労働者は一つだ!
国境を越えて団結しよう!
第25回外登法・入管法と民族差別を撃つ研究交流集会
安田浩一さん |
イヒョンチョル副本部長 |
4月13日、「第25回外登法・入管法と民族差別を撃つ研究交流集会」が多くの在日・滞日労働者の参加のもと横浜市開港記念会館において開催された。動労千葉は、韓国・民主労総ソウル本部の仲間とともに参加した。
集会ではジャーナリストの安田浩一さんが日本で働く「外国人労働者」をテーマに講演をおこなった。とりわけ中国人研修生の恐るべき労働実態、そして在特会のヘイトスピーチのビデオを使った報告には衝撃が走り、会場は激しい怒りで充満した。
全国実行委員会の田中喜美子さん(牛久入管収容問題を考える会)が、「東京オリンピックはやめろ!外国人労働者を使い捨
てにするな」という基調報告をおこなった。
韓国の民主労総ソウル地域本部からはイヒョンチョル副本部長が登壇し、鉄道労組の民営化反対ストライキ、2.25国民ゼネストの報告を行い、「去る2月25日の国民ゼネストに連帯行動をしてくれた動労千葉の同志たちの連帯行動に感謝します」「半歩でも引き下がったならば死に至る時代です。新自由主義に反対して闘いで民営化、私有化を必ずや阻止しぬきましょう!」と発言した。
カンパアピールに続いて、「すべての難民、仮放免者に無条件の在留を」テーマに各団体からの報告がされた。そしてクルド、ビルマなどの在日・滞日労働者が発言をした。そして外国人労働者を組織している地域合同労組が登壇し、労働組合の闘いの重要性が訴えられた。
集会のまとめとして、動労千葉から田中委員長が登壇した。「今日の集会のすべて発言が、私は心に突き刺さり体を震わせた。一人の人間が誇りを持って生きたいということが、何でこれほどまでに踏みにじられて、軽視・無視され、命まで奪われるのか」と怒りを語り、「労働組合はどんな差別も国家主義も戦争政策も正規―非正規も、すべてをのりこえる存在だ。 闘う労働組合を甦らせよう。労働者は一つだ!団結して闘おう」と、6・8国鉄闘争全国集会への結集を訴えた。
*韓国民主労総から、ユサンホンさん(ソウル本部組織局長)イジェヨンさん(前ソウル本部長)カンミヒさん(公共運輸連盟自治団体労組ウルサン市庁支部長)も集会に参加した。