『国会決議』日独の歴然たる差

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用動务千葉 NOLDIn Winn 0
国鉄千葉動力車労働組合
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電話{(鉄電) (公)
千葉 2935 · 2936番 043 (222) 7207番
95.7.17No. 4224
!
「国会ハチ】日独り歴然たる漆
ってしまったということであり た非人間的な目標の達成に役立 なくて、犯罪的な政権が目指し 無意味であったというだけでは 単に、そのすべてが無駄であり、 得なかったこと、それは、ただ
·して、今や明らかにならざるを
:
のだと信じこんでいました。そ 戦い、苦しまなければならない
祖国にとってよいことのために 分のドイツ人が、自分たちは、
はありません。戦争中は、大部 ツ人にとっては、祝うべき日で
「五月八日は、われわれドイ
て、第二次世界大戦が終決した)
年五月八日にヨーロッパにおい
テキストは言う。 (一九四五 達成に役立ってしまった悔恨!
犯罪的な政権の非人間的な目標
と考える。
あるか、明らかにしていきたい
まりにも不遜極まりないもので
しく、格調なきものであり、あ に今次「国会決議」が基調に乏
部分のみの抜粋ですが)、いか
を通して(その全文のほんの一
戦後四〇年」テキストとの対比
いて一九八五年に出された、「
同盟国」であった、ドイツにお
国会決議」を、大戦における「
本稿では、この「戦後五〇年 なき日本の「戦後五〇年決議」
「謝罪」、「不戦」、「賠償」
知のごとくである。
行採決されたことは、すでに周
国会決議」が衆議院において強
村山政権による「戦後五〇年
します。市民として、軍人とし を尊敬の思いをもって思い起こ を起こして犠牲となった人たち 故に、ドイツにおいて抵抗運動
われわれは、ドイツ人なるが なった人たちのことを。 すべての国々で抵抗して犠牲と たちを。われわれに占領された 同胞のことを。射殺された捕虜
は故郷を追われて死んでいった だ同胞、捕らえられて、あるい
故郷にあって空襲のために死ん
ます。兵士となって死んだ同胞、
故に、悲しみをもって思い起し われわれは、ドイツ人なるが
ーランドの市民たちのことを。 きれないほどのソ連、そしてポ
も、そのいのちを失った、数え
しんだすべての民族を。何より
ダヤ人たちを。戦争のゆえに苦
にあって殺された六〇〇万のユ
こします。ドイツの強制収容所
を。何よりもわれわれは思い起
牲となって死んだ人たちのこと こします。戦争と暴力支配の犠
われは、悲しみをもって思い起
うことであります。きょうわれ
になってしまうほどにするとい
来事が自分の存在の内部の一部 免罪なき戦争犯罪への加担!
りけなしに思い起こし、その出
ひとつの出来事を正直に、まじ
であります。思い起こすとは、
「五月八日は、思い起こす日
のであります」
から切り離すことは許されない
である) 一九三三年一月三〇日 月八日を(ナチの政権獲得の日
「われわれは、一九四五年五
まじりけなしに思い起すこと! 労働組合において抵抗した人た
ます。
年を取っていようが若かろうが、 罪責があろうがなかろうが、 であります。
った世代においても、同じこと 行するのにあずかることがなか て、このような事件を企て、実 それは、私の世代、まだ若く 結ばれています。 」とする、このテキストはこう して用いることができるならば、 ていない課題に向かう手引きと
ります。
に加担したことであったのであ うとしたこと自体が、この犯罪
ていたことを知らないですまそ 多くの人びとが、そこで起こっ
しょう。しかし、本当のところ、 の想像を絶するものであったで
やり方と規模のひどさは、人間
るでしょうか。ユダヤ人絶滅の 知ることがなかったと誰が言え ず冒涜されていった時、それを
われ、人間としての尊厳を絶え
を帯びさせられ、法的権利を奪 ユダヤ人が、ユダヤの星の烙印
な憎悪の対象とされたのです。 って冷遇され、遂には明らさま
更にひそかな非寛容な態度をも まず冷酷な無関心にさらされ、 であります。ユダヤの人びとは、
行為は、歴史上例を見ないもの ユダヤ人に対する民族絶滅の
うな人間の苦しみがあります。
軍と並んで、大きな山なみのよ
こともできないほどの死者の大
たちのことを。これらの見渡す
心を曲げるよりも死を選んだ人 われわれは思い起します。良
た人たちのことであります。
ち、コミュニストとして抵抗し
たち、労働者として、労働運動、
て、また信仰の故に抵抗した人
つめようではありませんか」と。 うる限り、真理をしっかりと見 きょう、この五月八日に、なし 範に仕える者となりましょう。 「こころの内にある正義の規
!
を定める基準とし、まだ解決し しかし現在における自分の態度
いということは本当であります。 自分を正当化するものは何もな
であります。
「われわれが傲慢になったり、
はまさに雲泥の差です。
議」で言う、「歴史観」云々と
いかがでしょうか。「国会決
であります。
めの記念碑を建てるということ ところに、みずからを戒めるた
情を抱いたりする、まさにその
まり、われわれが考えたり、感 は、われわれ自身の内部に、つ
われわれにとって大切なこと
伝染力に負けてしまうものなの
しく起こる非人間的なるものの
を思い起こしたくない者は、新
ます。かつての非人間的な事柄
在を見る目を持たないのであり 去に対して目を閉じる者は、現 はできないのです。しかし、過 たり、なかったことにすること
ます。過去を、あとから変更し
われわれには全く不可能であり
切なのではありません。それは、
この過去を清算することが大
過去を変えることは出来ない!
き受けなければなりません。
われわれはすべてこの過去を引
新たな10万人合理化粉砕! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう!
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