JR東日本による久留里線廃線化攻撃に対して、久留里線と地域を守る会、内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会の3団体の呼びかけにより「なくすな!久留里線 8/27講演集会」が、8月27日、久留里駅前の上総公民館(上総地域交流センター)で開催される。全支部から総力で結集し、地域住民と一体となり久留里線廃線を阻止しよう。
沿線住民説明会ー久留里線存続の声が圧倒!
JR東日本は、久留里線・久留里~上総亀山間を対象にして千葉県と君津市に協議の申し入れを行い、5月に「JR久留里線(久留里・上総亀山間)沿線地域交通検討会議」を設置した。検討会では住民代表から「沿線地域で住民説明会を行ってほしい」との要望が出され、6月1日(亀山地区)、7月12日(松丘地区)、同15日(久留里地区)に説明会が行われ、各説明会には沿線住民などが詰めかけ「久留里線の廃線に反対」「久留里線の存続を」等の意見が相次ぐ状況だった。
◇久留里~上総亀山間は昼間5時間半も列車が来ない。利用したくても利用できない。
◇豊かな観光資源を活かし、利用者の誘致をやってほしい。廃線にしないでほしい。
◇列車が久留里止まりのため(子供の)部活ができず悔しい思いをした。(亀山)
〇国鉄分割・民営化時に「ローカル線廃止はしない」と言っていた。それでも廃線か。
〇過疎化対策としても鉄道は活性化につながる役割を果たしている。
〇シニアクラブで松丘駅を掃除している。駅は玄関だ。誇りを持っている。(松丘)
□JRは公共交通の考え方が薄れている。
□亀山でイベントがあっても帰る列車がない。使いたいが使いにくい。
□地域の声を反映させるために検討会に久留里の会やローカル線を研究している学者を入れてほしい。(久留里)
ローカル線4割ー房総廃線化を阻止しよう!
JR東日本が公表したローカル線の収支によって営業路線の4割を廃線にしようと狙っており、その最初の対象が久留里線・久留里~上総亀山間になっている。しかも久留里線の廃線問題は、久留里線にとどまらず内房線・館山~安房鴨川間、外房線・勝浦~安房鴨川間の廃線化として波及しかねない重大な問題だ。
こうした中で今回、久留里、内房、外房の3団体が集会を呼びかけたことは、房総半島における廃線化攻撃を粉砕してローカル線と地域を守り抜くうえでも極めて重要な闘いだ。
久留里線の廃線化攻撃粉砕!8月27日の講演集会に総力をあげて結集しよう!