イラク開戦一周年3・20国際反戦統一行動 世界1千万人が撤兵要求

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再び世界を一周したイラク反戦行動

3月20日、再び全世界で労働者・市民が起ちあがった。

ニューヨーク 10万人

イラク開戦1周年のこの日、呼びかけられた国際反戦統一行動に一千万の人が北米から中南米、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア、太平洋の各国で、文字通り地球を一回りする決起がかちとられた。報道されているものだけでも74ヶ国を数え、アメリカだけでも全米50州のうち49州294ヶ所で反戦行動が取り組まれた。日本においても、日比谷公園をはじめ、北海道から沖縄まで全国各地で13万人もの人々が起ちあがった。この流れを止めることはできない。
3・20行動は、おりしも直前に起きたスペインの事態に続いて、「イラクから撤兵せよ! 占領を終わらせろ!」という自国政府にイラクからの撤兵を要求するものとなった。

サンフランシスコ 5万人

スペインは昨年、国連の反対を押し切ってイラク開戦を米英とともに宣言した3ヶ国の一つである。スペインでは3月11日の列車爆破事件を契機に、イラク戦争を推進してきた国民党から撤兵を訴える社会労働党へと一夜にして政権がひっくり返った。当初、政府が組織した「反テロ集会」が「国民党・アスナール首相弾劾」デモへと一変し、デモ隊は「おまえたちの戦争は、われわれの死だ」と叫んだ。
すでに、中米ホンジュラスが撤兵を決め、韓国では4月の派兵予定が延期された。米英に次ぐ部隊を派兵しているポーランドなどにも動揺が走っている。
また、こうした「もう黙っていられない」という動きは、労働運動においても同様だ。この春闘過程で十数年ぶりにストライキに起ちあがる労働組合が数多く出てきている。
この流れを推し進めよう! 小泉・奥田路線に反撃しよう! 自衛隊を撤兵させよう! 有事7法案の成立を許すな!

スペイン
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