第35回乗務員分科会定期委員会開催
11月29日、DC会館において第35回乗務員分科会定期委員会が開催されました。
議長に銚子支部・田中浩克君を選出し、検修・構内外注化と基地再編の強行、運転士登用差別の反動判決への怒りの中で、50名の組合員が集結した委員会となりました。
鈴木乗務員会長より「検修・構内外注化、基地再編強行の中で、当該組合員は悔しさで怒りに震えている。また、信号担当を外注化するなど車両や職場全体の安全が崩壊しつつある。偽装請負や強制出向等の法廷闘争と、乗務員目線での作業効率の後退等、外注化による弊害の検証と矛盾を追及する事が重要となる。構内・検修をJR本体に戻す闘いに勝利しよう」とあいさつ。
本部・田中委員長は「検修・構内外注化が継続している。この闘いのなかでも団結を守り抜いてきた。検修・構内部門をJR本体に戻させる闘いに勝つためには、外注化の矛盾を明らかにすること。そのためにも組織拡大が重要となる」とあいさつ。さらに大竹副委員長より「貨物会社における列車防護無線の不備により総点検を行った。運転保安上、問題である」とのあいさつを受けた。
執行部より経過報告、運動方針(案)が提起された。
【質疑で出された主な意見】
・貨物の防護無線総点検を千葉支社が承知していたかの確認が必要ではないか (佐倉)
・問題点の解決を図るには、勤務制度を 変えさせる闘いが必要 (銚子)
・運輸区構想、定年延長、乗務手当についてどうなっているのか(千葉転)
・ATS―Pの調査を行い、千葉支社に送ってあるが、回答はどうなっているか (千葉機)
・京葉線の風規制に対する指令対応について(鴨川)
・京葉線に臨行路で担当するが、2回の乗務で本線 担当を強いられている(水戸)
・本線乗務員も、幕張入出区の際に異常 があれば、すべて申告するように(幕張)
・構内において防護無線受信後、運転再 開について明確にすべき(幕張)
・130系使用開始に伴いマニアが集中、支社対策が不十分であり、乗務員とのトラブルも危惧される。また、ハンド ル訓練不足のため運転が不安だ(木更津)
等々、職場での現状報告を含めて活発な意見が出された。
乗務員目線での矛盾点の追及をとおして構内・検修部門のJR本体へ戻すこと、基地再編を阻止すること、職場からの闘いをとおして運転士登用差別者・強制配転者のハンドルを取り戻すこと、運転保安に係わるすべての闘いに立ちあがることを決議し、成功裡に終了した。
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