なぜ、どこが大失業なのか 下

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6「円高と空洞化」による余剰 4 ·撤廃」による余剰人員、 5「市場開放、公的規制の緩和 剩人員、 「産業構造の転換」による過
.
3 員/
体質改善」による過剰人員、 「企業のリストラ、高コスト
産業など低成長部門の過剰人 2ホワイトカラー部門、第三次
1経済成長の鈍化パパー!
環境変化」を挙げにいる。 いとして、次の「日本的経営の 用のあり方」ではやっていけな まず冒頭で、「これまでの雇 –
労働者の問題」 すべてが
として出されているのである。 一掃するための資本の側の方針 での戦後的労使関係を根底から
壊) と組合破壊という、これま 制賃金の徹底的な解体(賃金破 安定雇用化 (雇用破壊)、年功

:

!
図表ー グループ別にみた処遇の主な内容
雇用形態
対 象
賃 金
賞 与
退職金·
年金
期間の定のな い雇用契約
管理職 · 総合
月給制か年俸 制 職能給 昇給制度
定率+業 績スライ ド
ポイント 制
10%
長期蓄積能力 活用型グループ
職·技能部門 の基幹職

有期雇用契約 (2~3年)
専門部門(企
年俸制
成果配分
なし
高度専門能力
活用型グループ
画,営業,研
業績給 昇給なし
究開発等)
雇用柔軟型 グループ (1年以内)
有期雇用契約
一般職 技能部門
時間給制 職務給
定率
90%
なし
販売部門
昇給なし
たものである。
内容としては、全労働者の不
攻撃の具体的方針として出され
言に見られる労働者への首切り
·永野の「二〇〇〇万失業」発 の報告は、昨年夏の日経連会長
·ロジェクト報告を発表した。こ の『日本的経営』」と題するプ 日経連は、今年五月、「新時代

現在もなお長期不況が続く中、
·四二四八号の続き)|
(日刊八月二八日発行
i
.
昇進 · 昇 格
福祉施策
役職昇進
生涯総合 。
職能資格 昇格
施策
業績評価 生活援護 施策
上位職務 への転換
生活援護 施策
一参照)
人員、
のである。
のグループ」に分けている(表
の不安定雇用化を前提に「三つ
のシステム」として、全労働者 そして、この労働者の「雇用
過剰·余剰の問題だとしている
というように、全てが労働者の

:
2労働組合を賃金決定の場から に削減できること、
:
1てっとり早く、人件費を大幅 この職能·年俸制の目的は、
うというのである。
下にも向くということ) にしよ 金)から「ラッパ型」 (上にも での「右肩上がり」 (年功制賃
この職能·業績制は、これま
い内容となっている。
ては「なし」というとんでもな ようとしている。退職金につい
にし、職能制や業績制に転換し プ方式を廃止し、年俸か時間給 みても、定期昇給、ベースアッ
ようというものである。表一を
これまでの年功制賃金を解体し 「賃金システム」についても、
!

らラッパ型へ」 右肩上がりかっ
ている。
要な能力を確保し充足」すると についても、「必要な時点で必
にしようというのである。採用
きなように首を切ると言うこと)
な雇用形態(いつでも資本の好 者)では一年以内という不安定 年、「雇用柔軟型」 (一般労働
力活用型」(技術者)でニー三
おり、これ以外の「高度専門能
用契約」 (終身雇用)となって 態を見ると「期間の定のない雇 体の一〇%程度とし、雇用の形
用型」は管理職などを中心に全
表一の上段「長期蓄積能力活

動員対象者 集合場所
集合時M
のである。
第二次統一行動 九月十五日~十八日 第一次統一行動 九月 六日~十〇日
紹介者名簿提出者
勝浦·いすみ支部、御宿町在住者/出身者、
中村俊六郎氏自宅 各日とも十時又は十三時を基本に何時でも司
L
.
御宿町議選統一行動に起とう!
1.L
😀
者への攻撃を強めるのか。それ
では、なぜこうまでして労働
勝利をつかむ近道なのである。
流をめざして闘いぬくことこそ して闘う、労働運動の新たな潮
『反撃に起とう
労働者としてン

えていないという証拠だ。 は他の労働者のことなど全く考 革マルだけが生き延びるために うか。とんでもないことである。 金を半分にして生活できるだろ 資本の側も余裕があるわけで いないということである。 る」という方針が一切書かれて
である。しかし、今の日本で賃 システムの立て直しは解決できす
にして雇用を守ろうというもの
している。これは、賃金を半分 「ワークシェアリング」を要求 また、JR総連革マル松崎は、
として、全面的に容認している うがない」「雇用の創出を行う」
連合は、「時代のすう勢でしょ こうした資本の動きに対して
連の反動性 連合 · JR総
言わなければならない。
労働者を全く無視した制度と
ある。
辞めるしかないということで
排除すること、
り業績争いに負けた労働者は 過程にたたき込むこと、つま
3労働者を徹底した弱肉強食の

「大失業と戦争の時代」に抗 る。 ができない時代に入ったのであ
働者に「メシ」を食わせること はない。資本主義も、ついに労
すれば長期不況や崩壊した金融
ている。それは、肝心の「こう
「報告」では決定的なことが抜け さらに、この「プロジェクト
なるのである。
告」は成功しないということに ·続く限りこの「プロジェクト報
じめとした資本に対する反撃が· しかし、清算事業団闘争をは
しているのである。
の反撃が一切ないことを条件に しかし、この攻撃も、労働者
ものなのである。
り、「大失業と戦争」とは同じ 出されてきたものである。つま から労働者を犠牲にするために たなければならないということ
としたアジア市場の争奪戦に勝 ではアメリカとの中国をはじめ るために労働者を攻撃し、他方
は、一方では資本の利潤を上げ
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