起ちあがる必要があります。
革していく闘いに善組合員の力を
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