「原価計算からいえば内房線は赤字」 と公言

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館山運転区?木更津支区廃止問題で千葉支社団交(9/6)
「 原価計算からいえば内房線は赤字」 と公言
「 地域に密着した輸送体系」 という言葉とは裏腹に、平気で地域を切り捨てるJRの姿勢を絶対に許すことはできない!

 全ての組合員のみなさん!
 地域の足を守れ!館山運転区廃止反対ー内房線を切り捨てるなの声は、今、大きく地域からまき起ころうとしている。

列車削減をあらかじめ宣言したと同じだ

 9月24日に館山商工会議所で開催される館山地域集会には、館山支部も構成団体として参加している安房地区労働者福祉協議会が、館山地域集会の後援を行うことを正式に決定し、また、館山市長や館山市観光協会、館山市議会議員も参加する予定だ。
 さらに、この間内房線の周辺自治体等に館山地域集会への参加要請を行ってきたところ、南房総市からも市長が参加する予定だとの連絡が入っている。鋸南町も代表を参加させる方向で検討を進めている。
 地域からも館山運転区廃止ー地域切り捨てへの怒りが大きく上がろうとしている。9月24日の「館山地域集会」に、各支部から全力で集まろう。

館山市をはじめ周辺自治体からも参加

 こうした中、9月6日、JR千葉支社において、動労千葉申31号及び37号に基づき館山運転区ー木更津支区廃止に関する団体交渉が行われた。
 千葉支社は、「木更津運輸区の要員規模や担当行路等についての詳細はまだ明らかにできない」「要員提案は12月頃になる」との回答を行うだけで「木更津運輸区」に関する具体的な内容は全く回答しないという極めて不誠実な対応に終始した。
 一方千葉支社が、館山運転区ー木更津支区廃止の理由を「将来的な輸送体系の変化を踏まえ」てとしている点について組合側からの追及が行われた。
 千葉支社の回答(別掲)は、怒りなしには聞くことができないものだ。「内房線は赤字だ」「将来も乗客が増えることはない」とはどういうことだ。70キロ圏(木更津、君津まで)までは列車を確保するが、それ以遠は将来にわたって列車を削減することをあらかじめ宣言したと同じことではないか。こんなことを許せば、ローカル線はバタバタと切り捨てられてしまう。
 結局、JRが考えていることは、「地域に密着した輸送体系」という、いかにも受けのいい言葉とは裏腹に、儲からない線区には列車を走らせない、乗務員基地は置かないということだ。
 しかも、駅舎の改築では、地元自治体にほとんどの経費を負担させておきながら、地元から「列車を増やしてもらいたい」との切実な要望が出されいるにもかかわらず、その声を一切無視するというJRの姿勢は絶対に許すことはできない。
 JR千葉支社は、「木更津運輸区」の詳細を明らかにしろ!
地域の切り捨てにつながる館山運転区ー木更津支区の廃止計画を即刻中止しろ!

千葉支社回答(要旨)

 将来の点で言えば、少子高齢化が進み、乗客が増えることはない。仮に列車を増やした場合、会社への負担が多くなり、かなりの経費を使うことになる。今も70キロ圏を境に顕著に差が出ている。内房線は、原価計算で言ったら赤字だ。
 館山道が全線開通するれば、自動車に乗客を取られ今以上に少なくなることは明らかだ。

地域の足を守れ!JR館山運転区の廃止?内房線の切り捨てに反対する
館山地域集会

日 時  9月24日 (日) 14時から
場 所  館山商工会議所・2階大会議室
館山市八幡821 0470(22)8330
主 催  国鉄千葉動力車労働組合 館山支部
後 援  安房地区労働者福祉協議会
内 容  動労千葉からの状況報告等
発言予定 辻田 実館山市長
     館山市観光協会会長 他
 ※館山駅から送迎用の車を用意します
 ※自家用車で来場する場合は、北条海岸又は  付近の駐車場を利用して下さい
◎地域から館山運転区廃止反対、地域を切り捨てるなの大運動をまき起こそう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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