闘う労働組合の全国ネットワークをつくりだそう
11・10全国労働者総決起集会を開催
11・10全国労働者総決起集会は、日比谷野音に全国から三〇五〇名が結集し大成功をかちとった。 集会は、動労千葉田中委員長の開会あいさつから始まった。田中委員長は、「9・11事件から世界は一変し世界的規模で戦争が現実化している。日本の労働者をめぐる状況は大変な嵐の中にある。連合には立ち向かう気力もない。首切り、賃下げ、リストラ、戦争への傾斜の中で労働組合がどう闘うのかが求められている。今国鉄闘争は、一〇四七名が団結し新たな陣形が形成されている。これに対して大変な大弾圧がかけられている。当然の団結権の行使に介入した、四党合意で国鉄闘争をつぶせなかったがゆえの大弾圧だ。一〇四七名陣形大運動を巻きおこす。世界、日本の労働者が起ちあがっている。社会全体を揺るがす闘いを展開しよう」とあいさつした。集会は、動労水戸の国分委員長と立川市職の大畠さんの司会で進められた。
アメリカと韓国から連帯のメッセ―ジ
連帯のあいさつの冒頭、「1047名の不当解雇撤回、国鉄闘争に勝利する共闘会議」議長二瓶久勝さんとアメリカの港湾労働者連帯委員会共同代表からのメッセージが読み上げられた。韓国民主労総の金属労働者から連帯のアピールが届いていることも紹介された。 陸・海・空・港湾20労組のひとつである川崎市職員労組港湾支部からは、港に働く自治体労働者として有事法制反対の闘いの前進の報告と「STOP有事法制12・1大集会」への結集を呼びかけ、鉄建公団訴訟弁護団長佐藤昭夫さんは、鉄建公団訴訟が四党合意に対する大きな反撃になっていること。国労に対する弾圧への反撃の一歩として闘おうと訴えた。 憲法と人権の日弁連をめざす会代表の高山俊吉弁護士は、有事立法の制定策動が進む中で司法が戦時司法化しようとしている。闘う労働者とともに40%の弁護士が闘う日弁連として起ちあがるとあいさつされた。とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局次長の小田原紀雄さんは、いてもたってもいられないと立ちあがった。反戦の闘いと解雇、倒産攻撃にさらされている労働者の権利と生活を守る闘いそして反弾圧闘争が結合する闘いを闘いぬこうとあいさつされた。 沖縄名護市選でトップ当選した宮城康博さんは、名護市民からの連帯のあいさつとして沖縄には絶対新しい基地を作らせない決意を明らかにし、闘う労働者と連帯して沖縄の基地をなくし、戦争に反対する声と行動をあげようと訴えられた。 呼びかけ組合代表あいさつとして港合同、関西生コン支部、動労千葉からそれぞれあいさつを行なった。(三組合のあいさつについては次号の日刊動労千葉で報告します)
国鉄闘争への不当弾圧をゆるさない!
特別決議では、「拉致問題を口実にした排外主義攻撃をうち破りイラク侵略戦争反対、有事立法阻止の反戦闘争にたちあがろう」という決議が、三組合の特別声明として、不当逮捕された10名の即時の釈放を要求する「国労闘争団と組合員に対する不当な大弾圧に抗議する共同声明」が全体の拍手で確認された。 そして国労闘争団と逮捕された国労組合員の家族が登壇し、今回の不当弾圧に対する怒りの訴えを行なった。獄中からのメッセージが代読され、逮捕された組合員の家族から「今回の弾圧を家族は絶対許さない、国家権力もそうだが裁判所も国労本部も許せない。夫を取り戻すまで頑張る。支援をお願いします」と怒りの発言が行なわれた。続いてカンパアピールが国労闘争団の小玉さんによって行なわれた。 沖縄行動団と全金本山労組の長谷委員長が決意表明を行なった。 集会宣言を関西生コン支部の仁木執行委員が読み上げ、行動方針提起に続き、関西生コン支部の高副委員長が「一つに国労の仲間にかけられた弾圧に対して反撃の陣形を作っていこう。もう一点はイラクへの侵略戦争に対して今日参加の労働者・労働組合は反戦の旗を職場で高く掲げ戦争に反対し、反撃しよう」との閉会あいさつを行なった。最後に港合同昌一金属支部の木下執行委員の音頭でインターの合唱と団結カンバローを行い集会を終了した。
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