書記次長に北村君(幕張)、
新執行委員に青山君(幕張)、 北嶋君(幕張)、樋口君(千葉機)
定期大会2日目は、運動方針案(闘いの基調と課題)、予算案、規約・規則の改正について提案が行われ、質疑応答に入った(要旨別掲)。本部答弁、委員長の総括答弁(要旨別掲)が行われ、一括で採択された。これを受けてストライキ権批准投票100%で確立された。
新役員の選出では、書記次長に北村君、新執行委員に、青山君、北嶋君、樋口君が選出され、強化された新執行体制が確立された。議長団解任あいさつでは「新たな執行部体制が築かれ、運動方針も採択された。新たな動労千葉として『永久不滅』の魂でがんばっていきたい」との決意が述べられ、関委員長の団結ガンバロー三唱で大会は成功裏に終了した。
出された主な意見
▽内勤の仮眠時間が、結局3時間半とか3時間しかとれない。乗務員も8交番だと周りが早く、休めない。内勤も乗務員も人を増やして余裕をもった形にしてほしい。
▽外注化の結果、タイミーの人が亡くなった。本部と連携して全力で取り組む。11・2集会も支部長先頭に全力で取り組む。ともに頑張りましょう。
▽仕事がきつい。4時間しか寝られない、明で一往復ついてくる。運転士が足りない状態。233系の運用でトイレがない。来年4月からの緩行線ワンマン化について説明を。
▽外板清掃、夏場は炎天下で過酷な作業。これからもやらせるのか。
▽輪軸の不正、新幹線の分離・緊急停止、グループ企業の感電死・転落死。分割・民営化以降すごく増えている。外注化阻止、転籍攻撃粉砕に向けて全力で取り組んでいく。
▽要員不足でいっぱいいっぱいだーそういう声が非常に大きくなっている。CTSの要員はかなり逼迫している。ここを突破口にJRに戻す闘いをやっていきたい。
▽最大の問題は、久留里線の廃線問題だ。全力で取り組む。
委員長総括答弁
貨物では、内外勤が融合され内勤の休憩時間が4時間、睡眠は3時間レベルだ。あらためて闘争体制を確立し、派出体制と内勤1徹体制粉砕へ闘おう。
幕張で労災事故死が発生した。猛暑で秩父商会が「できる」と言っても判断したのはCTSだ。全てはJRとCTSの責任だ。
27年春から総武緩行線をワンマン化するとの発表が行われた。10両の長大編成に運転士1人で乗務してドア扱いも行う。また、山手線の自動運転も34年までに行うとしており、乗務員の代わりに警備員が乗って緊急時にボタンを押すとしている。安全が完全にないがしろにされている。
「新たな組織と働き方」提案が出て千葉運輸区では車掌8名が辞め、幕張でも退職者が出ている。職名廃止、融合化、能力給、予備もなくし、退職金制度も廃止。こんな会社に人が入ってくるのか。
京葉車両Cの機能保全を来年4月から外注化しようとしている。今度の外注化は戻る場所のない攻撃であり、JRは転籍を狙っている。組織拡大を実現して外注化阻止を闘おう。
参院選で参政党が躍進し、自民党の総裁選でも国家主義・排外主義の大宣伝が行われている。「日本人ファースト」が叫ばれたとき「恐ろしくて家の外に出られなかった」という外国人もいる。労働組合として絶対に許してはならない。新自由主義攻撃は、社会を根本から崩壊させてきた。人口がこれから先百万人単位で減少する。経団連は外国人労働者を688万人導入する方針を掲げた。家族を含めれば1千万人だ。支配階級は外国人を「内乱勢力」と見ている。そうなればより激しい差別・排外主義の扇動が行われる。女性差別や「障がい者」差別、部落差別など、差別と対決できる労働運動でなければならない。
在日・滞日外国人とともに闘うことができたとき、われわれの運動は巨大な獲得力を持つ。そういう意味でも11・2労働者集会で、戦争に反対し、排外主義と対決して闘うことは決定的な意味をもっている。
9月19日の1047名解雇撤回の控訴審は、全国から240名が参加し、「警備法廷」を撤回させ結審策動を粉砕した。この力で1047名解雇闘争の勝利をかちとろう。次回、1月23日の高裁も全国闘争として訴えたい。
最後に、11・2労働者集会には、民主労総や旭硝子支会、ILWUローカル10も参加する。組合員、シニア組合員、家族会、OB会、支援の仲間を含め芝公園を満杯にする集会にしたい。