「人類の生存を脅かす初の危機に対して、世界を守る力は今や、労働者階級の国際連帯から生まれる以外にありません」
「日本と韓国の地で合流して、大恐慌―大失業・貧困と戦争から世の中を根本的に変革する闘争を共に開始しましょう!」
(東京―ソウル国際共同行動招請状から)
11・6全国労働者総決起集会まであとわずか。本集会は国境をこえた労働者の国際連帯で戦争と労働法制改悪を阻止する闘いです。韓国からは約30人の代表団が参加し、ドイツや米国からの労組代表も参加します。
韓国鉄道労組の無期限ストが1カ月を越え、2013年末の23日間の大ストライキをも上回る歴史的闘いとなっている。 |
鉄道労組がゼネストの中心に
核戦争の現実性(ハンギョレ新聞)。北朝鮮の核実験・ミサイル発射、韓国海軍と米海軍、そして海上自衛隊による朝鮮戦争に向けた大規模な軍事演習が繰り返されています。日本周辺海域などで実施される大規模な日米共同訓練は、「重要影響事態」を想定し、3月施行の安全保障関連法に基づく訓練としては初めてのものです。
こうした朝鮮戦争の切迫情勢の中、9・27からのゼネストの中心である鉄道労組は、「私たちの闘争は、私たちの社会を支配してきたすべての偽りと迷信との闘いである。私たちには新しい大韓民国が待っている」と、社会を変えるゼネストをさらに貫徹すると宣言しています。
チェジョンジン民主労総委員長代行は「国民はトカゲのしっぽ切りではなく、パククネの責任を問うている」「サード配備を撤回し、セウォル号の真相を究明し、財閥のためでなく労働者・農民のための政治をしろというのが国民の命令だ」と、「11月12日、100万人の鬨(とき)の声を集めてパククネ大統領を引きずりおろそうと」呼びかけています。
立ち上がる全世界の労働者と共に
この9月、動労水戸・動労福島・動労千葉国際連帯委員会の仲間でドイツ訪問がおこなわれました。今回の訪問は、首都ベルリンから巨大な港湾都市・ハンブルグ、そして世界の反原発運動の大拠点・ヴェントラント(ゴアレーベン)を訪れるものでした。闘わない党派や労組指導部にたいして、現場から変えていこうと苦闘しているのはドイツでも同じです。今年の11月集会にも参加してくれます。
戦争と内戦、クーデターと対決して闘うトルコの仲間たちは、非常事態宣言下での防衛的闘いを貫徹するために今年の11月集会には参加できませんが、彼らと連帯して闘うことは、中東での大戦争と東アジアでの大戦争を阻止する決定的に重要な闘いです。
今や、フランス、ブラジル、インド、中国、アメリカ、イギリスなど世界中で労働者が立ち上がっています。共に闘う存在として、11・6日比谷野音を満杯にして日本の労働者の心意気を示しましょう。組合員の結集はもとより、OB、家族、友人を誘って集会に参加しよう! 組織拡大の観点からも他労組の仲間にも集会参加を呼びかけよう。戦争と労働法制解体攻撃に立ち向かう労働者の国際連帯闘争をさらに強化しよう!
■11月5日(土)国際連帯集会
午後1時 千葉市商工会議所14階ホール
■11月6日(日)全国労働者総決起集会
正午 東京・日比谷野外音楽堂