「東労組分裂」に際し訴える 今こそ闘う労働組合が必要だ!

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会社の思うままにさせてはならない!
動労千葉は反撃にたつ!ともに闘おう!

「労組なき社会・職場」を許すな!

東労組が分裂必至の状況に入っている。現場組合員を置き去りにした「本部派」と「三地本派(東京・八王子・水戸)」のいがみ合い。この事態に誰よりほくそ笑んでいるのは、会社だ。

「どう転んでも脱退者を増やして社友会に組織できる」――それが会社の狙いだ。分裂となれば、本部派・三地本派を問わず、会社の解体攻撃がこれまでの段階を超えてかけられることは間違いない。

会社の思うままに組合を解体されていいはずがない! 「労組なき職場」は、どんなひどい施策にも一言も声もあげられず、会社の好きにできる職場にするということだ。現場労働者どうしが競争しあい、蹴落とし合わなければならない職場にするということだ。絶対に許すわけにはいかない!

今こそ労働組合の力を発揮する時だ

職場では、ジョブローテーション提案や鉄道業務をすべて外注化・別会社化する攻撃など、鉄道会社の常識を覆すような攻撃が次々にかけられている。まさに労働者のために労働組合の力を発揮すべきときだ。

そして、現場には会社の脱退強要に耐えている組合員や、社友会を拒否している仲間がいる。「労働組合は必要だ」「仲間を裏切るわけにはいかない」という思いのはずだ。

ジョブローテーション提案についても、「なぜ車掌や運転士の職名を廃止しなければならないのか」「安全レベルが低下しない根拠がわからない」「生活設計がたてられない」「任用の基準は信用できない」「4月以降、どこに配転されるのか」といった怒りと不安の声があがっている。

この攻撃の重大さは、鉄道に働くものならば誰もが感じている。だからこそ、労働組合の役割は、この攻撃に真剣に闘う方針を提起し、現場組合員と必死に向き合って討論し、闘う団結を組織することのはずだ。

労組なら現場組合員のために闘え!

だが、東労組本部はジョブローテーション妥結を強行した。「反対だけでは展望は開けない」といって、現場の思いを踏みにじり、諦めさせ、会社と一体で怒りを押さえつける道を選んだ。絶対に許せない! 「私たちのジョブローテーションをつくり出そう」? ふざけるな!

「本部派」は幹部の保身のために頭を垂れ、会社の許しを請うている。だから、「労働委員会への不当労働行為救済の申し立て」を統制処分までして止めなければならなかったのだ。

「三地本派」もまた、主張が「不当労働行為救済申立て」一色になり、ジョブローテーションや外注化攻撃については完全に容認状態だ。現場組合員は「不当労働行為を許してはならない」という思いでいたはずだ。だが、幹部は明らかに「対会社」で闘うためではなく、「対本部」の財産争いのために使っている。

これが労働組合の姿か! 組合員の思いとは関係なく財産の取り合いをやっている場合か!

全組合員、そしてすべての仲間に訴える。今こそ闘う労働組合が必要だ。「労組なき社会」攻撃をうち破ろう! 闘う労働組合を職場に取り戻すため、ともに闘いにたちあがろう!

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