労働者の国境を超えた団結で闘おう! ~11・3労働者集会報告④~

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11月労働者集会は画期的な国際連帯闘争としても発展してきた。集会成功を出発に、さらなる国際連帯の発展と日本における闘う労働運動の再生をかちとろう! 11・3集会の発言を紹介します。

11・3全国労働者総決起集会には、韓国・ドイツ・イタリア・ブラジルから代表団が参加。各国から多くのメッセージも寄せられた。

民主労総ソウル本部
キムヘジョン首席副本部長

闘う労働組合を時代の最前線に登場させよう。労働弾圧、改憲、戦争阻止に共に連帯し闘う労働者同志の皆さん、会えてうれしく思います。

ユンソンニョル政府は、歴史を歪曲し、反労働政策と弾圧で多くの労働者を生活の崖っぷちに、そして死に追いやっています。アリセル工場火災で23人の移住労働者が亡くなり、クーパン労働者が明け方配送、ロケット配送で相次いで過労死しても、真相究明をせず、責任を取っていません。

労組する権利を保障しようとする労組法2条、3条改正に継続して拒否権を行使しています。労働時間の柔軟化、職務成果給、派遣労働拡大など、反労働者政策で労働者の暮らしを破壊しようとしています。

ソウル市のオセフン市長も弱者を弾圧し排除する市政を拡大しています。社会サービス院を廃止し、公共支援を投げ捨て、300名以上の労働者を集団解雇しました。ソウル市公共部門の労使関係は、公共機関廃止とソウル市労使政協議会無力化、タイムオフを口実にしたソウル市交通公社に対する弾圧と32名の懲戒解雇、大規模人員削減など、悪化の一途です。

公共性と労働権を破壊し、人権と民主主義を後退させる政治を拡大しています。これは全世界の新自由主義政権がとる姿です。

これに対する労働者民衆の闘争も世界各地で熾烈に展開されています。日本の労働者同志たちの絶え間ない闘争に敬意を表します。韓国の労働者たちもユンソンニョル政権退陣、オセフン市政を懲らしめ審判する闘いを一層力強く展開します。

労働者はひとつだ! 万国の労働者団結せよ! 韓国と日本の労働者はお互いに支持し合い、ともに連帯します。頑張りましょう。ともに闘い、ともに勝利しましょう! トゥジェン!

金属労組旭硝子支会
ソンドンジュ副支会長

集会に共に参加できたことを嬉しく思います。今後も国際連帯を通して世界のすべての労働者の権利を守る闘いを共に作っていきましょう。トゥジェン!

イヨンミン代議員

この集会に参加することができて光栄です。日本の同志の皆さん、旭闘争9年、長い時間を共に闘ってくれて本当に有難うございました。日本の同志たちの信頼と熱い闘争で、私たちは民主労組の旗を堂々と掲げ工場に戻りました。現場で力ある労働組合として、団結し連帯する労働組合を作るために一生懸命闘います。トゥジェン!

11・2国際連帯集会に230人結集

11・3全国労働者集会の前日の2日、国際連帯集会が千葉商工会議所ホールで開催された。230人の仲間が結集し、ともに闘う決意を固めた。

関委員長の主催者挨拶ののち、港合同昌一金属支部の木下委員長の連帯挨拶、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子さんからの特別アピールが行われた。

海外代表団からは、民主労総ソウル地域本部キムヘジョン首席副本部長、旭硝子支会のソンドンジュ副支会長とイヨンミン代議員、ドイツ・鉄道労働者ネットワーク、イタリア・SI―COBAS、ブラジル・コンルータスの仲間が次々に決意を語った。

また、在日ビルマ市民労働組合のマテンテンウさん、在日3世・被爆3世の鄭伊佐さん、難民申請中の在日スリランカ人の仲間から発言を受けた。最後に、動労千葉国際連帯委員会の鎌田由子さんがまとめを提起した。

集会終了後には訪日団の歓迎会を開催し、連帯を深めた。

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