ニュースの焦点 中曽根訪韓の意味するもの 下

1244

読み込みエラー:

PDF をダウンロード

臨調· 行革粉砕!
三 里塚ジェット 闘争勝利!
ニュース
このような中で開かれる日米首脳会談は第一に、各々が体制延命
【B】日米安保の再編強化–歯止めはずした軍事大国化へ
ている。
路線に走っている。
をあおりつつ、自己の勢力圏·市場確保のために競って軍拡=戦争
る中、全世界が泥沼の争闘戦に一挙に入っており、互いに排外主義
西欧·東欧·ソ連圏·中後進諸国等ものきなみ同様の危機を深め
ールハーバー!“日本車うちこわし、等”排日”運動が高まってき
す法案の提出·保護貿易主義への傾斜、さらには“リメンバー·パ
本への風当りはますます激しくなってきており、日本商品をしめ出
義への“負担の分担”にもとめているレーガン政権下で、今や、日
てでも生きのびる」とレーガンは演説)·経済の軍事化と他帝国主
策(「たとえ米国民二千万人が死んだとしても米国は核戦争をやっ
このような体制の危機を、ただただやみくもな軍拡·戦争挑発政
1


訪韓·訪米
自動芳千葉
.
階級情勢を牽引して闘い勝とう! 反動中曽根内閣を打倒しよう !!
雨降りだ」と嘆きつつ、座してタコツボの底でおぼれ死ぬより、全
のカギが「ろ月三里塚–国鉄決戦」の大爆発だ。「冬の時代だ」「
にもちこされた。厳しい闘いだが勝算は充分ある。その唯一の勝利
改憲へ」という支配者側のプランは、我々の反撃により決着が85年
動労千葉を解体→8年三里塚二期着工·国鉄労働運動解体→軍大化·
まだ保持しているーという事実の別表現である。「92年反対同盟と
的基盤と政治支配|何よりも日本労働者·人民が階級的反撃力をい
た。だが、この「凶暴さ」は本質的には、世界で最もぜい弱な経済
反動中曽根は極めて危険な道へと歯止めをはずして突走りはじめ
反動中會 根内閣を打倒しよう!
三里塚–国鉄決戦の大爆発で
臨 =金融恐慌の前兆とされる銀行倒産さえもがはじまっている。
“ 好況”をほこっているという状況の中で、ついに、本格的大恐慌
ウン化しているといわれる反面で、わずかに軍需·兵器産業のみが
型化してきている)かつて自動車工業の街デトロイトはゴーストタ
八一年=年間一万二千件、一九八二年=年間二万二千件、しかも大
業製品·せんい製品等の製造業部門を中心に倒産が急増し、(一九
とりわけ、日本からの主力輸出品目である自動車·鉄鋼·重化学工
は50%にも達している。経済成長率が長期のマイナスをたどる中で、
率は10%を越え、半失業者も含めると15%(黒人、婦人脳の失業率
が千二百万人(東京都の総人口に匹敵する)にものぼり、完全失業
日帝に決断をつきつけるまでに至っている。そして、完全失業者数
来か、重大な岐路にたたされている」と演説し(昨年十一月にし)日)
身が「日本市場の開放か、それとも戦争を導いた一九三〇年代の再
场 年末には対日貿易赤字が史上最大の二百億ドルに達し、レーガン自
1 · 17
レーガン政権下のアメリカ経済は急激な悪化をたどり、ついに昨
【A】深刻なアメリカ経済の破綻と日米対立
..
:

*
の全面突入狙う 中會根
の再編強化と独自の軍大化·改憲へ
日米争闘戦が一層激化 –日米安保
支出
『第1242号
対決ムード 対 おみやげムード
よりの続き
山田 神
I
道」にほかならない。
ついにはッバールハーバー”へとむかったあの破滅の「いつかきた
な日米対立が基軸となって”大東亜共栄圏”に絶望的活路を求め、
る。中曽根が進めようとしている道は、かつて一九三〇年代、深刻
ある。そして、中曽根は5月にはASEAN諸国訪問を予定してい
だ、ということをレーガンにつきつける凶暴なアジア侵略宣言でも
鮮ーアジア侵略、そのための独自の軍事力増強をおこなっていくの
の要求をもとりこみ·利用しながらも、あくまで対抗的に独自の朝
中曽根外交が意味することは、日米間の激烈な争闘戦に日帝が米帝
「日韓新時代」をぶち上げてからアメリカにのりこむという露骨な
出しにしようとしているのである。
右翼·改憲論者である。「訪米」を機に、今その反動的地金をむき
との思潮を自己の政治信念として政治家を決意した根っからの国粋
第三に、「訪米」に先だち急拠「訪韓」し、「40億ドル援助」と
【D】より一層の 朝鮮ーアジア侵略 へ
けた屈辱的な戦後憲法を改定しない限り日本は独立国とはいえない」
そもそも、中曽根康弘という人物は、「アメリカ占領軍が押しつ
着手するのは当然」と公言し居直っている。
ためには、どうしても現憲法の見なおしが不可欠であり」「研究に
等に触れ、「これら米国はじめ国際情勢からの要請にこたえていく
ーン防衛など集団防衛問題、国際監視軍の形をとった海外派兵問題
の上にたって、核兵器持ちこみやリムパ ック共同軍事演習·シーレ
すでに事実上なし崩しにおこなってきた自衛隊の増強につぐ増強
的な水路を開けようと狙っていることである。
対日要求をも逆手にとって、「憲法改悪への具体的着手」への決定
第二に、中曽根は、この訪米と米帝からの激しい経済的·軍事的
【し】憲法改悪への突破口を狙う
ちこみなどをつぎつぎと受け入れる決定をおこなっているのである。
核空母エンタープライズの三月日本寄港をはじめとする核兵器のも
崩し=米国への軍事技術供与、シーレーン防衛、F16三沢基地配備
今までのタブーをつぎつぎととりはらい「武器輸出三原則」のなし
やる」と開き直っているのである。その他にも、「訪米」を理由に
とであり、いろいろ批判もあろうが(訪米をひかえて)私の責任で
全組合員·家族の強固な団結で組織破壊攻撃を粉砕せよ !=
:
NO.8

00
16
朝日」
の意味するもので
確定された。中曽根はこれを称して「防衛力増強は日米間の約束ご
実質8%増と大巾突出し、八四年度での「GNP比一%枠突破」が
政事情のもとで全体が51%減と緊縮されている中で軍事予算のみが
訪米を前に決定された「八三年度予算」の政府原案は、危機的財
ろうとしている。
歯止めをはずした」軍事大国化·大軍拡路線への一挙的突破口とな
の軍事的再編=強化とそれをも利用しテコとした日本帝国主義の「
をかけ、戦後の日米関係の見直しー総決算」をかけた日米安保同盟
83, 1, 19
1
1
No. 1244
(鉄電)二九三五~六·(公衆)〇四七二二(2)七二〇七
千葉市要町二–八(動力車会館)
国鉄千葉動力車労働組合
タイトルとURLをコピーしました