動労総連合第34回定期大会 団結うち固め2020年の闘いへ!

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国鉄1047名解雇撤回!「ジョブローテーション」粉砕!3月ダイ改合理化阻止!
常磐線全線開通反対!20春闘勝利!改憲戦争阻止!非正規職撤廃!

動労総連合は12月8日、千葉市・DC会館において第34回定期全国大会を開催し、ジョブローテーションや鉄道業務の全面的な外注化、「労組なき社会」攻撃など職場における激しい攻撃と徹底的に対決し、安倍政権の改憲・戦争攻撃を許さず、動労総連合の組織拡大で反撃する闘いの方針を決定した。
大会議事は、荒井代議員(千葉)を議長に選出して進められた。

職場全体を獲得する闘いを

冒頭、あいさつに立った田中委員長は、動労総連合が労働者の権利と未来を代表して闘いぬいていることが全体を獲得する力を持つと提起した。
また、CTS幕張事業所での職場代表選の勝利について、「8割が非正規の職場でJRの正規職である関委員長が支持された。外注化阻止闘争の生み出した地平だ」と語り、外注化粉砕闘争の新たな展望を掴んだとアピールした。
また、関西生コン支部の仲間にかけられている歴史的な大弾圧とともに闘い、国鉄1047名解雇撤回闘争をあらためて全社会に広げること、改憲阻止大行進運動の先頭に立って闘うことを訴えた。
その後、来賓あいさつ、方針提起、質疑応答を行った。質疑応答では、各単組から職場での闘争の現状や今後の闘いなどが報告された。

各地から次々に闘いの報告

千葉の代議員からは、9、10月の台風災害時に職場で出退勤の指示などに問題があったことから職場でのアンケートを実施したことなどが報告された。その中で、会社の対応力が崩壊していることが改めて鮮明になり、団体交渉で追及して組織拡大に向けて闘う決意が語られた。
水戸の代議員からは、3月に常磐線全線開通が狙われる中での闘いについて提起された。東労組の青年たちに不当配転が行われ内部被曝の問題がないがしろにされている。安全崩壊を許さず現場にこだわって闘うことが報告された。また、清掃職場で現場の知らないところで職場代表が決まっている事に対し、選挙に立候補して闘うと発言された。
高崎の代議員からは、子会社での雇い止めを阻止して無期転換をかちとり職場で闘いを進めていることが報告された。
福島の代議員からは、この間の激しい郡山工場の外注化攻撃に対し、組合を超えて職場の声を集め、機関紙を発行するなどの努力が続けられていることが報告された。
北海道の代議員からは、日高線廃線など分割・民営化で地域の鉄道が破壊されている現状を許さず、1047名解雇撤回へ闘う決意が語られた。九州の代議員からは、「ホームドアなし、踏切あり」でドライバレス運転が打ち出されている事に対し、労働者の命の問題を訴えて闘い、組織拡大をかちとる決意が語られた。
西日本の代議員からは、組合でビラまきを行ったことを理由に行われた解雇問題で、広島県労委で「不当労働行為」と明確に認定させた勝利をかちとり、現在中労委で勝利に向けて闘いを進めていることが報告された。また、神奈川、新潟からの代議員から、グループ会社における解雇撤回闘争の報告が行われた。

 国鉄・関生決戦を闘いぬこう

討議の後、総括答弁に立った田中委員長はこの間の職場代表選をめぐる闘いにふれ、敵の攻撃が必ず矛盾を生むこと、それを突いて労働組合の力を示すことに総連合の任務があると提起した。そして、動労千葉が外注化に徹底して抵抗しこの20年にわたって転籍を行わせなかった闘いの教訓として、「ジョブローテーションに対しても徹底抗戦で闘う。それが乗務員とJRの全労働者の権利を守る最も現実的な道だ」と訴えた。関生弾圧との闘いとJRでの攻防に全労働者の命運がかかっていることを明らかにし「2・16集会を『関生・国鉄集会』として全力で成功させよう」とアピールした。
全員の拍手で方針案、大会宣言が採択された。最後に、大江執行委員が閉会あいさつ、田中委員長が団結ガンバロー三唱を行い、大会は成功裡に締めくくられた。

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