いよいよ立ち上がる時が来た 労働学校 中野講演

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国鉄「分割·民営化」反対!三里塚二期工事阻止!
いよいよ起ちあがる時が来た!
は、「『4·1』は『分割·民営化』の本質を何一
四月一日、「新会社」が発足するときにわれわれ
まともな労働運動を
√。
のことだ。その結果が労働者に利益をもたらしてい
労働組合の利益を守るために闘うことはあたりまえ
く当り前のことをやってきたにすぎない。労働者、
そういう意味で動労千葉のやってきたことは、ご
鉄大手七社で年間八千億円。東日本一社で私鉄七社
と主張することが問われている。
て、労働組合が労働者の集合体として「おかしい」
体なことが進行し、それに労働者が一個の人格とし
が当り前になってきた。理の通らない非常に無理無
うのが大変で、労働者の分裂や権利が奪われること
今度の「分割·民営化」でも、「おかしい」とい
と思うことだ。
この中で一番大事なことは「こんなのはおかしい」矛盾になってくる。
リカに行くというおかしなことが沢山生れている。
さらに、国会審議を開くというときに大臣がアメ
たらしたという。
東芝がココムに違反してアメリカの安全に危機をも
大儲けしているのに労働者の懐は豊かにならない。
最近、おかしな話が世界を駆巡っている。日本が
おかしいことは主張する
.1
千葉動
「『新会社』は破産する」と講座を締めくくる中野委員長
億円払う。一兆五千億円のうち約三分一の四千三百
%で二千三百億円、さらに、新幹線リース料を二千
三兆四千億円の長期債務があり、年間利息は約七
ないのか
約四%になる。
では、なぜ売上げがこんなにあるのに利益がすく
と二一五億円、率で一·五%。私鉄は三七〇億円で
よりはるかに多い。このうち利益はいくらかという
東日本で来年三月までの売上げが一兆五千億円、私
社」全部が「黒字」計算をしているということだ。
「分割·民営化」破綻のひとつの特徴は、「新会
く以外にないのだ。
強引に追い出したのだ。
「新会社」は破産
こうなると労働者はまともな労働運動を進めてい
本労働運動の孤児になってしまう。これ自身大きな
また、今秋の全民労連移行の時に鉄道労連は、日
ジュールを暴露する。これではたまらない。だから
る、それを外部に暴露する。あるいは、松崎のスケ
までやったのか。まず、鉄労が動労の内部事情を知
ぜこの時期に飼い主(中曽根)の意向に反してここ
こういうレベルでやっていたのだ。では、松崎はな
組合費を着服している」とオルグしていたという。
う声が表にでてきた。これに対して松崎は「志摩は
田事件が発生して鉄労内で「勤労は革マルだ」とい
動労千葉もほとんど「新会社」、さらに、佐藤、細
るかを争った結果だ。四月に入ったら国労は五万人、
の結局は呉越同舟であり、いかに権力のしもべにな
今回の分裂も、国労解体、雇用確保を掲げたもの
ている。われわれのチャンスである。
業報国会の狙いが、そのはじめでパンクしようとし
同宣言に代表されるような方針、一企業一組合=産
いずれにせよ、国鉄労働運動を叩き潰して労使協
は、鉄道労連を育成しようとしている。
な協議体”をつくろうとした。しかし、会社の首脳
鉄道労連から鉄労が分裂し、鉄産労と“ゆるやか
ろで大きな矛盾が爆発した。
道労連の分裂という、中曽根の攻撃の最先端のとこ
た日なんだ」と確認した。そして、この三カ月で鉄
つ解決しないまま、新たな大破綻に向かって出発し
全組合員·家族の強固な団結で組織破壊攻撃を粉砕せよ!
野委員長の講演の報告を掲載します。
七月十一日、労働学校第二期最終講座で行われた佐藤芳夫氏の講演の報告に続いて中
オ二期労力学校最終講座報告下
新動芳千葉
87. 7. 18
ac
7
1
No. 2605
2
5
(鉄電)二九三五~六·(公衆)〇四七二(2)七二〇七
千葉市要町二–八(動力車会館)
国鉄千葉動力車労働組合
色々組合があってロックアウトは難しい。協約·協
いということだ。解雇がないということだ。当局も
一番有利なことは、ストをやっても処分をうけな
いない。
意味でものわかりのいい組合になろうとはおもって
帯感がなければ闘えないのだ。動労千葉はそういう
仲間が営業にいっても頑張っているからだ。この連
一二名の清算事業団の仲間、さらに、七〇名からの
また、現在こうしているのも、二八名の解雇者、
民間のノウハウを学ぶ
のだ。
ないためには、闘って力関係をつくるいがいにない
闘いに起ちあがることを決意しよう。差別をやらせ
敵の攻撃がはっきりしているいじょう、いよいよ
ばならない。ここから出発するのだ。
さらに、組合員も「出向はイヤだ」と言わなけれ
う方針を確立する。理不尽なことは絶対認めない。
八月以降くる出向攻撃にはストライキも辞さず闘
を与えている。なめられたらダメなんだ。
動労千葉は、なにをやるかわからないという恐怖感
国労は攻撃をかけても抵抗しない、そこにいくと
かったのは動労千葉がいたからだ。
でもいよいよ出向が始まる。しかし、今までやれな
理由だが、広域募集で四百人が東日本に来ると千葉
千葉は表向き「夏期輸送」で人が足りないという
チャンスに闘わずにいつ闘おうというのだろうか。
っているそうだ。国労も闘いをなにもやらず、この
かし、会社は勧告を無視したため、労働委員会が怒
を『凍結』しなさい」という勧告を出している。し
あまりに一方的な出向のため労働委員会も「命令
て全て出向に出されている。
業務命令で強行されている。東日本では千葉を除い
ていることだ。東京では、七〇名中五〇名が国労で、
もうひとつは、職場から活動家を一掃しようとし
出向にはストライキ
破産するしかないのだ。
弱である。
いうやり方はしていない。
金は返さない。
行しており、これでは利益をあげることにならない。
これとは逆に東日本は、強権的労務政策だけが先
業で成り立っている。組合の活動家をもっていくと
私鉄でも鉄道だけでは儲かるわけがなく、関連事
パートなどであげていることだ。「新会社」は五%%
私鉄との違いは、五〇%が関連事業ー不動産、デ
これから三〇年間綱渡りをしなければならないのだ。
かりに今年度二百億円「黒字」になったとしても、
〇%だった。〈退職金を含む)
人件費も三〇%位で非常に低い。国鉄時代は約八
億円を借金の返済にあてる。しかも利子だけで、元
いよいよ起ちあがる時が来たのだ。
ウハウを学びやっていこう。
ストライキを実現させるために、民間の闘いのノ
うことがおこっている。
のだ。国労は協約を結んだためストができないとい
労働者に不利なものはむすばない、これが基本な
定も結んでいないからすべてフリーだ。
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