内房線と地域を守る会 ワンマン運転問題を考える会を開催 地域の住民など60名が参加し活発な意見交換

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木更津支部組合員2名が、運転士の仕事とワンマン運転の問題点を説明

館山コミセンで開催されたワンマン運転問題を考える会。地元中心に60名が参加。

9月13日、館山市コミュニティーセンターにおいて、内房線と地域を守る会主催による、「内房線のワンマン運転問題を考えようーみんなで知ろう 運転士の仕事・車掌の仕事ー」が開催され、地元の市民を中心に60名が参加し、JRが来年3月から行おうとしている内房線、外房線、鹿島線へのワンマン運転拡大について、運転士・車掌の仕事を知ることでワンマン運転になった場合の安全問題や地域の過疎化の問題等について活発な意見交換が行われた。

冒頭、松苗代表から「運転士、車掌の仕事を知ることでワンマン運転の問題点を上げていきましょう」とあいさつが行われた。
集会では、久留里線のワンマン運転を担当している木更津支部の組合員2名が運転士の行っている仕事を具体的に説明し、その後、ワンマン運転の問題点について触れた。とくに、車掌が行っていたドアの開閉や後方の安全確認、発車後のホーム上の安全確認等を全て1人で行うことを説明した。さらに、鹿と衝突した際に1人で車両の下から引き出すことができず、消防隊が来るまで動かせなかったことなどを具体的に話し、事故や災害などが発生した場合、運転士1人では絶対に対応できないことを訴えた。

車掌の業務については、木更津運輸区の元車掌が業務内容を詳細に説明し、乗客の安全を守るために車掌が必要だと訴えた。
さらに、幹事会からは、東北本線・黒磯~新白河間の5両ワンマン運転の現地調査の報告が行われ、運転士が確認するモニターには限界があること、障害者が利用する際の問題点等について指摘した。

質疑応答では、「運転士1人になったら乗客の安全はどうなるのか」「他の地域でワンマン運転に対する意見はどうなっているか」「JR内の労働組合は何をやってるのか」等々、ワンマン運転拡大・導入への疑問や反対の声が相次いだ。
最後に幹事会から、今後も学習会を開催し地域からワンマン問題に声を上げること、JRや国土交通省に要請行動を行うことが提起され、参加者全員で確認し、集会は成功裡に終了した。

今こそ廃港のとき 農地取り上げ許すな!!
9・27三里塚全国総決起集会

成田ニュータウンをデモ

9月27日、成田市において三里塚全国総決起集会が一年半ぶりに開催された。
基調報告にたった萩原富夫さんは、国際線の旅客数が9割以上の減少、空港内の店舗も端数以上が休業など破たん寸前の成田空港の現状を数字をあげて報告し、そして成田空港会社(NAA)がいまだ「空港機能強化策を推進する」と言い張っていることを厳しく断罪した。

連帯のあいさつの冒頭に動労千葉関委員長がたち、JRも成田空港同様、激しい赤字のなかで、JR東日本では整理解雇まで振りかざした分割・民営化以来の大合理化計画が狙われていることを明らかにした。そして、前日に開催した定期大会でこれと対決する闘争体制を確立したことを報告し、新自由主義に断を下すため11・1労働者総決起集会への大結集を訴えた。

反対同盟の市東孝雄さんは、請求異議裁判の控訴審の最終弁論が10月22日予定されているなかで、文書偽造まで行って土地をだまし取ろうとしたNAAの卑劣なやり方を弾劾し、「小作農でもそこで生きていく権利がある、正しいものは正しい、ウソはつかないという信条だ」と決意を明らかにした。
10・22東京高裁へ、請求異議裁判へ結集しよう!

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