農地とりあげを絶対に許さないぞ!
市東さんの農地裁判判決に向けて全国から結集―7・14三里塚全国集会(千葉市中央公園)
7月14日、千葉市中央公園において「市東さんの農地を守ろう 三里塚全国総決起集会」が開催された。2週間後の7月29日に千葉地裁で市東孝雄さんの農地法裁判の判決が予定され、農地強奪をめぐって予断を許さない情勢を迎えている。三里塚反対同盟は、この間全国によびかけて農地取り上げに反対する緊急署名を集めてきた。
集会には炎天下のなか900名が結集し、反動判決を許さない決意をうち固めた。
萩原富夫さんの司会で開催され、最初に北原鉱治事務局長が主催者あいさつに立ち、「17日に農地強奪反対署名を提出する。今の日本は全く展望が見えない。反対同盟は未来をかけて闘いぬく」と訴えた。
連帯のあいさつに立った動労千葉・田中委員長は、「安倍は全面的な民営化攻撃をかけてきている。TPP、農地活用政策は全面的な農業破壊だ。資本主義社会の崩壊の象徴が安倍だ。分割・民営化から26年、『国鉄改革』の本質をついに暴き出すところまできた。解雇撤回・外注化阻止の闘いの中に労働運動を再生させ、全労働者の未来を決する力があると信じ闘っている。労働者と農民の連帯で安倍政権を倒そう。7・29判決に勝利し、市東さんの農地を守り抜こう!」と訴えた。
土地取り上げ裁判自体が不当
いかなる判決も受けて立つ
―市東孝雄さん
市東孝雄さんは冒頭、自分の農地が「そもそも裁判にかけられること自体が不当であり納得できない」と、これまでのNAA(成田空港会社)の違法行為、デタラメな証拠などを弾劾した。そして、自らの生い立ちを含めて語り「裁判でNAAは私の畑を6~7割奪おうとしている。農民にとってこれは農業やめろということだ。耕作権補償などといっているが、カネより大切なものがいっぱいある。いかなる判決でも受けて立つ。身体を張って闘う」と堂々たる決意を表明した。
反対同盟顧問弁護団が登壇し、葉山弁護士を先頭に裁判勝利に向けた弁護団の決意を全員が表明した。
まとめと方針提起を萩原進事務局次長が行った。「緊急署名は短期間であったが、1万1588筆集まった。同盟は一斉行動を3回行って周辺地域への署名集めを行い、大きな反応があった。7・29の判決日には、今日を上回る結集で臨もう」と訴えた。
千葉市中心分をめぐるデモに多くの注目が集まった。
市東さん農地法裁判 7・29農地裁判 判決闘争
■10:30~集会
■11:00~デモ
(千葉市中央公園)
■判決 13時30分 千葉地裁601号法廷