6月28日、DC会館において第82回定期委員会を開催し、改憲阻止―安倍政権打倒、第3の分割・民営化攻撃粉砕、CTS職場代表選の勝利をもとに全力で組織拡大にたちあがる闘いの方針を決定した。
委員会は、千葉機関区支部の梶ヶ谷君を議長に選出。スローガン提起の後、関委員長があいさつを行い(別掲)、動労千葉を支援する会の山本事務局長から「組織拡大へ攻勢のチャンス、コロナ情勢下でともに夏季物販を成功させ、7・26国鉄集会、9・5支援する会総会を飛躍的に闘い抜いて、11月集会へ」と、熱い来賓のあいさつを受けた。
その後、経過報告、当面する取り組み、共済適用承認、CTS職場代表選・闘いの報告を渡辺執行委員(津田沼事業所)、山田特別執行委員(千葉事業所)から受けて、質疑応答が行われた。総括答弁の後、委員会宣言が発表され、組合歌合唱・団結ガンバロ―を三唱し委員会は成功裡に終了した。
出された主な意見
▽職場代表選へのビラまきありがとうございました。CTSは新たにつり手の消毒を受注して利益を上げているが、現場には要員の確保も危険手当も支給されない。おかしすぎる。これから暑くなる、いろんな問題が出てくる、真剣に頑張ってやっていきたい。
▽PCR検査を受けた日だけ有休というのはおかしい、必要な日数は確実に(年休ではなく自宅待機)有給休暇にすべき。
▽猪と鹿とぶつかるのが増えている。この数年、柵をつくるなど支社は何の対策もしていない、取り組みの強化を。
▽木更津はワンマン運転反対の拠点として闘っていく。コロナで自宅待機の運転士にタブレットを持っていって、宿題とか訓練をやれというのはおかしい。
▽休養室のシーツ交換、寝る時間もないなかで、疲れて寝床にいって乗務員にやれというのはおかしい。
▽予備勤務の時、「出勤」「自宅待機」を、全職場で統一することはできないのか。
▽先日の外房線の脱線、80キロ出して回送したことはあまりにも無謀だ。動物との衝突でスカートの被害・修繕が多い。亀裂を会社は構わないと言うが、亀裂したところにまたぶつかればちぎれる。その先はスカートの脱落、脱線につながる、ひどい会社の考えに怒りを向けていく。
▽木更津では、3名のエルダーの配属がまだ決まっていない。支部も頑張りますので、本部も取り組みの強化をさらによろしくお願いします。
関委員長あいさつ
本定期委員会で獲得しなければいけないことは何か。
第一に、「コロナ後の社会」、後退し続けてきた労働運動が力を取り戻す条件が広汎に生まれている。職場は矛盾に満ちている。多くの仲間が労働組合を求めている。動労千葉に組織するために一人一人が総決起すること。
第二に、3月18日、中労委は1047名解雇撤回を求めていた事件で一回の調査もせず「却下・棄却」の反動命令を交付してきた。これを徹底弾劾し、国鉄1047名解雇撤回闘争の勝利に向けて全力で闘う。
第三に、改悪乗務員勤務制度導入、運転士・車掌職名廃止、外注化・転籍、ワンマン拡大、「労組なき企業」等、JR大再編攻撃の渦中で、反合理化・運転保安の旗を高く掲げ、組織拡大こそがこれを粉砕する最大の課題であるという立場に立って職場から闘いを組織していく。
第四に、安倍政権は改憲・戦争のできる国への野望を強めている。「働き方改革」「労組なき社会」化攻撃、関生支部への大弾圧は改憲と一体の攻撃だ。新たな決意で階級的労働運動再生に向けた闘いを強化する。
最後に、「すべてを組織拡大の観点から」「職場闘争なくして組織拡大なし」を合言葉に、JR―CTSでの組織拡大闘争に全力で立ちあがっていきたい。