労働運動の再生の闘いを基礎に、廃線化、地方切り捨てに対抗する地域からの運動創りに挑戦を!
8月27日DC会館で、動労千葉を支援する会2022年度定期総会を開いた。今年の総会も、コロナ感染第7波の影響で全国からの結集が困難のなか、関東圏を中心に各支援する会の運営委員、会員の参加で開催された。ウクライナ戦争の泥沼化と世界戦争への危機のなかで、岸田政権は大軍拡と戦争に向けた攻撃を強めている。そしてJRと国交省は、大規模な廃線化・地方切り捨て攻撃を国家改造計画として踏み込んできた。これに対し動労千葉は、「新・戦争協力拒否宣言」を6月定期委員会で発し、支援する会は今総会で、動労千葉と共に闘う方針と態勢を打ち固めた。
◇共に闘ってきた歴史を振り返り意義を語る
主催者あいさつに立った山本事務局長は、1981年の三里塚ジェットスト支援のための支援基金運動を前史に、支援する会が国鉄・分割民営化と動労千葉と共に闘いぬいてきた歴史を振り返った。特に、1047名闘争圧殺の攻撃が激化するなかで運営委員会を創設し、2001年から中村栄一書記長が支援する会担当として参加し、04年5月中村書記長急逝以降、関道利執行委員が中村書記長の遺志を引き継ぎ、支援する会担当として続けてきたことの意義を確認した。
とりわけ支援する会は、国労本部の動労千葉を排除する策動と対決して「1047名連絡会」を形成、2010年「4・9政治和解」に抗して「国鉄闘争の火を消すな」を合言葉に国鉄闘争全国運動をスタートさせ、今日の「勝利まであと一歩」の局面を共に切り開いてきた意義を語った。
また、この過程は動労千葉の国際連帯をつくり出し、外注化阻止闘争を共に闘い、ローカル線廃止をはじめとする今のJRの攻撃と闘える土台を作ったと総括した。最後に、渡辺書記長が支援する会担当となり、支援する会も織田君ら若い世代を中心に新体制で頑張っていきたいと決意を語った。
◇新世代のリーダーの登場
今年の総会は、新世代のリーダーとして織田陽介事務局次長が運動方針を提案した。織田さんは、1047名解雇撤回に向けた署名の拡大、動労千葉と連帯する労働組合の職場からの組織化、そして今総会で、ローカル線廃止に対する地方からの反乱を具体的に組織化する闘いに踏み出したいと提起した。
◇久留里線廃線化との闘いを表明
動労千葉からの報告を関委員長が行い、とりわけ、久留里線廃線化攻撃を仕掛けるJRに対して、労働組合として全力で立ち向かうと表明した。
各支援する会の報告と討論では、JRの業務融合化と同様の攻撃がどの職場でも行われていること、非正規職労働者の怒りが噴出し闘いが始まっている中で、動労千葉のCTSでの闘いから学ぶことの重要性などが述べられた。新潟の会員は、7月豪雨で被災した米坂線を復旧しないJRを弾劾し、木更津の会員は久留里線廃線と闘う決意を述べた。
今年度の役員体制が承認され、動労千葉の組合員が並んでお礼の言葉を述べた。渡辺書記長が各地・各職場で闘い11・6労働者集会に向かおうと訴えた。
神奈川の運営委員が、物販が闘う労働運動をつくる土台になると改めて強調し、「戦争危機が切迫するなか国鉄分割・民営化に決着をつける闘いに打って出て、11月労働者集会に向かおう」と総会をまとめた。
安倍国葬阻止!全国集会・デモ
9月23日(金、休)午後1時
芝公園23号地集会広場
主催/改憲・戦争阻止!大行進
第52回動労千葉定期大会
9月25日(日)10時~
DC会館