11・6労働者集会に1万人結集を!
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労働学校を闘いの梁山泊に!労働者学習センターの卒業生による同窓会がDC会館において行なわれた |
労働者学習センターの第Ⅰ期から第Ⅳ期までの卒業生による同窓会が、9月24日(土)、DC会館において行なわれた。
労働学校を主催してきたこの間の意義とは、総評が解体され「連合」が発足したことにより、従来、労働組合が行なってきた学習の場が無くなっていること、それによるこれからの労働運動の核となっていく若い世代の育成と実践をめざして、今期まで幾多の卒業生を生み出し、各地区、各労組において、中心となっ働運動の新しい潮流を形成していくメンバーとなっていっている。
そうした卒業生相互からの要請により、今回はじめて同窓会という形で、日頃の奮闘の意見交換等々がはかられ、11月6日の労働者集会への総決起体制へ向けた取り組みに全力をあげていくことが徹底された。
同窓会は、呼びかけ人として、司会を動労千葉・繁沢副委員長が行い、「労働学校も第Ⅰ期から第Ⅳ期まできている。2年目からは基礎編と実践編という形で座標設定が示され、現場で活かされる時事に適した講義内容も含まれていくなど、学習の場としての意識が年々定着し、世代的にも多岐にわたるようになってきている。第Ⅰ期が、2000年9・11のあった年が初めての年であり、この2005年衆議員選挙における自民党の圧勝という、戦後60年を画する歴史的な分岐点の中にある。労働者としての思想、労働学校で学んだことを今後の活動に活かしてもらいたい」と開会の挨拶を行なったあと、続いて、労働学校同窓会の呼びかけ人を代表して、江戸川市職労・佐藤調査部長より、「私が労働学校に参加したのは第Ⅰ期で、40代後半であったが、学習に年は関係ない。9・15の鉄建公団訴訟に対する反動判決は、明確に動労千葉を狙い撃ちにするような内容だ。労働学校というここで育った意味は大きい。これから労働者の核を狙い撃ちにする攻撃の可能性がある。運動の拡大がそれを阻止する。同窓会は幹事持ち回りで、一周して私のところに帰ってきたときには、もっと広い『某ホテル』のようなところで行いたい」と趣旨を含めて提起した。
労働学校を闘いの梁山泊に!
続いて、労働者学習センター・中野代表より、「現在、労働学校も第Ⅴ期目となっている。ここから200名弱の労働者が育っている。6000万労働者の中では少ないかもしれないが、日本の労働運動を担っていく中心的メンバーとなっていってもらいたい。ここを『梁山泊』にしていきたい。もっと多くの労働者が結集する軸になれば良いと思う。
大変な階級情勢に入っている。9・11選挙において与党が衆院で3分の2を持った。これにより全ての法案が通ってしまうことになる。憲法を発議することなど、慄然とすべきだ。
9・15の鉄建公団訴訟判決について、『折衷判決』などと言っている者もいる。内容は1047名をバラバラにする意図を持った判決だ。現状回復なき不当労働行為の認定など話しにならない。そして階級的意思で5人について排除した。ひとりは55歳以上だが、他の4名は、停職6ヵ月、又は停職2回以上を理由としている。明確に動労千葉を対象とした反動判決だ。これを認めれば動労千葉の鉄建公団訴訟も却下確定ということだ。9・11選挙での与党圧勝と符丁が合っている。さまざまな攻撃の毒素を見抜く。何が正しいのか?闘うための団結に寄与するのか否かを軸にしなければならない。
今回の解散-総選挙は小泉-奥田によって行なわれた。トヨタの自民党支持など企業のトップが先頭に起ってやったことがない。奥田ビジョンを貫徹するための選挙、9・16の小泉政権への提言では、消費税10%(07年には16%)、法人税の減額、そして武器三原則の緩和へと進むのではないか。郵政民営化を構造改革の本丸とする小泉に席巻された。国と地方合わせて1000兆円という途方もない赤字、超インフレ政策か大増税しかない。これを無くすのは戦争であり、労働者はどういう方針を対置すべきなのか、革命ということを対置できるのか否か、そろそろ言い切らないといけない。今回の選挙で、一番犠牲になっている若者や女性が小泉を支持している。正しくオルグし正しく獲得していく。その意味でも労働学校は重要だ。
10月の連合大会は、日教組以外は改憲勢力へと向かっている。志を持っている労働者、怒りを持っている労働者を結集していかないと、小泉の暗黒政治と対決できない。05年11・6集会において、対峙できる労働者階級の組織基盤を作っていくグレードアップしたものとしたい。小泉反動政権打倒の1万人集会としたい。それに全力をあげる」と提起した。
小泉反動政権打倒!11・6日比谷に1万人の怒りの結集を
乾杯のあと、出席をいただいた講師の方々より、「労働学校の重要な位置、労働者を基礎に労働運動を基盤に」、「9・11選挙結果が出てから、11・6集会のチケットが駅頭で売れるなど、今まで経験したことがない」、「郵便局前でビラ巻きを行なっている。衆院選結果に激しく反応している。来るときが来た。『改革』というスローガンに対する大衆支持、ファシズムが出てきた。対置するのは革命しかない」、「05年いまなんだという意味、今回の選挙の手口は奥田ビジョンに出ている。奥田自身は資本家に向かって恫喝をしている。年功序列、終身雇用、労働者保障など無くしてしまう。恩情家の企業など生き残れない。動き始めた怒りを姿に変えていきたい」等々のあいさつのあと、出席した同窓生各自より自己紹介をし、11・6日米韓労働者集会へ向けた、全体の意思結集がなされた。