4/28 動労総連合第18回定期中央委員会を開催
動労総連合は、4月28日、DC会館において第18回定期中央委員会を開催した。総連合傘下の全組合が全力で闘い抜いた04春闘の総括を行い、これからの方針を決定した。 定期中央委員会は、西日本の小川執行委員の開会あいさつに続き、議長に千葉機関区支部の山下委員を選出し議事が進められた。
君塚総連合委員長あいさつ
50日間の04春闘の闘いご苦労様でした。各組合が決戦段階の闘いに参加した。JR体制も17年たってひずみが出てきている。千葉ではレール破断が起こっている。全国でも起こっていると思う。われわれは反合運転保安闘争に起ちあがったが、この闘争で組合員は生き生きとする。一定の成果に向こうも反撃を考えている。どう発展させるかだ。 3・20全世界で一千万が立ち上がった日本では百万人が決起した。イラク一周年で20労組の統一行動が一役買った。教育労働者の決起も始まっている。196名の不当処分が行われ、都政を揺るがす闘いが始まり、国鉄闘争の援軍があらわれたと言える。 世界情勢ではイラク中東でドロ沼化している。小泉政権の反動的対応、日本そのものが戦争に加担している。国内、有事立法など改悪攻撃の目白押しである。1047名闘争勝利の4・13集会は3500人の結集で大成功を勝ち取った。三組合が一体になった。 東労組の青年部で再建大会が行われている。総連合が闘った成果だ。反合運転保安を中心に継続した闘いで組織拡大を実現しよう。闘うなかで分割・民営化の矛盾が広がる。継続して闘おう。と訴えた。 次に4月18日、投開票が行われた広島県三次市議会議員選挙で堂々の当選を勝ち取った総連合副委員長の平岡さんからのメッセージが紹介された。 議事では、04春闘の総括とこれからの取り組み、協約・協定締結承認、04年度暫定予算案が執行部より提案された。
主な質疑
○ 副委員長の平岡さんが三次市議選吉舎選挙区で二位当選を勝ち取った。3月13日に指名ストを行った。会社は豹変しなんとしてもストをさせないという対応をしてきた。8日にストの申し入れをしたが交渉も行わずステップを踏んでいないと言ってきた。団交が決裂し口頭ではやめてくれと言ってきて文書で通告した。しかし、これで勝ったと思った。3・20大阪中央行動に参加し、広島では一万人行動にを原爆ドーム前で集会を行った。 福利厚生問題で家賃の引き上げがやられている。5・21中央動員では東京に来る。(西日本) ○ 東労組は、千葉地本の再建問題でビラまきをやっている。JR連合が東労組に呼びかけをやっているが本気でやっていない。 篭原では秋のダイ改で湘南、新宿ラインにグリーン車が導入される。車掌が募集され、何名かが篭原に来る。来年秋に高崎では三つの運輸区に統合され、本線を百名くらいずつになる。電車区が車両センターに改称され、基地の問題を含めて闘争課題に。 職場規律問題ではパンを食べていた
だけで訓告の処分を受けている。退職させられている社員もいる。東労組は役員同士でちくり合いの状況になっている(高崎)
○ 今年は勝田電車区でストライキを行い、支社への抗議行動を闘った。郡山工場と勝田電車区で人事交流があるがこの問題で闘いを。職場規律問題で本社が各現場に入ってくる。処分が出されても東労組、国労は助けようともしない。 イラク反戦では3・20に大挙参加した。教育基本法改悪では教職員との関係をもって闘うネットワークを作っていきたい。(水戸)
○ 04春闘では大きな成果を勝ち取ってきた。習志野の廃止反対、外注化阻止の闘いと。検修関係の団交の強化を。新型特急が導入され、217系の移管があるので今から闘いを習志野廃止反対の闘いでは習志野派出を幕張にとっていく闘いを。当局は妥協案を出してきたが一人でも早く帰ってくるような闘いを。要員が余って、主任にベテランがいない。2等級を受からせる、主任にする闘いを。
○ 04春闘では千葉運転区の組合員を木更津に転勤させることに対し、ダイ改を先倒しで非協力、指名ストに入った。20数名が指名ストに入り、15日間闘った。分割・民営化以来17年間闘って風穴があいた。運転保安問題ではレールが破断した、ストの間に起きている。29日には賃上げで闘った。千葉転では足を組んでいただけで乗務停止になっている。7月にはアルコール検知器が導入される。
○ 12月には、習志野電車区廃止で闘った。不当配転反対の闘い、春闘では三波のストライキを闘った。17年間の要求に風穴があいた。希望のところに全員復帰をかちとろう。アルコール検知器で京葉運輸区では訓練で実物を持ってきている。7月本使用これに対する取り組みを反合運転保安を中心に
○ 3月スト中に職場集会を開催、ストの時しか全員そろわない。行路別実態調査をみると睡眠時間が減っている。食事時間が削られている。木更津転勤問題がこれから先でてくるのか。
○ 千葉と新小岩今日総会を行う。基地問題を行動を通して団結を固めていく。地域共闘が盛ん。東部支援共闘に参加しているが総連合の闘いに勇気づけられている。
などの意見が出され、それぞれの意見に対して執行部より答弁がなされ、君塚委員長が「5期連続のベアゼロ、NC21の最終年度貨物の200人合理化。総体の賃金をいかに下げるか、今年度では20億円の利益が上がっている。平岡さんの勝利は普段の地域に根ざした闘いがあって勝利したのだと思う。職場規律問題は、闘う人の排除、これを拡大しようとしている。まさに第二の分割・民営化攻撃との闘いだ。反合運転保安闘争を拡大しよう」 とまとめ最後に国分副委員長が今日確認された方針を行動で示していこうと閉会のあいさつを行い、組合歌合唱、団結ガンバローで終了した。
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