イラク反戦5周年 労働者の団結が戦争を止める!
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昨年のワーカーズアクションのデモ
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イラク開戦から3月20日で5年目を迎える今年、3・16全世界一斉デモが呼びかけられている。
世界中でこの日、「米帝・ブッシュ政権打倒! アメリカはイラク、アフガニスタンから撤退しろ!」と労働者らが起ちあがり、デモが行われようとしている。
ブッシュも福田もぶっ倒せ!
この5年間で膨大なイラク人民の命が奪われ、生活が破壊されてきた。米軍は昨年から3万人を増派し、戦線縮小どころか、イラク全土で戦争を激化させている。昨年の空爆回数は1700回以上におよび、その前年の3倍以上というすさまじさだ。米帝による中東の石油支配は完全に失敗し、引くも止まることもできない泥沼と化している。この危機を突破するために、あらたにイランへ侵略戦争に打って出ようとしている。
福田政権は、テロ特措法を強行成立させ、1月には自衛隊の給油活動を再開した。しかし、勝浦沖で自衛隊のイージス艦が漁船を沈没させ、ベトナムの港で自衛隊の戦艦が貨物船に衝突するなど、我が物顔で航海する自衛隊─軍隊は、漁民や農民、労働者の命など眼中になく、決して人民を守らないことを示してあまりある。
もう我慢できない!
原油価格は高騰、サブプライムローン問題は底なしの世界経済危機を生み出し、金融恐慌へと向かわんとしている。労働者は「貧困」と「格差」を強制され、生きていくこともできない現実を強いられている。にも係わらず、「国際競争力強化と生産性向上」(日本経団連)などといって、さらなる労働強化と搾取を行わんとしている。いまや年収300万以下の世帯は4割、200万以下は3割近くになっている。どこまで労働者から搾りとれば気が済むのか! その一方で、大企業は最高利益を更新し続け、この5年間で彼らの役員報酬は2倍にふくれ上がっている。これらは、労働者を賃下げし、リストラし、非正規雇用化して得た利益に他ならない。
闘う労働組合を時代の最前線に
こんな社会をひっくり返そうとたちあがった労働者らを抑圧する既成労働組合指導部の制動を突き破って、青年労働者を中心に怒りの決起が始まっている。3・16集会は、そうした怒りを結集し、「労働運動の力で革命やろう!」と闘う労働運動を力強く甦らせようとしている。
全駐労の2波のストライキ、北海道教組の1万5千人のストライキ、根津・河原井さんをはじめ「日の丸・君が代」強制と闘いぬく教育労働者の決起など、労働運動が時代を揺り動かすときがきている。
アメリカではILWUが3・16と連帯してイラク・アフガニスタン反戦行動としてメーデーの日に西海岸の全港湾 のストップ・ワークに立ちあがろうとしている。
3・16集会に総決起し、闘う労働組合を時代の最前線に登場させよう! 08春闘に勝利し、大幅賃上げ、要員獲得、組織拡大を実現しよう!
3・16全世界一斉デモ
●3月16日(日)13時30分
●東京・代々木公園 B地区野外ステージ
(山手線・原宿駅下車トホ10分)
主催 ワーカーズ・アクション実行委員会