労働条件改善へ具体的要求で千葉支社を追及

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反合・運転保安確立へ!
労働条件改善へ具体的要求で千葉支社を追及
11月労働者集会へ全力結集を!

2004年10月ダイヤ改正
2008年3月ダイヤ改正

 動労千葉は、今年3月ダイ改に関する実態調査に基づき、運転保安確立、労働条件改善に向けて千葉支社との団体交渉を行ってきた。
 今回の団交では、食事時間や睡眠時間、大型行路化による労働条件の悪化等が各支部から次々に指摘され、最大の問題はこれ以上の労働強化を阻止するためには行路及び要員を増やす以外にないことが次々に千葉支社に突きつけられた。
 反合・運転保安確立、奪われた労働条件の奪還に向けて職場からの反撃を開始しよう。
 11・2労働者集会への1万人結集の実現へ、全力で闘おう!

【習志野運輸区】

 習志野運輸区では、分割・民営化以降も東京への業務移管が次々に行われ、現在でも千葉に車両が6割あるにもかかわらず、運転士の行路は3割程度しかない。千葉支社も、「今の比率で行路のバランスをとるのは難しい。行路は同数程度が丁度よい」と回答せざるを得ない状況だ。
 一方、行路についても、以前と比較して確実に一山増えている。04年10月の行路と今年の行路を比較すると、津田沼?千葉間の一往復が増えている。これにより25km、34分の労働強化になっている。

【千葉運転区】

155行路 4016Mからの4時間持ちきり

 千葉運転区では、千葉支社管内のほとんどの線区に入るため、休養室と睡眠時間が重要になっている。未だに個室化されていない箇所や隣室の音が聞こえるような箇所もあり睡眠に支障をきたす状況だ。
 また、行路の関係では、大型化が顕著になっている。155行路を例に上げると、東京一往復後は、19時58分発の4016Mから23時53分の幕張入区まで4時間持ちきりという大型行路だ。ほとんどトイレにも行くこともできない。しかも幕張で入区、翌日は出区があり、睡眠時間も5時間ギリギリだ。長時間乗務して睡眠もまともにとれな状況が強制されている。

【京葉派出】

 京葉線では、列車が乱れた場合は、これまで快速も含めて各駅扱いを行ってきたが、海浜幕張での折返しが増えたことから各駅扱いを行わないとの考え方に変わったとしている。
 また、東京駅では、乱れた場合でも駅要員が配置されないという状況が続いていたが、千葉支社として「東京支社にあらためて出るように要請する」との回答を行ってきた。
 一方、無通告着線変更について、列車が乱れた場合、指令から「これから無通告着線変更を行います」「無通告着線変更を終了します」との指示が行われることが多くなっている。無通告着線変更は、輸送混乱時に、予定されていた番線以外でも指令からの通告がなくても着線できようになっている。しかし、指令が前記のように「終了します」等の指示が行われた場合、無通告着線変更ができなくなるという考え方になってしまう。
 こうした事態について千葉支社は、「紛らわしいとの考え方はよく分かる。指令にもその旨は伝えている」との回答を行ってきた。また、一斉情報による通告は行えないこと、列車毎に通告することを徹底するとの回答が行われた。

【蘇我運輸区】

352行路 朝食がまともにとれない

 蘇我運輸区では、新設当初から352行路の朝食問題が発生していた。
 358行路?352行路のユニットが組まれているため、5時39分に出勤してから千葉に戻るまで食事時間がない。しかし、千葉駅での時間は着発で30分程度、徒歩時間を除いたら15分程度だ。
 この問題について千葉支社は、「次期ダイ改に向けて検討する」との回答を行うなど、問題点として認識していたということだ。
 会社は、健康は自己管理だと言うが、まともな食事時間が確保できなければ、健康のはもちろんのこと、安全も確保できないことは明らかだ。
 まともな食時間を寄こせ。

【木更津運輸区EC】

 242行路は、乙行路で6時29分発車から木更津まで3時間も乗務するにもかかわらず、鴨川での折返しが時間が13分しかないため、身体的に非常にきつくなっている。スジの持ち替えも含めて検討を要求した。
 また、244行路では、1151Mへの乗り継ぎにに問題があることから段下げを要求し、千葉支社も「次期ダイ改で段下げにしたい」との回答を行ってきた。
 交番順序の関係では、交番の235行路と枠外の236行路の差し替えを要求した。

【木更津運輸区DC】

 以前は内勤が行っていた入換業務を、運輸区設置時に161行路と163行路に付け推進運転での入換作業を行わせることは、運転保安上絶対に認めることはできない。この間も現場ではこの問題で会社に対する講義等を行っている。とくに推進運転では、18ヶ月の間に3回しか作業を行っていない運転士がいるのだ。平均でも6ヶ月に1回程度だ。
 千葉支社はこうした実体を追及されると、「運用は今まで通りでお願いしたい。不安を取り除くために駅も含めた訓練も考えていきたい」と回答してくる状況だ。千葉支社も運転士が「不安」に陥っていることを百も承知しているのだ。絶対に許せない。
 一方、気動車は、東日本で一番古いと言われ車両で、冷房もない車両だ。酷暑と言われた今年は、運転中に気持ちが悪くなって乗務できなくなった運転士もいるほどだ。会社は、「毎年本社に要望を出している」と回答するが、我慢にも限界がある。まともな車両を配置しろ。
 さらに、踏切についても、ここ数年で自動車との衝突事故が発生していることを踏まえて、早急に第1種化を図ることを突きつけてきた。

【鴨川運輸区】

 鴨川運輸区では、泊行路の睡眠時間が4時間台の行路があるが、これに対して千葉支社は「ダイヤ構成上解消は無理」との回答を繰り返すだけで何らの対策も立てようとしていなし。絶対に許せない。
 また、202行路の54M(7時26分)から幕張入区(11時02分)まで3時間30分以上のロングランや、211行路の乙行路も早朝の4時25分から2時間近くも乗りっぱなしだ。また、朝食も含めて千葉での休憩が必要であることを要求するなど、運転士の負担軽減を求めてきた。

【銚子運転区】

 銚子運転区の308行路は、320行路とのユニットになっているが、6時42分出勤以降、千葉で40分程度時間あるが、実際には20分が動力看視のため、食事もとれないのが実情だ。結局、成東まで約4時間も空腹のまま乗務するしかない状況だ。千葉支社は「6時以降の出勤については朝食の考え方はない」などという許せない回答をおこなっている。まともな食事時間を確保しろ。
 銚子支部からは、307行路・332Mと、308行路・334Mの差し替えで食事時間確保を要求し、千葉支社も「週労働時間との関係も含めて早急に検討する」との回答を行ってきた。
 また、酒々井?成田間第1閉そく警戒現示で快速列車の成田到着が遅れる事象が発生しており、会社からは「事実は認識している」との回答し、今後検討することとなった。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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