国鉄千葉動力車労働組合 〒260-0017 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館)
結成20周年
新たな大躍進
日刊 青動劳千菜 NOODLE
電話
」(鉄電)
千葉 2935 ·2939番
1 (公) 043(222)7207番
に向け出発!
2000.3.13
No. 5100
「60歳以上の雇用確保実現」などペテン
東労組の『シニア制度」愛結は、
分割·民営化以来の大裏切りだ
りはない」と開き直ったのだ。 を雇用するためのカネなど一銭もだすつも 的責任を一切放棄して、「65歳まで労働者
しかしJR東日本は、企業としての社会
れている。
るように努めなければならない。
達するまでの間、当該労働者を雇用す
されることを希望するときは、65歳に 定年後も当該事業主に引き続いて雇用
事業主は、その雇用する労働者が、
高齢者の雇用安定に関する法律
は、法的にも継続雇用の努力義務が課せら げられるという状況を前にして、各企業に 年金の満額支給年令が順次65歳まで引き上
年延長·継続雇用である。来年4月以降、
今、社会的な課題となっているのは、定
に過ぎない。
会社への再就職をあっ旋する」ということ 「制度」とは、「60歳で定年退職以降、関連
JR東日本が提案し、東労組が妥結した
のスリ替えであり、真っ赤なウソだ。 りを隠すための全くのペテンであり、問題
ンを行っている。だがこれら宣伝は、裏切
基本に関する覚書締結」等の大キャンペー 現」「第2の雇用安定協約=今後の雇用の
JR東労組は、「60歳以上の雇用確保実
定年延長は社会的要請
向の総決算というべき大裏切りだ。
トラ·首切り攻撃の扉を開いた、変節·転 国鉄方式」と呼ばれる現在の国家的大リス
人の国鉄労働者の首切りに率先協力し、「 国鉄分割·民営化攻撃の先兵となって20万 の「修正提案」を裏切り妥結した。これは、
3月1日、JR東労組は、「シニア制度」
否、容認したというよりも、差別·選別の
東労組はこれをいい諾々と受け入れた。 この一点だけでも許せないことだ。 ないというのか。まさに前代未聞の非常識。
ってどうしてこんな扱いをしなければいけ
いてきた労働者に対して、60歳にまで な していることだ。40年間も国鉄ーJRで働 の再就職あっ旋に際して「採用試験」行うと
しかも断じて許せないのは、関連会社へ
「採用試験」の非常識
いくるめようとしているのだ。
などと称して組合員をだまし、黒を白と言 を「雇用確保実現!」「第二の雇用安定協約」
しかも会社ばかりか、JR東労組もそれ
では通用しないのである。
じないのだ。社会全体の常識はJRのなか 「会社も犠牲者みたいなものだ」と言って恥
表している。しかしJR東日本は団交でも、
少なくとも法の枠組にのっとった見解を発
延長は避けられない課題」(富士電気)等、 雇用は企業の社会的責任」(三越)、「定年
他の大手企業では、経営側も「高齢者の
…」と言わざるを得ないしろものなのだ。
どうかという議論も確かにありますが 、… でも、会社自身が「『制度』と呼べるものか
ほどひどいものは他にはない。交渉の過程 用を行おうとしている。JR東日本の提案
少なくともその企業の責任において継続雇
見れば多くの問題をはらむものばかりだが、
企業の雇用延長制度も、労働者の立場から 使交渉を行い、制度をつくっているが、他 各企業は今、一斉に雇用延長に関する労
宣伝は全くのペテン
た シニア協定 の実態 1 =
熊
のときの旧動労(現在のJR総連)の裏切り ウンするような制度は、国鉄分割·民営化 5歳、57歳で基本給がストレートに大幅ダ %になることをさすものだが、そもそも、 ンが、それぞれ85%から90%、18%から80 これは、5歳·57歳以上の基本給のダウ
伝をしているが、これも全くのウソだ。 るという『ぬきんでた』もの」などという宣
東労組は、「シニアの在職条件を改善す
在職条件改善もウソ
制度」なのだ。
持ち込んで、現状を改悪したのが今回の「 のように宣伝し、しかも「採用試験」などを
ですらそうだった。それをあたかも大成果
退職後も関連会社で働いている。国鉄時代
ていたことに過ぎない。事実多くの仲間が、 など、これまでも希望すれば受け入れられ
そもそも、退職後の関連会社への再雇用
ないことまでやってのけるのだ。
に、労働組合としては絶対にやってはなら 動労千葉や国労、鉄産労をつぶすためだけ
崩れるか知れない会社との蜜月を維持し、 の組合員ではないのか。だが彼らは、いつ どうなるのか。差別·選別されるのは自ら
西日本やJR東海で同じことがやられたら
とっくに会社から使い捨てられているJR
の身にも降りかかってくることだ。例えば、
こんなことをやれば、いずれそれは自分
さこそ革マル特有のものだ。
な行為はない。このゾッとするほどの卑劣 おり、働く仲間に攻撃加えることほど卑劣 逆手にとって会社と一体で差別·選別をあ のかという、労働者にとって切実な課題を
いかに雇用の空白を埋め、生活を確保する だ。しかしそもそも、年金の支給年令まで
もちろんこんなことはできはしないこと
キャンペーンを行っているのだ。
「東労組だけが再雇用される」などという
った方が正確だろう。そして、自作自演で
機会をつくるために、会社と合作したと言
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
問題はより大きいのだ。
とだ。何が在職条件の改善か。 たものが、8千円になってしまうというこ ない。現在では、2万5千円支払われてい
次号につづく
結のもつ問題は、以上の点ばかりではない。 としているのだ。だが、「シニア制度」妥
まし、動労千葉や国労解体にかりたてよう 晴らしい成果だ」と宣伝して、組合員をだ JR東労組は、ウソにウソを重ね、「素
基本給40万円として、わずか8千円に過ぎ
で見れば、基本給は2%上がるが、それは 廃止されてしまう。「原則出向」の57歳時点
いる。しかし今回の修正提案では、これも
で「特別措置」=二万五千円が支払われて
齢者の出向には、基本給を補うという主旨 それだけではない。現在の制度では、高
11
実際は賃金ダウン!
て悪い」としか言いようがない。 がるのだから、それ自体が「 ら拒否し、賃金だけは5歳以降10~15%下 ぬきんで
裏切りの証」でしかない。 働者に適用されようとしている意味で、「 JRが労使一体で導入した悪例が全国の労
の場合は、定年延長はもとより継続雇用す だ。これと比べれば明白だが、JR東日本
ら現行賃金を10~15%下げる」というもの
が注目されているが、その条件が「6歳か
士電気が「65歳定年制」を打ち出したこと ずに継続雇用する」としているなかで、富 例えば今、多くの企業が「定年は延長せ
これは、成果などでは断じてないばかりか、 の賃金削減を労働者に迫っている。つまり 制度を見習い、雇用延長とからめて高齢者
各企業は今、JRが13年前に導入したこの
てJRが「ぬきんでていた」だけのことだ。
例をつくったものに他ならない。悪例とし
によって、JRが他企業に先がけてその前
在職·退職条件の主な変更点
:
!
◎55歳以上の賃金
.
: :
現 行
年 令 基本給
55歳~
85%にダウン
57歳~
78%にダウン
改訂
年 令
基本給
55歳~
90%にダウン
57歳~
80%にダウン
1
◎1 5 7歲原則出向」
57歳原則出向
現行
55歳以上の社員が出向する 場合、「出向手当」25,000円
廃止
◎ニューライフプラン休職(退職前提の休職)
退職前提休職
退職前提休職;
Aコース
55歳~2年
休職中の賃金 退職金の加算
100 100
70
100
300円
Bコース
57歳~2年
100円
55コース 55歳~1年 100
56コース
57歳~1年
100
57コース
55歲~1年
70
58コース
57歳~1年
100
·雇用形態は一年以内の有期雇用契約
〇的歳定年延長問題
·再雇用にあたっては「採用試験」を実施
休職中の賃金
◎早期退職する場合の退職加算金
退職年令
退職金の加算
50歳退職
700円
現
55歳退職
500万円
56歲退職
+ 20万円
行
57歲退職
300万円
+ 40円
58歲退職
+ 60万円
59歲退職
+ 80円
60歳退職
+100万円
1
退職年令
50歳退職
700万円
改
55歳退職
500万円
56歳退職
+ 20万円
57歳退職
500万円
58歲退職
+ 60万円.
59歳退職
+ 80万円
60歳退職
+100万円
退職金の加算
300円
100円
(会社が示した賃金モデルの「最低基準額」) ハーフタイム(週20h)雇用の場合九六万円 ·再雇用賃金は、フルタイム(週40h)雇用の場合一九二万円
定年延長も継続雇用も無し。関連会社への再雇用のあっ旋のみ
退職金の加算
+ 40万円
〇そ の他
◎ 昇進、昇格、昇進試験の受験 資格の年令制限を廃止する。
57歳以上の社員も現場長や 助役等に配置する。
結成20周年
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」(鉄電)
千葉 2935 ·2939番
1 (公) 043(222)7207番
に向け出発!
2000.3.13
No. 5100
「60歳以上の雇用確保実現」などペテン
東労組の『シニア制度」愛結は、
分割·民営化以来の大裏切りだ
りはない」と開き直ったのだ。 を雇用するためのカネなど一銭もだすつも 的責任を一切放棄して、「65歳まで労働者
しかしJR東日本は、企業としての社会
れている。
るように努めなければならない。
達するまでの間、当該労働者を雇用す
されることを希望するときは、65歳に 定年後も当該事業主に引き続いて雇用
事業主は、その雇用する労働者が、
高齢者の雇用安定に関する法律
は、法的にも継続雇用の努力義務が課せら げられるという状況を前にして、各企業に 年金の満額支給年令が順次65歳まで引き上
年延長·継続雇用である。来年4月以降、
今、社会的な課題となっているのは、定
に過ぎない。
会社への再就職をあっ旋する」ということ 「制度」とは、「60歳で定年退職以降、関連
JR東日本が提案し、東労組が妥結した
のスリ替えであり、真っ赤なウソだ。 りを隠すための全くのペテンであり、問題
ンを行っている。だがこれら宣伝は、裏切
基本に関する覚書締結」等の大キャンペー 現」「第2の雇用安定協約=今後の雇用の
JR東労組は、「60歳以上の雇用確保実
定年延長は社会的要請
向の総決算というべき大裏切りだ。
トラ·首切り攻撃の扉を開いた、変節·転 国鉄方式」と呼ばれる現在の国家的大リス
人の国鉄労働者の首切りに率先協力し、「 国鉄分割·民営化攻撃の先兵となって20万 の「修正提案」を裏切り妥結した。これは、
3月1日、JR東労組は、「シニア制度」
否、容認したというよりも、差別·選別の
東労組はこれをいい諾々と受け入れた。 この一点だけでも許せないことだ。 ないというのか。まさに前代未聞の非常識。
ってどうしてこんな扱いをしなければいけ
いてきた労働者に対して、60歳にまで な していることだ。40年間も国鉄ーJRで働 の再就職あっ旋に際して「採用試験」行うと
しかも断じて許せないのは、関連会社へ
「採用試験」の非常識
いくるめようとしているのだ。
などと称して組合員をだまし、黒を白と言 を「雇用確保実現!」「第二の雇用安定協約」
しかも会社ばかりか、JR東労組もそれ
では通用しないのである。
じないのだ。社会全体の常識はJRのなか 「会社も犠牲者みたいなものだ」と言って恥
表している。しかしJR東日本は団交でも、
少なくとも法の枠組にのっとった見解を発
延長は避けられない課題」(富士電気)等、 雇用は企業の社会的責任」(三越)、「定年
他の大手企業では、経営側も「高齢者の
…」と言わざるを得ないしろものなのだ。
どうかという議論も確かにありますが 、… でも、会社自身が「『制度』と呼べるものか
ほどひどいものは他にはない。交渉の過程 用を行おうとしている。JR東日本の提案
少なくともその企業の責任において継続雇
見れば多くの問題をはらむものばかりだが、
企業の雇用延長制度も、労働者の立場から 使交渉を行い、制度をつくっているが、他 各企業は今、一斉に雇用延長に関する労
宣伝は全くのペテン
た シニア協定 の実態 1 =
熊
のときの旧動労(現在のJR総連)の裏切り ウンするような制度は、国鉄分割·民営化 5歳、57歳で基本給がストレートに大幅ダ %になることをさすものだが、そもそも、 ンが、それぞれ85%から90%、18%から80 これは、5歳·57歳以上の基本給のダウ
伝をしているが、これも全くのウソだ。 るという『ぬきんでた』もの」などという宣
東労組は、「シニアの在職条件を改善す
在職条件改善もウソ
制度」なのだ。
持ち込んで、現状を改悪したのが今回の「 のように宣伝し、しかも「採用試験」などを
ですらそうだった。それをあたかも大成果
退職後も関連会社で働いている。国鉄時代
ていたことに過ぎない。事実多くの仲間が、 など、これまでも希望すれば受け入れられ
そもそも、退職後の関連会社への再雇用
ないことまでやってのけるのだ。
に、労働組合としては絶対にやってはなら 動労千葉や国労、鉄産労をつぶすためだけ
崩れるか知れない会社との蜜月を維持し、 の組合員ではないのか。だが彼らは、いつ どうなるのか。差別·選別されるのは自ら
西日本やJR東海で同じことがやられたら
とっくに会社から使い捨てられているJR
の身にも降りかかってくることだ。例えば、
こんなことをやれば、いずれそれは自分
さこそ革マル特有のものだ。
な行為はない。このゾッとするほどの卑劣 おり、働く仲間に攻撃加えることほど卑劣 逆手にとって会社と一体で差別·選別をあ のかという、労働者にとって切実な課題を
いかに雇用の空白を埋め、生活を確保する だ。しかしそもそも、年金の支給年令まで
もちろんこんなことはできはしないこと
キャンペーンを行っているのだ。
「東労組だけが再雇用される」などという
った方が正確だろう。そして、自作自演で
機会をつくるために、会社と合作したと言
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
問題はより大きいのだ。
とだ。何が在職条件の改善か。 たものが、8千円になってしまうというこ ない。現在では、2万5千円支払われてい
次号につづく
結のもつ問題は、以上の点ばかりではない。 としているのだ。だが、「シニア制度」妥
まし、動労千葉や国労解体にかりたてよう 晴らしい成果だ」と宣伝して、組合員をだ JR東労組は、ウソにウソを重ね、「素
基本給40万円として、わずか8千円に過ぎ
で見れば、基本給は2%上がるが、それは 廃止されてしまう。「原則出向」の57歳時点
いる。しかし今回の修正提案では、これも
で「特別措置」=二万五千円が支払われて
齢者の出向には、基本給を補うという主旨 それだけではない。現在の制度では、高
11
実際は賃金ダウン!
て悪い」としか言いようがない。 がるのだから、それ自体が「 ら拒否し、賃金だけは5歳以降10~15%下 ぬきんで
裏切りの証」でしかない。 働者に適用されようとしている意味で、「 JRが労使一体で導入した悪例が全国の労
の場合は、定年延長はもとより継続雇用す だ。これと比べれば明白だが、JR東日本
ら現行賃金を10~15%下げる」というもの
が注目されているが、その条件が「6歳か
士電気が「65歳定年制」を打ち出したこと ずに継続雇用する」としているなかで、富 例えば今、多くの企業が「定年は延長せ
これは、成果などでは断じてないばかりか、 の賃金削減を労働者に迫っている。つまり 制度を見習い、雇用延長とからめて高齢者
各企業は今、JRが13年前に導入したこの
てJRが「ぬきんでていた」だけのことだ。
例をつくったものに他ならない。悪例とし
によって、JRが他企業に先がけてその前
在職·退職条件の主な変更点
:
!
◎55歳以上の賃金
.
: :
現 行
年 令 基本給
55歳~
85%にダウン
57歳~
78%にダウン
改訂
年 令
基本給
55歳~
90%にダウン
57歳~
80%にダウン
1
◎1 5 7歲原則出向」
57歳原則出向
現行
55歳以上の社員が出向する 場合、「出向手当」25,000円
廃止
◎ニューライフプラン休職(退職前提の休職)
退職前提休職
退職前提休職;
Aコース
55歳~2年
休職中の賃金 退職金の加算
100 100
70
100
300円
Bコース
57歳~2年
100円
55コース 55歳~1年 100
56コース
57歳~1年
100
57コース
55歲~1年
70
58コース
57歳~1年
100
·雇用形態は一年以内の有期雇用契約
〇的歳定年延長問題
·再雇用にあたっては「採用試験」を実施
休職中の賃金
◎早期退職する場合の退職加算金
退職年令
退職金の加算
50歳退職
700円
現
55歳退職
500万円
56歲退職
+ 20万円
行
57歲退職
300万円
+ 40円
58歲退職
+ 60万円
59歲退職
+ 80円
60歳退職
+100万円
1
退職年令
50歳退職
700万円
改
55歳退職
500万円
56歳退職
+ 20万円
57歳退職
500万円
58歲退職
+ 60万円.
59歳退職
+ 80万円
60歳退職
+100万円
退職金の加算
300円
100円
(会社が示した賃金モデルの「最低基準額」) ハーフタイム(週20h)雇用の場合九六万円 ·再雇用賃金は、フルタイム(週40h)雇用の場合一九二万円
定年延長も継続雇用も無し。関連会社への再雇用のあっ旋のみ
退職金の加算
+ 40万円
〇そ の他
◎ 昇進、昇格、昇進試験の受験 資格の年令制限を廃止する。
57歳以上の社員も現場長や 助役等に配置する。
