「地域、街頭、職場で自国政府の戦争政策と闘い、労働者同士が殺し合うのはなく、国境を超えて団結すること。労働組合の最も重要な任務は、『戦争を阻止する』こと」ー「台湾有事」=東アジアにおける戦争を具体的に阻止するために、日韓労働者の連帯した闘いが求められています。11・2集会の発言を紹介します。
民主労総ソウル地域本部キムホジョン事務処長
24年初冬、ユンソンニョル政権の非常宣布に対し、民主労総は、「反民主戒厳を国民は許さない」と緊急声明を発し、政権退陣まで無期限ゼネストを決意し、5か月近く市民社会団体と連帯し、街頭闘争を組織しました。特に雪の降る1月、官邸がある漢南洞(ハンナムドン)の道路を占拠し、3日間夜通し闘いました。労働者、農民、市民、特に20~30代の女性同志たちの連帯が光り輝いた闘争でした。
今回の闘いは、単純な政権退陣闘争を超えて、「社会大改革」という議題を社会に提示し、多様な少数者の声が響き渡る連帯の広場を作り出しました。
APECの首脳会談に対して国際民衆行動を組織し、闘いました。トランプとイジェミョン政府は関税と経済収奪に合意し、原子力潜水艦建造、核燃料供給まで決定しました。戦争危機を高める危険な決定です。今後も労働者国際連帯に一層積極的に取り組みます。同時に同志たちの「全国労働者総決起集会」闘争に深い連帯を送り、米日の中国侵略戦争阻止! 米、イスラエルのパレスチナ・ガザ虐殺阻止! 外国人労働者、難民の強送制還阻止! 民営化、労組破壊、非正規職化阻止闘争を共に闘います。
国際的に団結すれば、労働者は負けないということを旗印に、戦争、排外主義、すべての差別に立ち向かい、力強く闘いましょう。
金属労組旭硝子支会 チャホノ支会長
労働組合を作ったら解雇され、9年2か月ぶりに勝利し復職しました。旭硝子支会の闘いは、非正規職22名という少数で闘っても勝利することができるということを示しました。
勝利することができた第一の理由は、しっかり団結したからです。労働者の団結が最も重要です。解雇されたおかげで、日本の同志たちにも会い、国際連帯とは何かを全身で学びました。 韓国には日本の企業韓国オプティカルハイテックから解雇され、闘っている労働者がいます。女性労働者が600日の高空籠城を行いました。日東電工の横暴に立ち向かい、闘うオプティカル労働者たちの闘争に多くの関心と連帯をお願いします。
韓国では「サード配備反対」を掲げ10年闘っています。住民を中心にサード軍事基地前で戦争に反対する闘争を粘り強く繰り広げています。帝国主義に立ち向かい、労働者の団結と国際連帯がどれほど重要か気づかされました。私たちが団結すれば、労働者民衆の闘いはどんな政権でも打ち砕くことはできません。
同志の皆さん、共に闘い共に勝利しましょう。
トゥジェン!
11・1国際連帯集会に160人結集
11・2全国労働者集会の前日の1日、国際連帯集会が千葉商工会議所ホールで開催され、160人の仲間が結集し、ともに闘う決意を固めました。
関委員長の主催者挨拶ののち、動労千葉国際連帯委員会が基調提起を行い「真正面からこの国のからくりと戦争反対を訴えれば、多くの共感が生まれ、『共に闘おう』と決起が始まっています」と報告しました。
海外代表団からは、民主労総ソウル地域本部キムホジョン事務処長、金属労組旭硝子支会のチャホノ支会長とオスイル首席副支会長、イタリア・SIーCOBAS、オーストラリアの社会主義組織の活動家、闘う在日外国人労働者の仲間から共に闘う決意と連帯の発言を受けました。最後に、中村副委員長がまとめを提起し、翌日の集会の成功を誓いあいました。
集会終了後にはDC会館において海外代表団の歓迎会を開催し、連帯を深めました。




