世界は眠りからさめ、闘いに立ち上がっている
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打倒!独裁政権
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韓国でものすごい闘いが燃えひろがっている。
アメリカからの牛肉輸入問題(BSE問題)への怒りをきっかけに燃え上がっていた韓国での闘いは、6月10日、ソウル70万人をはじめ全国100万人の労働者・学生・市民が「打倒イミョンバク独裁政権」を掲げて立ち上がる闘いとなった!
炎は燃え上がった
先月末から急速に拡大した闘いに対しイミョンバク政権は、激しい弾圧をもって臨んでいる。多くの労働者・学生・市民が逮捕され、重傷を負う状況の中で、高校生や中学生も闘いに立ち上がり、闘いはどんどん拡大している。
貨物連帯労組は米国産牛肉輸送拒否の指令を下ろし、サービス連盟は百貨店や大型スーパーでの販売拒否を宣言し、保険医療労組は病院で米国産牛肉を使わないことを資本に強制し、公務員労組は米国産牛肉に関する広報業務を拒否している。
6月10日は、1987年のこの日、民主労総結成の発端となった「労働者大闘争」が闘われた日であった。そして21年目の6・10闘争は、その労働者大闘争を上回る規模の大闘争となって燃え上がった。
政権倒壊寸前!
そしてついに6日には、大統領府の高官が全員辞意を表明し、10日には全閣僚が辞意を表明するにまで至っている。韓国イミョンバク政権は倒壊しようとしている。時代が音を立てて変わろうとしている。
この闘いの爆発は、単にBSE問題だけで起きたわけではない。とくに、教育「改革」と、公共部門の全面的な民営化攻撃、非正規職化と格差の急速な拡大、燃料費の高騰などが、一気に怒りの声に火をつけだのだ。
イミョンバク政権は「新自由主義構造改革」を掲げて登場した反動政権だった。BSE問題をきっかけとして、イミョンバク政権の成立以来数か月、積もり積もった怒りの声が一気噴出している。
怒りの声は満ちて
怒りの声は満ちている。燃料は社会の隅々まで山積みになっている。これに火をつけなければいけない。
貪欲な資本家たちはカネ儲けのために原油や穀物の値をつり上げ、世界中に飢餓が広がっている。
モロッコ、セネガル、モーリタニア、チュニジア、エジプト、カメルーン、スーダン、フルキナファソ、モザンビーク、インドネシア、フィリピン、メキシコ、ハイチなど、全世界で食料暴動が燃え上がっている。
燃料価格の高騰に対してインドの西ベンガル州ではゼネストが始まった。フランス、スペイン、ポルトガルの漁民もストライキに突入した。全世界でトラック労働者などがストライキに突入した。
日本でもマグロやカツオ漁船、イカ釣舟が操業を拒否して事実上のストライキになっている。
もうたくさんだ!こんな腐った社会のあり方をぶっとばせ! 6・29G8サミット粉砕闘争に立ち上がろう。全力で代々木公園へ!