『政労使交渉」『政策提言』は国労の死だ 中労委命令

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用動労千葉
国鉄千葉動力車労働組合
〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館)
電話{(鉄電)
千葉 2935 · 2936番
(公)
94.4.8
3975
043 (222) 7207番
No.
「政·勞資交渉」
政策提言は国ぶのだ

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11
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L
7
家的不当労働行為だ」と主張して
運動解体攻撃は、国労自身、「国
を借りた十万人首切り=国鉄労働
うか。そもそも、国鉄の再建に名
われの味方になったというのだろ
ーし、一体いつから「政府」がわれ
せよう」ということである。しか
政府の力でJRを動かして解決さ
国労自身主張しているように、「
「政労使交渉での解決」とは、
政府が味方?
る」 「これに反対しているのはJ
定めなければならない。
のことを、今一度原点に還って見
そもそもあり得ることなのか。こ
交渉の場での全面勝利解決」など、
一体何を意味するのか。「政労使
「政労使交渉の場での解決」とは
置付ける」というのだ。しかし、
ブル実現のための通過点として位
…。 要するに、行訴も「交渉テー
の交渉テーブルへ結びつける」…
動きは強まる。この動きを政労使
ざるを得ない」「地裁での解決の
闘いの通過点として行訴を行なわ
「交渉テーブルを作らせ着かせる
という土俵へ引きずり出すもの」
の行訴は、政労使の交渉テーブル
のように主張されている。「国労
という討議資料では、繰り返し次
解決への行訴の位置付け(案) 」
‘にあたって出された、「全面勝利
る行政訴訟が起こされたが、これ
側からも、命令の取り消しを求め
いるのだ。三月二三日には、国労
ブル実現」にしぼり込もうとして
一切の目標を「政労使の交渉テー
大きく「路線転換」を始めている。
中労委命令をめぐって、国労が
るのだ。こんなことは、悪い冗談
面解決ができるのだ、とされてい
国労の味方だから政労使交渉で全
か連合やJR連合(1)までもが
が語られているのだ。政府どころ
ブルに引きずりだす」という構図
JRを孤立化させ、解決交渉テー
包囲網であり、この力によって「
全て、対JR·JR総連に対する
府、連合、JR連合、マスコミが
RとJR総連」と、国労プラス政
である』とのコメントを出してい
労使の話し合いにより解決すべき
マスコミは、『この命令を機会に
では、「政府、連合、JR連合、
の「行訴の位置付け」という文章
しかもそればかりではない。こ
丁民を包囲」?
方となったのである。
政府· 連合と共に
いたい。しかし、国労が、「自ら
まさか国労が、とわれわれも思
ばかりである。
では、突然、政府はわれわれの味
られなくなり、そして、国労方針
うしたことの一切が、ほとんど語
かれた反動命令ではないのか。こ
事業団労働者を取引の材料とし、
国鉄労働運動を解体する意図に貫
命令」自体が、清算事業団闘争と
も何よりも、「十二·二四中労委
は一体なぜだったのか。それより
辱を受けなければならなかったの
事業団労働者が再度の首切りの屈
も係わらず、一千名を越える清算
委で全面勝利命令が公布されたに
は一体何だったのか。全ての地労
厳しい闘いを強いられてきたこと
するのだとしたら、十年間に及ぶ
力で国労の要求が「一括全面解決」
きたのではなかったのか。政府の
にしている。これは、「交通策提
鉄道交通政策骨子素案」を明らか
わたって、「政策提言骨子案」「
を決定するとして、すでに二度に
国大会で、
「鉄道交通政策提言」
国労は、七月末に開催される全
<の転落? れないものである。[つづく] 「政策提言」路線 にできないからである。 の解雇撤回をかちとることは絶対 われわれの悲願である一〇四七名 ならば、この点をあいまいにして、 に見定めなければならない。何故 とらわれることなく、事態を正確 この点については、一切の幻想に ていることは厳然たる事実である。 よる解決」の道に踏みだそうとし なく、「政労使交渉、政府のカに の力と闘いによる解決」の道では どころか、国労としての死が待つ そのときには、「全面勝利解決」 切り捨てるということだ。しかし、 出すということだ。要するに清算 解雇撤回·原職奪還の原点を投げ 反連合の立場を放棄し、何よりも、 策提言路線」は、九一年に出され 化体制反対の闘いの旗を下ろし、 るということである。分割·民営 や連合やJR連合の土俵まで下り だひとつしかない。国労が、政府 のテーブル」が実現する条件はた しているのだ。 結局、このような「政労使交渉 れが、国労の基本路線になろうと しかし、これは冗談ではない。こ ー以外にはありえないことである。 30 争勝利の闘いとは、根本的に相容 これは、解雇撤回·清算事業団闘 を実現しようとしている。しかし、 もって、「政労使の交渉テーブル」 にも、路線転換の証とすることを 致に飛びついて、政府にも、連合 道斜陽論」の破産という一点の一 分割·民営化当時主張された「鉄? 国労は、分割·民営化の破たん、 鉄道版「海外派兵計画」である 。! 鉄道版「日本改造計画」であり、 との宣言であった。今風に言えば、 道の帝国主義的再編成を行なうこ した上にたって、より反動的な鉄反 復権論」の土俵に、国労として、 た、運輸省·運政審答申の「鉄道。 結論的に言って、この「交通政 と一体のものだからである。 であり、「政労使交渉解決路線」 それ自身が重大な国労の路線転換 見ていくことにする。何故ならば 策提言路線」のもつ意味について」 われわれは、次にこの「交通政 本路線となろうとしている。 これが、七月大会以降の国労の基 言路線」ともいうべきものであり 反戦·反核を担う労働運動を! 国鉄分割·民営化の破たんを自認較 復権論」とは、支配階級の側から反 そもそも、運政審答申の「鉄道を を意味するに等しいものである。担 民営化体制反対の旗を降ろすことう のであり、事実上、国労が分割· そっくり乗ってしまおうとするも運
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