JRの責任で感染予防対策の徹底を! 中労委反動命令粉砕!6・7国鉄集会の成功へ!

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第3回支部代表者会議(4月14日)

4月14日、動労千葉は、第3回支部代表者会議を開催し、20春闘及び3月ダイ改阻止闘争の総括を行うとともに、現在、新型コロナウィルスの感染が拡大する状況の中で、JRによる感染防止対策の徹底とそれに伴う労働条件の確立、さらに総武緩行線の駅間5秒短縮の撤回、ワンマン運転拡大阻止、1047名解雇撤回に向けて闘いぬき、6月7日の国鉄闘争全国運動集会に向けて全力で取り組む方針を伝達・確認した。

1 20春闘・3月ダイ改闘争の総括について
① 木更津支部・花崎支部長への不当処分に対する支部組合員の怒りを先頭にストを貫徹し、団結強化をかちとったことは決定的であった。
② また、東労組分裂ー「労組なき社会」に向けた攻撃が新たな段階に入り、動労千葉への組織破壊が始まる中、JRへの反撃として闘いぬいたことは大きな成果であった。
③ ジョブローテーションに対しても、不安を抱えながら乗務している平成採の仲間たちに動労千葉の闘う姿を示すことができたといえる。
④ さらに、総武緩行線の駅間5秒短縮運転の強制やワンマン運転拡大阻止に向けた新たな闘いへの総決起の場としてかちとることができた。

2 情勢について
① 新型コロナは世界中で感染が拡大し、感染者200万人、死者13万人に及んでいる。日本でも8千人が感染し、100人以上が死亡している。
安倍政権は、4月7日に緊急事態宣言を発し、「8割の出勤自粛」を要請した。
一方、新型コロナの拡大は、30年以上に及ぶ新自由主義政策の下で、医療や社会保障制度が破壊されてきた事実を突きつけた。
病院数 90年 1万カ所以上↓8300
感染病床 96年 9700床↓1700
保健所 90年 852カ所 ↓ 472
しかも安倍政権は、今後、公立病院424カ所の統廃合、13万床を削減しようとしている。さらに、東京では、3月31日に、都立病院8カ所、公立病院6カ所の独立行政法人化を、新型コロナが蔓延する中決定した。
今後、大量の雇い止め・解雇が激増しようとしている。すでに郵政では1万人の要員削減案が出され、タクシー乗務員の解雇や自動車産業等での操業停止が始まっている。
こうした中で、厚生労働省は、休業手当(6割以上)について、緊急事態宣言により企業の自己都合とは言えないから支払わなくても違法ではないと発表した。
すでに社会では、「自粛を要請するなら国が賃金を補償しろ」との怒りの声が吹き出している。

ジョブローテーション異動の中止、5秒短縮とワンマン撤回へ

3 当面する取り組みについて
(1)1047名解雇撤回闘争について
3月18日、中労委が一度の調査もなく却下命令を下したことに対して、この事実を社会的に明らかにするとともに、6月7日の国鉄闘争全国運動集会の成功に全力をあげることとする。
また、20年夏季物販運動に全力で取り組むこととする。
(2)反合運転保安闘争にについて
総武緩行線での「5秒短縮」運転の強制は、千葉~御茶ノ水間で110秒の短縮など88年12月の東中野事故と全く同じ状況になっている。千葉支社の20年度実行計画には、「総武緩行線遅延対策は『運転操縦方法の見直し』のブラッシュアップ」と記載されている。また、ワンマン運転拡大で内房、外房、鹿島の各線に来年春に導入しようとしている。向こう1年、5秒短縮の撤回とワンマン運転拡大阻止に全力をあげることとする。
(3)ジョブローテーション撤廃に向けて
千葉支社は、新型コロナウィルスの感染が拡大する状況の中で、ジョブローテーション粉砕の異動を実施した。法務省等の政府機関ですら異動を中止する中で、動労千葉としてジョブローテーションの異動の中止、ワンマン運転の訓練中止等を求めて申し入れを行うとともに、制度の撤廃に向けて職場から反対の声を上げるために全力で取り組むこととする。
(4)新型コロナの感染予防について
人との接触を避け、現場労働者の生命と安全を守り、感染拡大を防ぐために、①日中帯の列車削減及び最終列車の繰り上げ、さらに、状況によって全列車の運休の実施、②業務計画の見直しによる不要不急の業務の中止及び出勤人数の削減、研修会等の中止、③感染及び疑いのある場合及び濃厚接触者になった場合、休校に伴う子の養育が必要な場合等は「自宅待機」等の有給扱い、④車両、休養室、詰所等の消毒及び感染予防の徹底、駅等における車両の窓締め等への支社課員、地区指導センターからの動員手配、マスク等が不足している状況に鑑み、JRによるグループ会社を含めた感染予防対策の実施の徹底等について、緊急に申し入れを行うこととする。

以 上

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