分割・民営化をうち破る闘いを! 7・14国鉄集会 へ
鉄道労組ソウル地本3名が7・14集会参加!
芸備線
「再構築協議会」に反撃
国土交通省は3月26日、岡山、広島両県を走るJR芸備線(げいびせん)一部区間(備中神代(岡山県新見市)ー備後庄原(広島県庄原市)間の68・5キロ)の存廃を含めた再編方針を議論する「再構築協議会」の初会合を広島市内で開いた。協議会の開催は全国で初めて。
「再構築協議会」会合の2日前の3月24日、芸備線存続に向けての市民集会が、沿線の庄原市で約400人の参加で開かれた。日本総合研究所の藻谷(もだに)浩介主席研究員が講演し「廃線は沿線の人口減少を加速させる。赤字、黒字を基準に判断すべきではない」と話した。
全国的なネットワークを
存続を訴えてきた「芸備線魅力創造プロジェクト」の横川代表は、「芸備線の現状は、接続が悪く使いたくても使えないダイヤになっている」とJRを弾劾し、今後は、「全国で再構築協議会を働きかけられそうな地域の市民団体と交流し、全国的なネットワークに広げていきたい」と訴えている。
被災の米坂線 ▽新潟
2千500筆の署名提出
2023年11月に発足し、地域住民など200人以上が会員となっている「米坂線の早期復旧と地域活性化を考える会」は、4月22日約2500筆の署名をもってJR東日本と県への申し入れを行った。
会員の一人は「交通弱者、私たちもそうだが、年をとればどんどん運転ができなくなる。バスも運転手がいなくなる。バスも廃止される。年寄りはどうやって生きていくのか」と涙ぐんだ。
70人の参加で集会
5月19日には、村上市で、約70人の参加で集会を開催し、沿線自治体の元教育長が講演し、、「地域の交通サービスは公が維持するべきで、赤字を理由に切ってはいけない」と主張。「鉄道がなくなると若者が地元に帰ってこなくなり、地盤沈下が進む」とも述べ、人口減少が進む地方こそ鉄道が必要だと訴えた。
集会には、村上市と関川村の幹部も出席し、「JRが責任もって復旧させるのは当然だが、国も財政支援を拡充するべきだ」などとする両首長のあいさつ文を読み上げた。
被災の米坂線 ▽山形
「飯豊の会」発足
5月31日、発足総会には、沿線の飯豊(いいで)、小国(おぐに)両町と新潟県関川村の首長や議長らが来賓として出席。昨年12月に「復旧小国期成同盟会」を発足させた小国町の町議会議長が、署名活動などの取り組みを報告した。
1万627筆提出
6月17日、山形県では「JR米坂線開業百周年記念事業実行委員会」が早期の復旧を求めるおよそ1万人分の署名をJR東日本に提出した。さらに7月以降、およそ1万1500人分の署名を国土交通大臣に提出する予定だという。