われわれは決して諦めない!
反対を貫き、撤回まで断固闘いぬこう
JR東日本は4月1日、ジョブローテーション―「運転士」「車掌」の職名廃止を強行した。腹の底からの怒りで徹底弾劾する! われわれはジョブローテーションを撤回し、職名を取り戻すまで断固として闘い抜く!
誇り踏みにじる会社を許さない!
鉄道の歴史上、「運転士」「車掌」の職名が廃止されるなど初めてのことだ。その職名には鉄道の安全と命を守ってきた歴史と誇りが込められている。踏みにじるなど断じて許せない!
職名廃止は現場第一線で働く労働者を全部非正規に突き落とすことを狙った攻撃だ。正社員は企業マネジメントを担うごく一部の幹部社員だけでいいというのだ。労働者を使い捨て、無権利化する攻撃を絶対に許すことはできない。
「同一担務は最大10年」も許しがたい攻撃だ。「任用の基準」「多様な経験を」? 運転士や車掌として経験を積んでいくことをどこまで軽んじるのか! 日々、多くの命を預かって列車を運行している乗務員を何だと思っているのか!
会社は、「もう自動運転も可能」「将来はドライバレス運転を行う」などといっている。だが、横浜シーサイドラインでは、自動運転で逆走して車止めに向かって加速しながら衝突する信じがたい事故が起こっている。どんなシステムも必ず欠陥を起こす。最後に安全を守るのは現場の運転士であり車掌以外にいないのだ。
資格のない保安要員はいきなり緊急停止するしかない。ブレーキを調整できる運転士とは違う。突然にやってくる緊急時に、保安要員が緊急停止を躊躇したらどうなるのか?
乗客のためでも安全のためでもない。労働条件を破壊し、人員を削減し、利益だけを追求している。そのために乗務員を軽んじ、安全をないがしろにするなど絶対に許されない!
職場からの団結した闘いこそ力
そもそも、乗務員を「最大10年」で異動させ続けるなど何の合理性もない。現場の乗務員が反対を貫き、声を上げ続ける限り、会社も好き勝手に配転し続けることなど出来ないのだ。
職名廃止といっても、4月1日の今日から、運転士や車掌の仕事が変わるわけでも、なくなるわけでもない。なぜ今、職名廃止なのか?
会社の目的は、JRの労働者全体に「鉄道会社としてのこれまでの常識は通用しない」と突きつけることだ。労働者側の抵抗する力が最も強く、最も象徴的な位置にある乗務員の抵抗力を打ち砕くことだ。諦めさせ、抵抗できなくさせることだ。そして、全JR労働者の権利を根本から破壊することを狙っているのだ。だからこそ決して諦めず、この攻撃を絶対に許さない闘いが必要だ。団結を守り、徹底して闘い抜けば必ず次の展望をつかむことができる。闘えば道はひらける。動労千葉はそれを実践してきた。
ジョブローテーション―職名廃止攻撃は矛盾に満ちている。地域住民や乗客からも驚きと怒りの声があがっている。そして、攻撃を打ち砕く力は、職場からの団結した闘いにこそある。
動労千葉に結集しともに闘おう
われわれは決して諦めない。最後まで闘い抜く。すべての仲間に訴える。ジョブローテーション―運転士・車掌職名廃止に断固として反対を貫こう。動労千葉に結集し、ともに職場から反対の声をあげ、撤回に向けて闘おう。