乗務員分科第29回定期委員会開催

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反合・運転保安闘争をさらに前進させよう!
乗務員分科第29回定期委員会開催

 動労千葉乗務員会は、11月7日、DC会館において第29回定期委員会を各支部、常任委員・委員の総計32名の参加を持ち行いました。
 委員会は、議長に幕張支部の井上さんを選出し進められました。スローガン(案)提起の後、橋本乗務員会長のあいさつが行われました。

橋本乗務員会長あいさつ

 第二の分割・民営化攻撃という中、尼崎事故や羽越線事故・レール破断の多発、幕張構内事故という現実に労働組合として真正面から立ち向かうことの中から自らの原点を再確認し、この時代に通用する動労千葉への飛躍をめざし、必至で闘いぬいてきました。
 改めて、全組合員が核心を深め、反合・運転保安闘争の復権に向けてさらに闘いを前進させることがわれわれの何よりも最大の課題です。
 安全の確立は、労働組合の闘いによって資本に強制する以外に実現するいかなる方法もないという立場に立つことです。それが、「闘いなくして安全なし」のスローガンにこめられた思想です。企業の目的は利潤の追求です。莫大なコスト人員を要する一方直接的な利潤を生まない安全対策は常に犠牲にされ続けます。 ひとたび事故を起こせば徹底的に追求され、処分され、マスコミから、袋だたきにされ最悪の場合には逮捕され、生命まで失う。この間の闘いで、運転保安確立にとって365日職場からの闘いがいかに重要であるのかをわれわれに示しました。
 この闘いの過程で、千葉支社が現場からのATS設置要求を握りつぶしていたことが明らかになるなど、幕張支部が不断の職場闘争を闘い続けていたことが決定的な意味を持ちました。反合・運転保安闘争を継続することのなかからこそ、次の展望が生まれるということです。事故は当局の安全軽視や合理化の結果であると言い切って、徹底的にその責任を追及し、当該労働者への事故責任転嫁を許さないために闘いました。現在も闘いが継続している第二次安全運転行動の貫徹、抜本的な始業緩和、労働者への事故責任転嫁反対の闘い等を全力で強化することです。

 次に来賓あいさつを本部田中委員長より受けました。そして執行部より、一般経過報告、会計報告、共済関係報告、会計監査報告、大会延期承認、2005年度決算承認、2006年度運動方針案、予算案の提起を行い、質疑応答に入りました。
 各支部から活発な質疑をうけ、その後本部田中委員長より中間答弁を受け、他の議事を行い、各項目の承認を受け、最後に橋本会長の音頭で団結ガンバローを斉唱しました。 第29回乗務員分科定期委員会が新たな運動方針を確立し、改めて「闘いなくして安全なし」反合・運転保安闘争という、参加者全員が自らの闘いを再確認するという大変重要な気概をもつことができた委員会として大成功で終了しました。 

質疑の主な内容

● 出勤停止という事態が発生した。乗務員共済会の給料に対する補償が無いと聞いている。補償すべきではないか。
(いすみ)
● 新小岩繰駅の入れ換え信号機が見づらい。JR東日本が管理していると聞く。ダイオードに変更すること。またATSの設置を含め、団交で申し入れてほしい。
 列車の遅延等の時、貨物は後回しにされる。貨物の指示と、JR東日本の指示が違うことがある。異常時における各社間の連絡・調整をしっかりと取り決めてほしい。
(新小岩)
● 濃霧の為注意運転をした。乗務後千葉指令より、この注意運転の報告書がほしいと連絡を受けた。このようなことで報告書を要求されたのは初めてである。千葉支社指令の考えを聞きたい。
 JR東日本に提案されたライフサイクルが、われわれにも影響があるか聞きたい。
(千葉機)
● 今後さらに駅員が外注化される。異常時において時刻表の不携帯のまま運転させられる等、違反行為が現実に起きている。事前に会社に対し注意喚起をしておくべきである。
 指令からの運転通告受領券の取り扱いがあいまいになっている。今一度われわれ自身が取り扱いを確認し、自己防衛していかなければならない。 (千葉転)
● 館山運転区の廃止が提案されている。これからの闘いと、今後のわれわれのゆくえを教えてほしい。
 211系の担当が始まった、運転台の後ろも窓になっている。闘いとしてカーテンを閉めるという運動はできないのか。
(館山)
● 館山運転区に助勤者をだした。その助勤者に対し、担当線区全てで運転見極めを行った。助勤者を出す側の管理者に対しても失礼な行為であると同時に、運転士のプライドを傷つける行為である。今後はこんな行為は行うべきではない。
 事故を起こしたという理由により、乗務を降ろされる。また他職種に異動を強要される事象が目立つようになった。いきすぎだと思う。何とかならないのか。
 事故隠しと言うことがうるさく言われるようになった。その結果、停止目標を1~2mの相違でも報告するようになっている。行き過ぎではないか。
(京葉)
● 早朝の列車に211系の運用が多い。これから冬場を迎え不安である。
 報告については1割1分と指導されている。それ以外は報告している。
(銚子)
● 50歳以上に対し、シニア講習を行うと言われた。他の現場ではどうなのか、本部より支社に確認を取ってほしい。
 DL作業が新しく増えた。現場に何の事前説明もなく勝手に始まっている。
 イベントで、風っ子・SLが予定されている。作業内容及び予定日を事前にはっきりと示してほしい。
 イベントに参加したい組合員がいるかもしれない。希望者を募ることがあってもよいのではないか。
(木更津)
● 異常時、以前だと駅で抑止を受けていたが、今は、駅間を速度を指定して運転をさせている。この速度指定の根拠が判らない。
 ATOS区間で事前放送がなく、無通告着線変更が行われている。このような状態だと、異線現時の概念が変わってしまう。
(千葉転)
● 各種実態調査の団交が未だ行われていない。今後は調査後直ぐにやってほしい。
(銚子)
● 木更津構内をDLで入れ換え中、ATSーPの動作を受けるときがある。調査の上、対策を講じてほしい。
 支社社員が通勤時に裏面指導を行うと言われている。どのように対応したらよいのか考えてほしい。
(千葉転)
● 水戸でも要員の不足は深刻である。月約70人の休日出勤があった。
 先日の強風時1114分の遅延列車があった。それでも乗務を継続させていた。安全対策が抜け落ちている。会社できる範囲で手配をしていると言うが、無策である。
 普通列車でも130㎞列車の提案があった。
(水戸)
● 10月ダイ改より、5両停止目標が出来た。それにより停止目標が移動した駅も出来た。全ての負担が運転士にかかっている。
 成田駅南入れ換え線の停止目標が4・6両である。5両の時昇降台から外れる、ATSの設置等安全対策をすべきである。また、入換信号機のダイオードが一個球切れのまま運行されている。安全に対する考えが低下している証ではないか。
(銚子)

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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