「労働協約を締結していない組合に効力は及ばない」 と回答

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「『覚書』=労働協約を締結していない組合に効力は及ばない」 と回答

「『ライフサイクル』の深度化」に関する「 覚書」 =労働協約に対する会社回答(5/16)

組合 「『ライフサイクル』の深度化」 に関する「 覚書」 は、労組法上の労働協約か。
会社 明確な労働協約であると認識している。
組合 会社は、就業規則の「 任用の基準」 で「『ライフサイクル』の深度化」 の運用を行うと言っているが、労働協約を締結した場合、「 覚書」 =労働協約が優先することになるのではないか。
会社 就業規則より労働協約が優先する。
組合 それでは、「『ライフサイクル』の深度化」 に関する「 覚書」 =労働協約の適用範囲はどうなるのか。
会社 「 覚書」 =労働協約を締結した労働組合に効力が及ぶことになる。
組合 「 覚書」=労働協約を締結してない動労総連合の組合員には効力は及ばないと考えるがどうか。
会社 一般的には及ばなくなる。

仲間を守るためにストライキで闘おう!
JR東日本は、動労千葉組合員への適用をやめろ!

 動労総連合は、5月16日、「『ライフサイクル』の深度化」に関する「覚書」=労働協約について、JR東日本との団体交渉を行った。
 団交の中で動労総連合は、「シニア協定」の経過を考えれば、「覚書」=労働協約を締結していない労働組合には、「覚書」=労働協約の効力は及ばないことを問い質したところ、JR東日本は、「『覚書』を締結した労働組合には効力が及ぶ。締結していない労働組合には効力は及ばない」との回答を行ってきた。
 この回答は決定的な回答だ。動労総連合に所属する組合員には「『ライフサイクル』の深度化」を適用できないということを、JR東日本が認めたということだ。
 しかし、JR東日本は、「効力が及ばない」と回答する一方、「任用の基準で運用する」との回答も行っている。JR東日本の回答は、矛盾そのものだ。
 「『ライフサイクル』の深度化」提案には「 通常の異動の他に、全員が40歳までに駅へ異動する」 と明記されているとおり、この施策自体が「通常の異動」ではないのだ。会社は、そのために「 覚書」 =労働協約で運用しようとしたのだ。協約を締結していない以上、効力が及ばないのははっきりした。
 こうした中で本日(19日)、千葉支社においてあらためて「『ライフサイクル』の深度化」に関する団体交渉が行われる。
 動労千葉は、この団体交渉において千葉支社が、動労千葉に所属する組合員に対する「『ライフサイクル』の深度化」に関する運用を行わないと回答しない場合、「ライフサイクル」粉砕に向けて断固としてストライキに起ちあがる。JR東日本は、直ちに「ライフサイクル」を撤廃しろ!動労千葉に所属する組合員への適用を中止しろ!

当面するスケジュール
◆狭山第三次再審勝利!
5・23狭山集会
日 時 5月23日(金)18時30分~
場 所 東京・文京区民センター

◆第Ⅷ期労働学校(実践編) 第1回講座
日 時 5月31日(土)13時~
場 所 千葉市・DC会館
テーマ 「 『俺たちは鉄路に生きる3』から学ぶ」
※各支部から代表参加を!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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