これだけ物価が高騰しているのに昨年より減額 CTS年末手当回答

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CTS年末手当回答

■社員 2・5カ月
※昨年冬は一時金が+15000円だったので今年は一時金はゼロ。
※年間支給額(4・95カ月)で、昨年比0・05カ月分の減。
■契約社員(月100時間以上)年末手当
・6カ月未満 無し
・6カ月~1年未満 4万円 + 一時金4万円
・1年~3年未満  5万円 + 一時金4万円
・3年~5年未満  7万円 + 一時金4万円
・5年以上~    12万円 + 一時金4万円
※手当と一時金は昨年と同額。
パート社員は一時金が3万円
■支払日 12月10日(火)以降、準備でき次第
 CTSは11月28日、今年度の年末手当について回答を行った。
 物価がずっと高騰を続けているのに、組合要求(基本賃金3・8カ月分)からほど遠いどころか、昨年比でも減額されている。ありえない低額解答だ。グループ会社再編による上半期の赤字決算、その矛盾を現場社員に押し付けることなど絶対に許されない!

ゼロ回答に終始

JR東日本の業績はほぼ回復しつつあるのに、今年度の回答もコロナ禍以前の水準に達していない(2019年は社員の一時金が3万円、契約社員の一時金が5万円だった)。
また、動労千葉は契約・パート社員にも正社員と同じ基準での年末手当支給を求めたが、大きな賃金格差を固定化する差別回答を強行した。
さらに、住宅手当やガソリン代の支給基準改善、65歳での賃金引き下げの取りやめ、65歳以降のエルダー雇用延長等の労働条件改善を強く求めたが、CTSはゼロ回答に終始した。

上半期は初めての赤字決算

これに先立ち動労千葉は11月20日、CTSと団体交渉を行った。
組合からは「物価高騰が社員を直撃している。緊急対策として年末手当に物価上昇分を上乗せし、社員の生活を守ることが急務だ」と求めた。
会社からは、コインロッカー事業の譲渡(半期で5千万円超の収益が消失)を大きな原因として、上半期はCTSとしては初めての赤字決算(▲3800万円)となる見通しが示された。

赤字の責任を現場にしわ寄せするな!

組合からは「赤字決算の責任を、コスト削減、現場社員の賃金削減という形で押し付けることなど絶対に許されない。経営陣こそが赤字の責任を負うべきではないのか」「これだけ物価が高騰しており、最低賃金も上がっているのだから、生活していけるだけの賃金の原資をJR東日本に要求するのが当然だ」と強く訴えた。
この職場で今後も働き続けることのできる賃金、生活できるだけの賃金を獲得するためには団結して会社と闘う以外にない。 CTSで働くすべての仲間は、今こそ動労千葉に加入し、ともに闘おう!

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