「シニア制度」差別地労委 第3回審問行われる4月24日、10時から、千葉県地方労働委員会において、「シニア制度差別事件」の第3回審問が開かれ、田中書記長に対する組合側主尋問の2回目が行われた。 「要望」の履行を拒否するJR証言の冒頭では、2月20日に千葉地労委の決定として出された「要望」に関するJR東日本との交渉の経過について、交渉の席上会社側は口頭で「労働委員会の意図ははかり知れない」と発言するなど、当初から交渉すらしようとしない態度であったことを証言し、公的機関である労働委員会の決定を今だに無視し続ける会社側の態度を糾弾した。 継続雇用が行えず関連会社も謝罪 続いて、99年12月の「シニア制度」提案以降の交渉経過について詳しく証言を行った。 協定案すら示さずに締結を迫る 99年3月1日の修正提案と同時にJR東労組が「シニア協定」を締結した後に行われた交渉の中で、「シニア制度」については「協定の締結が前提」であることが表明されたこと、しかも協約の締結・未締結により社員の取扱に差別を生ずるようなことはこれまでになかったこと、しかも協定については「締結の方向性が明らかになったら示す」という回答が行われるなど、締結を迫るその協定文の内容すら見せずに締結を迫る会社側の不当な対応を明らかにした。 再雇用された後も組合所属により差別する制度 さらに、再雇用された後に協定を締結していない組合に加入していた場合、JRとして「取り消しにせざるを得ない」と回答するなど、再雇用でJRとは別会社に雇用されたにもかかわらず、その労働者の組合所属まで規制しようとする「シニア制度」のあり方自体を厳しく批判し、田中書記長の証言を終了した。 潮干狩りに行きましょう!潮干狩り大会 |