労働者の未来かけ、2ー3月の闘いへ!  全支部活動者研修会開催 2・19定期委員会の成功かちとろう! 

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第30回全支部活動者研修会が、1月29日~30日、山梨県石和市において開催された。初日は、経済問題研究家の島崎光晴氏から、「戦争に向かう日本ー労働者の展望」と題する講演と、関委員長から「3月ダイ改、23春闘、これからの闘いに向けて」が提起された。 二日目は、集中した討論と質疑応答がおこなわれた。

圧倒された島崎講演

なぜ戦争をやろうとしているのかをテーマに、戦争の不可避とするアメリカ、日本の資本主義、帝国主義の危機の問題を詳細に提起し、アメリカが中国に対する侵略戦争に向かっている事実と、軍拡と戦争国家に突き進む日本資本主義の破滅的状況を、わかりやすく語ってくれた。
とりわけ、全体が注目したのは、日経新聞が「台湾有事は2025年、米空軍高官が内部メモで準備を支持した」との記事のところではないか。「わからいやすく非常に良かった」「充実した講演だった」との感想が寄せられた。

委員長提起 (要旨)

時代の大きな分岐点
世界戦争・核戦争が現実の危機として目の前に表れている。2023年はこれを阻止できるかどうかという、時代の大きな分岐点になっている。戦争こそ労働者の最大の権利破壊。労働組合にとって、戦争反対は本質的な課題だ。戦争も改憲も絶対に許さないという闘いにたちあがろう。
三里塚決戦の勝利をかちとろう。「米日は、民間国際空港の使用を確保するために動く必要がある」「地元の政治的反対が平和時には日本の民間空港の使用を阻害するであろうし、また戦時にもそうなる」と、成田空港の軍事使用に向けて、三里塚闘争を潰すために市東さんの農地強奪に出てきた。この攻撃との闘いは、戦争を阻止する大きな決戦になっている。
われわれ動労千葉は、ジェット燃料貨車輸送阻止闘争から、車の両輪として労農連帯を貫き、首をかけて闘ってきた。「農地は命」を貫く市東さんとともに、農地死守・成田軍事空港粉砕で闘おう。

ストライキを構えて
3・18ダイ改提案。昨年ダイ改の「鉄道の歴史始まって以来の大転換」攻撃が今回のダイ改でさらに具体化・全面化して攻撃が進められようとしている。そして、6月、車両センターの首都圏本部所属化。7月、全駅の統括センター化の攻撃が始まる(具体的内容・団交については、日刊別号にて報告)。
春闘も戦時下、激しい物価上昇の中での闘いとなる。3月ダイ改・春闘過程は総力を挙げ、ストライキを構えて闘うべき決戦だ。
具体的な方針については2月定期委員会にて決定する。
1047解雇撤回闘争、65歳以降の雇用を巡る闘い、久留里線と地域を守る会結成と署名運動、11月集会発展に向けて全力で取り組もう。
なにより、会社(政府・資本)の攻撃を打ち破る最大の力は組織拡大だ。そのために、まず私たち自身が全力で闘い、行動することが重要だ。
時代は、闘う労働組合を求めている。地に溢れる怒り、職場の怒り、現場の怒りと結びつき、労働運動の復権を! 労働者の未来かけ、2・3月の決戦を闘い抜こう!

第87回定期委員会
  日時  2023年2月19日13時から
 場所   DC会館 2階会議室
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