千葉機関区廃止 =派出化絶対反対! 一人夜勤では安全は守れない

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千葉地区は(貨物)の重要な拠点

動労千葉申第7号「2025年3月ダイ改・年度末施策に関する申し入れ」の交渉を2月12日、貨物関東支社において開催した。
会社は「提案通りで協力されたい」「現状で協力されたい」の一点張りだ。
主な申し入れは「ダイ改時の仕業移管による要員確保ではなく、希望者の65歳以降の雇用延長、他区からの転勤をもって仕業数を増やし千葉機関区を『区』として活かすこと」である。「区」として立派な建物があり、大人数でも充分なキャパがある。列車の運行体系も変わらない、機関車の入出区もある。「派出」にする必要などまったくないのだ。
会社は、「千葉地区は重要な拠点であるという認識には変わりはないが、乗務員の新規養成が進まず。各区の要員が整いきれていない」と回答した。要するに「まとまった人数」での千葉機関区への転勤が出来ないということだ。ゆえに乗務員の運用効率を無視した「仕業移管」であり、現内勤担当者である国鉄54年採用の来年度退職を見越した「TV点呼」の導入=派出化なのだ。

安全は人命を守ること

会社は「安全の価値観―安全の定義」において「安全は人命を守ること」であると社員に説くが、どこまでが本心なのだろうか。千葉機関区に働く労働者の平均年齢は62歳と、本来は「ありえない」職場だ。「高齢者は身体機能が低下すること等により、若年層に比べ労働災害の発生率が高く」特別な配慮が必要だ。
今回の「業務体制の見直し」によって内勤と外勤の業務が融合化され、内勤2人・外勤1人の3人泊り体制から1人泊り体制となる。定健や医適で就業可でも、年齢が年齢であり、いつ何が起こるかわからない。いくら乗務員が泊まっているとはいえ、構内には機関車も停泊しており「泊り1人では、ものすごく不安」「会社は本当に安全と人命を守ることについて本気で考えているのか」と組合員から怒りの声が上がっている。「最低2人泊り体制は譲れない」ことを求め新たな団交申し入れを行った。
反動的労務政策を許さず、安全で安心して働ける労働条件を確立しよう!
旅客・CTSの仲間と心を一つに、動労千葉の「組織拡大・25反戦春闘ストライキ」に総決起しよう!

2・22 第90回定期委員会
2月22日 13時~ DC会館

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