「木更津運輸区」=運転士52名、車掌50名の要員体制
館山運転区の行路約1500キロを蘇我運輸区等に移管
12月22日、JR千葉支社は、来年3月18日に予定しているダイ改に関する概要及び労働条件に関する提案を行ってきた。この中では、館山運転区-木更津支区廃止と、「木更津運輸区」新設に関する要員提案も含まれてる。主な内容は以下のとおり。
【運輸関係】
●「木更津運輸区」関係
◇要員関係では、管理11名(区長1、副区長1、指導助役2、当直7)、事務2名、運転士52名(指導2、本線50(内、予備2))、車掌50名(指導2、本線48)であることを明らかにしてきた。
◇現在、木更津支区交番担当が行っている入換業務は本線運転士に移管するとしている。これにより、現在館山運転区と木更津支区に配置されている交番担当は廃止されるとしている。
◇現行木更津支区の検修を幕張車両センターの派出とする。また、館山運転区館山派出、鴨川派出も同様に幕張車両センター所属の派出とするとしている。
◇現行木更津支区の交番検査について、3日行程(現行2日)とするとしている。
◇現行木更津支区の技術管理については、幕張車両センターに管理者を1名増として対応するとしている。
◇DL業務については、内房線を中心にした業務を千葉運転区から移管するとしている。
◇乗務キロにかんしては、館山運転区担当の5358㎞の内、「木更津運輸区」に移管される分は3864㎞で、残る約1500キロは主に蘇我運輸区、鴨川運輸区に移管されることが明らかとなった。
しかし、これ以外の行路数や以降にあたっての具体的な内容は未だに出されていない状況である。
その一方では千葉支社は、蘇我運輸区から4名の運転士を「木更津運輸準備区」に25日付で異動させている。これについては南線方面の訓練を行うとしている。館山と木更津から運転士を持っていけば訓練など必要ないはずで、これは、館山運転区-木更津支区廃止攻撃の中で運転士の入れ替え行い、組織破壊攻撃が行おうとしていることを示している。
あらためて団結を強化して闘いぬこう。
●検修関係
◇10月からの211系導入に伴い、交番検査体制を変更する。
●車掌関係
◇津田沼車掌区を廃止し、行路を習志野運輸区及び千葉車掌区に移管する。これに合わせ、習志野運輸区については総武緩行線担当とし、快速は移管する。
◇総武緩行線の行路(約2000㎞)を中野車掌区に移管する。
◇NEXの車掌業務について、車内改札システム導入に伴い、乗務体制を見直す
【ダイ改に関する主な内容】
●特急列車
◇「さざなみ」「わかしお」の海浜幕張の停車増(下り19本、上り18本)
◇「さざなみ19号」の姉ヶ崎駅、「あやめ1号」の四街道駅停車。
●京葉線
◇103系車両淘汰による東京~蘇我、西船橋間の運転時分の10秒~20秒短縮。
◇331系車両(連接台車、14両編成)を東京~蘇我間で固定運用する。
●武蔵野線
◇下り初電、上り終電を増発。上りの朝ピーク時に1本増発。
●総武快速線
◇横須賀線との直通運転拡大。
◇津田沼止まりの千葉延長。
●内房線
◇千葉着の君津延長及び、上りの君津~千葉間延長にともない、夜間帯の千葉発君津行き1本、朝の津田沼発姉ヶ崎行き快速1本を削減。
●外房線
◇蘇我での混雑を緩和するために、朝夕の8両編成について10両とし、上総一宮で分割して4両を鴨川まで運転。
◇下り千葉~上総一宮間1本増)。
◇10両運用に伴い、大原帯泊をを減らすことことから、大原~上総一宮間1本削減。
●現在、6線区で実施している「15秒停車」については全て解消し、停車時分拡大を図る。
列車キロは、116㎞増。
なお、要員関係下図のとおり。