反合・運転保安闘争路線のもとに団結し、第2の分割・民営化攻撃に立ち向かおう! 第35回定期大会報告②

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大会の2日目は、まず2006年度予算案が提案された後、水野勝浦市議と支援する会山本事務局長から来賓のあいさつが行われた。
その後、活発な質疑応答が行われ、2006年度運動方針案と予算案が満場の拍手で決定された。スト権は100%の投票で批准された。各種委員の選出では、運転区廃止反対を闘う館山支部より山田繁幸君が特別執行委負に指名された。
大会宣言が発表され、山田特別執行委員が就任のあいさつを行い、君塚副委員長が閉会の言葉を述べ、最後に組合歌合唱、田中委員長の団結ガンバローで終了した。
第35回定期大会は、館山運転区、木更津支区廃止を阻止するための闘う方針を決定した。そして、第二の分割・民営化攻撃、駅業務の丸投げ的な外注化と基 地統廃合攻撃粉砕へ総決起しよう。安倍政権打倒へ11月労働者集会の1万人結集をなんとしてもかちとろう。そして、何よりも組織拡大の実現へ全組合員の総 決起をかちとろう。

【出された主な意見】

◎ 駅の業務委託について、提案内容や契約社員の内容について教えてほしい。
◎ 出勤停止の処分に対する犠救は、業務上の事故なので分科の法で検討を。
◎ 昇進差別を何とかしようと職場で闘ってきた。全員で受けようと決めた。主任が1人合格した。
◎ 4月の提案以来、館山運転区の廃止反対で闘ってきたこれからも反対で闘っていくが、要員はいつ出るのか、面談はいつなのか、その時の対応はどうしたらいいのか。
◎ 幕張事故の重処分を弾劾する。11・5には、2桁の動員を。3年後は銚子という事も現実性があり、危機感がある。3年後を見すえて闘っていきたい。館山廃止反対署名を100%に向けがんばる。
◎ 8月27日の中労委の反動判決を許さない。現地原職復帰へ。1047名のうち2名がいる。解雇の犠牲の上に自分たちがいる。
◎ 貨物支部は、要員問題がひっ迫している。予備が所定4のところ、現在は3で、7~8月は1になった。原稿の仕事を確保するなら、要員をもってこなければならない。55歳以上の貸金が70%、最低東並みの貸金を。
◎ 嘱託制度の問題。貸金は出向者よりも嘱託の方がよい。有給休暇は30日の差がある。同じ日数の取り組みを。新賃金制度について分かる範囲で。災害時の遅れで5時間、10時間おくれる。乗務員の負担軽減を。年末手当を東並みに。
◎ 運輸区要員規模、事務係の体制、検修の所属を早急に明らかに。幕張、と京葉でDLの仕業を募っていると運輸区新設に伴ってのものか。
◎ 木更津では、11月に本線運転士を対象にシニア訓練を現場で行うと。他でもやっているのか、危倶している。
◎ 9月28日に平成採2名が転勤これでプラス4名。本線の見習いが終わるとDLの訓練をやっている。DLの見習いを運輸区になってやるのかと推測。支部は、運輸区絶対反対の立場で闘う。
◎ 新小岩では、予備3のところ1がずっと続いている。要員問題の解決を。要員不足による基地統廃合を許さない。
◎ 乗務員分科として第二の安全運転闘争を闘っている。強制配転者の登用差別問題。原職復帰の闘いを。
◎ 労働契約法で8時間労働制が解体されようとしている。JRの中ではどうなっているのか。行路別調査で60件ほど上がってきた。団交で闘って改善を。
◎ 技術職場での反合・運転保安闘争の路線を確立してきた。水戸の仲間との車両技術分科交流会を行った。
◎ 257系、211系の交番検査の要員がはっきりしない。10日から交番検査がはじまる。団交もできない。
◎ 千葉転も要員が足りない。2名が試験に受かって乗り始めるが、8名が退職する。運転職場の要員のアンバランスが出ている。DL担当要員も欠員状況で、 不満が出ている。レールが悪くなるのが早くなっているが、無理な運転時分のせいではないか。無理なダイヤ設定を変えるために全体的な取り組みを。
◎ 動労千葉がやっている無線機の取り扱いを東労組の平成採もやっている。

田中委員長の総括答弁

安倍政権が誕生した。安倍は、70年安保闘争、60年安保闘争で労働者の闘いが政府を追いつめたという闘いを知らない。労働者をなめ きっている。小泉は、靖国参拝の時に「平和祈念のため」と一応言う。安倍は戦争するためにいっている。それが首相になり、公約に改憲を掲げている。阿部政 権は労働者の闘いで本当に打倒しなければならない。打倒しなければ、改憲・戦争へと突き進む。
国民投票法では、公務員、教員はダメといっている。では投票で49対51だったらどうなるのか。向こうもびびっているし、決戦となる。だから11月労働 者集会1万人結集は、去年までのかけ声と違う。社会が安定している時には10万人がデモしても変わらないが。今は矛盾がある。「日の丸・君が代」は、40 秒すわっただけ、それでも世論はまっぷたつになった。JRも矛盾だらけだから、相加ダウンという戦術でこれだけの影響を出した。
なぜ、反合・運転保安闘争を強調したか、これからはげしい闘いになる。しかし、団結さえもっていれば次の闘いにつながる。その団結の中心軸が反合・運転 保安闘争路線だ。どんな反動の嵐にも団結を守って、次の闘いをこじ開ける、この時代には想像もつかない可能性がある。
館山支部が40箇所を回ったら、ああいう集会になった。11月集会に1万人結集したら、動労千葉が日本の労働運動の旗頭になる。
1047名解雇撤回闘争では、動労千葉争議団以外が、政治解決交渉で解雇撤回がない要求をだしている。彼らは、4団体で政府に頭を地面にこすりつけるよ うな交渉をしている。1047名闘争で動労千乗がやることは、徹底的に原則を貫くこと、政治交渉をやっている奴らを弾劾していくこと。館山廃止反対も攻撃 的にいこう。職場から弾劾し尽くそう。その過程で水野選挙がある。どちらもやり抜こう。
三里塚、10・8現地集会へ北側延伸工事が着工される、このときに駆けつけなかったら義理も人情もない。
組織拡大について、条件は全部そろった。処分が出て一区切りがついた。動労千葉のようにやったら仲間が守れると注目している。JR総連は、組織崩壊している。今の難局を乗り切るカギは、唯一組織拡大出来るかどうかにかかっている。

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